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帯に巻かれた言葉が、読み終わってから深くささる。
<これが、彼女の意思>
読む前は、ただの言葉に過ぎなかったものだと思うけれど、
読み終わった後、これはとても強い言葉になると思う。
そして、その意味も。
たった一言の言葉だけれど、この言葉を裏付ける、
大きな意味を持たせられされるほどになる。
そんな結末だとしても、想像を裏切らない結末だとしても、
辻村深月の世界だから、
有無を言わせない、最初から単純にそうであったのだと
あっさり言われてしまうような結末でも、当たり前の説得力で
私を泣かせてしまうのだ。
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ラストがすごく素敵だった。1人のためにみんなが一生懸命で。登場人物のみんなが好きになりました。そして、辻村ファンとしては、懐かしい人たちが出てきて嬉しかった!
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坂崎あすな 依田いつか 秀人に椿 天木に河野 友春
あすなやいつかの家族も含めた 四ヶ月間の高校生の真摯な生活
自殺を防ごうとする高校生たち
どうしてこんなことができるの?
自分ならあきらめるかも知れないし
手をつけることすらしないかもしれない。
君たちはすごいよ
2人はメジャースプーンの子だったのね!
終盤のどんでん返しにはまいりました。
辻村さんの本には、すぐにのめりこんでしまう。
次が楽しみ
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オチは個人的にはデビュー作のほうがすきです…
(以下ネタバレ)
うーん、いじめるふりをクラス全員が黙認していたとはどうしても腑に落ちないなぁ。
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何らかの原因で3ヶ月前にタイムスリップしてしまった高校生いつか。
元の世界での残された記憶、それはクラスメートが自殺する。
3ヶ月前に戻されたいつかは名前も状況も思い出せないその自殺者を探し阻止しようと奮闘する・・・。
そんなお話。
面白かったぁ。
以下ネタバレしてます。
上巻はいつかが一緒に自殺者を食い止めてくれる仲間を集め
その当事者を探し食い止めにかかっていく流れ。
あんまり大きな展開がないのでだらだらとして少し間延びしてしまっていましたが、下巻に入ると一気に読み進められました。
ラストはえ?え?って思うことが続出。
それまでのネタばらしが書かれているんですが、
もう一度読み返そうってきっと思われると思います。
そして読み返したらホント伏線だらけなんですね。
細かいシーンも真実を知った上で読むと
一度目は気づかなかった登場人物の心理描写なども
違ってくることにハッとさせられます。
そのあたりがすごく面白いなって思います。
登場人物のリンクもおぉっ♪ってなります☆
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読了しました
やっぱり辻村さんの作品は好きだなぁ・・・辻村さんの青春小説は私のツボです
以下ネタバレありつつの感想なので注意!!
最後までいって判明する事実!やられました~
読んでいて、主人公は「いつか」くんなのに、ときどき「あすな」ちゃん視点になってあれ?感じたのはこのせいだったのかと・・・
『子どもたちは夜と遊ぶ』の浅葱の時と同じです。一緒に騙されました。
みんな演技すげぇ・・・これじゃあ騙されちゃうよなぁw
さて、問題はいつかがタイムスリップしたのかどうかですが、きっとしてないんでしょうね。
エピローグで「秀人」と「椿」が正体がわかるとタイムスリップはしてないと確信しちゃいますね。
秀人と椿がすごく良いカップルで読んでる時も好きだったけど、正体がわかってますます嬉しくなっちゃいました。
あの二人が成長して他の作品に登場してるなんて・・・って
他の作品も伏線になってるなんて、確かにこの作品は第一期の総決算といえる作品ですね。
できれば、いつかとあすなの二人のその後が知りたいなぁ~
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以前の作品の登場人物だったとは・・・。気がつくべきだったのかなあ。慌てて読み返してしまいました。ブックオフに売ってなくてよかった。
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やっぱり辻村深月の描く登場人物と世界観は好きだ。
読み終わった後に読んでよかったって思える。
自殺者についてはなんとなくわかるけど、そこに持っていくまでの伏線が張り巡らされていてすごい。
それから登場人物の演技力が半端ないでしょ!あれは騙されるよ。
最後に超どうでもいいことだけど、ふみちゃんと「ぼく」のフルネームがわかってよかった。
2013再読
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すごくいい!!
自殺を止めることに必死になるいつか達の姿ステキです。
友情っていいな。
感動できる素晴らしい作品です!!
それにチヨダ・コーキの名前が出てきたり、ふみちゃんとぼくだったり、辻村ファンにはたまらないです!
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大好きー!
辻村さんの書く話しは温かくなれるから好き。
途中から『あっ。こうかもー』ってわかっちゃうとこあるけど。
読むの辞めれなくなってしまった。
好きな本は小分けにして楽しみたあかのに…。
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レビューを見ると、他の作品にも出てる人物がいるようなのでそっちも読もうかなと検討中。最後のいつかの説得には泣。あすなが泣いてるときは、こっちまで涙が移ってしまい、ラストスパートで二回も号泣してしまった。初の辻村さん作品でしたが、ミステリーと青春のバランスが程よくて気持ちいい作品でした。
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全部が全部、ワンダーランドだった! なんて心が打ち振るわせられる小説なんだ!
実はお恥ずかしい話なのですが、第十一章「石のスープ」に入ってから、私は号泣しっ放しで、涙腺が崩壊したのかと思った。感動出来る! とか言われてる映画観た時とか比べものにならない。全然、比べものにならない! 嗚咽しながら読んでた。泣けた、泣き過ぎて、そのまま寝た。いやあ良い読書体験だった。
ひとつ、この小説を十二分に楽しむには辻村深月作品をデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』から『スロウハイツの神様』まで、全五作を読んでからの方が良い。悪いこと言わない、全部買って全部読んでからの方が圧倒的に楽しめる。ファンサービス云々とかじゃなくて、正直怒濤の如く解き明かされる秘密のひとつひとつがまるで同窓会のようで、俺は……嬉しくて嬉しくて……小説の登場人物たちに「お前ら――ほんと馬鹿真っ直ぐでかっこいいよ!」と最高の賛辞を呈しました。でも、ある意味では反則だと思います! それでも人生で読んできた小説たちの中でも、突出して大切な小説になりました。ちゃんと物語に救われた。【451P】
詳しいレビューは→http://d.hatena.ne.jp/kikinight/20101026/1288029863
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ジャンルとしてはミステリーです。
後半では、何か腑に落ちないと思っていた点が解消されたのですっきりしました。
展開はある程度予想できたのですか、細かいところとか、気づかない点も多少ある感じのミステリーでした。
追記
レビュー読んで気づかないオチがあってびっくりしたので、評価5にします!
だけど、このオチは辻村作品を他に読んでないと気づかないなぁ。
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面白かったー。
意味がないと思ってやっていても、意味は後で生まれてくる。
どんな小さなことでも挑戦していくのっていいなぁ。
なんかそういう青春ってなかったからなぁ。
メインテーマは自殺だから、重いし、いじめが入ってて、気持ちはよくない。
現に、俺はトモハルが最後まで読んでも嫌なイメージのまま固定キャラである。
後、最後のオチは遅すぎた、何もかもが終わっていまさら、、、って感じだった。
これって、複線あったのかな?全然気づかず読んでた。
まぁ最後で残念で普通にオチなくハッピーエンドで普通に終わってたら星5だったのに。。。
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読みはじめて最初に感じたのは、違和感だった。
突拍子もなく、登場する人物。
文章にところどころ出てくるキーワード。
途中で終わる場面。
うん。なるほど、そういうことか。
さすが、伏線の張り方が上手いなあ。