投稿元:
レビューを見る
*感想
修行といえる受験勉強を通じての心の変化が素直に書かれている
思い切ってキャリアチェンジをしようとしている人、キャリア選択に疑問を感じている人にも良い
どういう人生を生きたいか、どういうやりがいで働きつづけられるか、考えるうえで参考になる
*引用
アナウンサーはファシリやバランスをとることで、自分の意見を言うことは求められていない。
情報をいいっぱなし、伝えっぱなしに疑問
誰かの人生に響いているのか
響かなかったから何度も繰り返して放送されるのか
もっと個人の人生に寄り添いたい
とくだねプロデューサー「番組が全力で菊間のことを守るから。菊間は番組のために精一杯仕事をしてくれればそれでいいよ」
通学困難なとき電話で「大丈夫だから、心配しないで!」と快活な声で励ましてくださった先生の言葉は一生忘れない。この人が言うなら、大丈夫なんだ、と暗闇にかすかな希望が見えた瞬間であった。
自分の信念に従って行動できる仕事
弁護士は強くなければ生きていけないし、優しくなければ生きていく意味のない仕事である
間隔をあけずに何回もまわすことで、体に頭に知識を定着させていかなくてはならない
モモ「掃除夫ベッポの言葉」
一度に道路ぜんぶのことを考えてはいかん、
つぎの一歩のことだけ、
つぎのひと呼吸のことだけ、
つぎのひと掃きのことだけを
考えるんだ
すると楽しくなってくる
これが大事なんだな
今までやっていたことを淡々とこなす。その先に普通に試験がある。そうすれば、実力を発揮できる
方法論なんて人それぞれで、要は合格できればいい
死ぬ気で戦う受験仲間だからこそ、話せない本音があった
勉強の不安は勉強で解消するしかない
被疑者との間に信頼関係を構築しなければ真実を引き出すことはできない
自分の活動で何かが変わっていく
試験に追われない勉強は楽しい
批判されないことに慣れてしまうと、裸の王様になる可能性があるから、常に同僚や部下に、自分の訴訟指揮について疑問に思う点があれば指摘してほしいと伝えている
弁護士業とは正解がひとつに限らない世界だから、ボスと考え方が合わないと一緒に仕事をしていくことは難しい。また、新人は自分で仕事を取ってこれないので、ボスのとった仕事が自分の仕事になり、ボスの専門が自分の専門になる。
何をやるかよりも、誰とやるかが重要
人と人とのつながりを重要に感じてきた私にとって、尊敬できる大先輩の傍で働くことがもっとも大事なことだった
弁護士はサラリーマンに比べたら安定とは程遠い職業であうr。でも、これから始まる第二の人生にわくわくしている。高揚感を安定と引き換えに手に入れたのなら、それも悪くない、私らしい。今日も精一杯生きたと思って眠り、朝は今日はどんなことが待っているのかわくわくしながら起きる、それが理想。
自分の可能性を試してみたい
一人でも多くの人の笑顔が見られるように精一杯生きてきたい
投稿元:
レビューを見る
元フジテレビアナウンサーの弁護士転身の記録。
時系列に弁護士になろうと思ったきっかけ、勉強の推移、合格後の研修、など、どうやって転身したかが書かれている。
その内容自体はこの人自体に興味が無ければ「ふーん」で終わってしまうので、他のタレント本と大差ない。
ただ一つだけ深く共感したのは、「流れてくるニュースをひたすら読むだけで終わってしまい、ニュースのその後を追うこともできないアナウンサー」に対して、著者が不満を持っていたという点。
今のメディアは持ち上げるにしろバッシングするにしろ、一過性のものが強すぎ、その後に何の責任も持たないものが多い。
その点にちょっとでも疑問を感じたというのであれば、弁護士として一つ一つの事件を大切に扱ってくれるのではないか、という期待はある。
投稿元:
レビューを見る
菊間さんがビルから転落する様子は生放送で見ていました。あれから紆余曲折を経てなんと弁護士になっているとは!
人生の岐路にたち大きな決断を下し、脇目も振らず、身を粉にしてに目標へとまっしぐら。潔すぎて、眩しく、羨ましい。血のにじむような努力を通して得た果実なので、その高揚感が伝わってきてこちらも高揚してきました。頑張らなくては。
投稿元:
レビューを見る
アナウンサー時代から大好きだった菊間さん。
弁護士になられて、最近テレビや雑誌でまた見かけるようになってとっても嬉しくて。そんな中で、エッセイを出されたことを知り、即買い。一気に読みました。
アツいところ、ストイックなところ、頑固なところ、なかなか弱いところを見せられないところ…
過去2冊のエッセイを読んだ時も思ったけど、彼女とはすごく考え方が似てる部分があるなと感じていて、だから余計に励まされます
。アナウンサー時代に色々あって、退社して弁護士になって。その一文の字面から伝わってくる印象とは全然違うんだ!って声を大にして言いたい。こういう女性になりたい。昔からずっと背中を追いかけてる感じ。
私の人生なんて彼女の人生ほど波乱万丈じゃないけど、人生の節目節目にまた読み返すんだろうなっていう本が増えました。
全部ストレートで行った友人と同じタイミングで修習をして弁護士になられたって言うことで、(勝手に)より身近に感じてしまったり。
菊間さんの弁護士としてのご活躍を楽しみにしています。私も頑張る!!!
投稿元:
レビューを見る
アナウンサー現役時代の彼女のキャラは正直すべて好きだったわけではないけど、この努力は本当にすごい。私も一時挑戦しようとしたことがあったけど、家庭や子育てとの両立や家族の理解も得られず断念。
早く結婚して子育てをしたことは後悔はないけれど、やりたかったことがたくさんあったなと。
司法試験は無理だけど、まだ大学に通いたいと思った。
2回目の挑戦で合格した彼女の頑張りにはホントに素晴らしい。
人間、本当にやろうと思えばここまでいろんなことを削ぎ落してひたすら勉強が出来るんだなと思った。
投稿元:
レビューを見る
著者が、アナウンサーを辞めて弁護士に転職する奮闘記。30代で全く異なる世界に飛び込む勇気、しかもそれが弁護士という超ハードルの高い世界。試験勉強の苦しみが読んでいるだけで伝わって来て、本当に尊敬してしまう。また今の弁護士試験の実情などが具体的に記述されているので勉強にもなり、非常に興味深かった。何かに挑戦するのを渋ったり諦めようとしている30代女性は勇気をもらえるかも。
投稿元:
レビューを見る
フジテレビアナウンサーであった菊間千乃さんが退社後に弁護士になるまでの記録です。読む前は頭の良い人は違うなという程度に思っていました。しかし実際に読んでみると、超難関資格試験に合格するために、ものすごい勉強量をこなしていることがよくわかりました。私も含めて人は生まれつきの頭の良し悪しのせいにして、はじめから諦めてしまいがちです。しかし、生まれつきの能力を全力で生かし切っている人はどれだけいるでしょうか。私もやりたいことに全力で取り組む人生でありたいと思いました。
意気地なしの自分を発奮させてくれる本です。
投稿元:
レビューを見る
アナウンサーから弁護士への奮闘記
全てを捨て臨む姿勢には並々ならぬものがあります。
知らない法曹界が見え興味深い
投稿元:
レビューを見る
書店をぶらついていたら、懐かしい顔。あぁこの人ついに弁護士になったのか…と思い、手に取った。30代の挑戦。やり遂げた根性に拍手。そこはただ尊敬するばかりだけれど、本としてどうか。何というか言葉を扱う仕事をしていた割には、軽いというか、話が自分や身内に向きがちで社会性や深みに欠けるというか。まぁ自分のことを書く本だからよいのだけれど、報道にいても法曹にいてももっと社会をするどく深く見て発してほしいなあというのが感想。そういう立場にある人にはそういう責任があると思う。随分前に、アナウンサー時代の転落事故が目に焼き付いていて同著者の「わたしがアナウンサー」を読んだ時も、そう感じたのを思い出した。
投稿元:
レビューを見る
「37歳で医者になった僕」という本があったが、そのでんでいえば、「38歳で弁護士になった私」か。
新しい司法試験や司法修習生の勉強の様子は、医師国家試験もそうであろうが、まさに地獄の大変さ。
それに比べれば、私がいましている勉強の内容とはまさに雲泥の差の感がある。
それなのに、チョッピリ共感を感じた図々しい私。
今度は、弁護士として仕事の様子を書いて欲しい。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり働く女性の30代は、大きなポイントなのかもしれない。
それまでに自分がこなしてきた仕事や、これからの人生、自分が本当にしたいことなどなど、振り返ったり考えたりする時期なのかも。
退社を考え、決断するくだりの中で、
自らリスクをとって生きる人たちの姿が出てくる。
自分で悩み考えて、リスクを頭にいれながらも道を選ぶことの恐れや大切さを考えるきっかけになった。
投稿元:
レビューを見る
NHKで加藤登紀子さんと対談しているのを見て菊間さんに興味を持ちました。試験中にいろいろ刺激をもらった本です。
投稿元:
レビューを見る
菊間さんと比べたらなんて自分は甘いんだろう、と痛切に感じました。
一方で、成績優秀な彼女の友人(勉強仲間)の話にとても救われました。
「努力コンプレックス」
やらなきゃいけないと思いながら、長時間の集中力が続かず、勉強ができない。努力が足りないとわかっていてもできない。二日でやる気が切れて、翌日はボーッとしている自分がいる。その自分に嫌気がさし、落ち込むことがあったという。
この感覚は凄くよくわかるので。まったく同じ理由で気持ちがダウンすることはいまだにあるので。
でも結局は
「周囲のアドバイスには謙虚に耳を傾け、自分に有用な情報だけを取捨選択し、こうと決めたら後は淡々とこなすだけ」
そう覚悟させてもらえる一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
「アナウンサーから弁護士に」
いろんな報道を聞いて、あまりにも華麗すぎて、才能がある人はいいなぁと思っていました。
でも、その転身には辛い思いや、ものすごい努力があったことを知りました。
この本は、目標に向かってがんばっているすべての人にとってのエールになると思います。
投稿元:
レビューを見る
自分が弁護士を必要としたときには、このような経験をした方に弁護して欲しいと思いました。国の制度も当初の予定通り行かないことも多いでしょうが、現行制度で合格した弁護士が活躍すれば、もっともっと国は元気になるはず!