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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編ではほとんど出てこない大海が舞台。そこはこの作品らしくクラーケンなど魔物が住む。それなりに本編の関わりがあるので必読ではある。
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イシュトヴァーンの少年時代の話。
しかし、プロローグが正伝から始まっているのだから最後は正伝で締めるべきでは・・・?
まあ、幽霊船というネタは好きなので話は楽しめた。
オルニウス号船長カメロンがいい男。
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イシュトヴァーン16歳。
公弟オリー・トレヴァンに博打で大損させたことで追われる身になったイシュトヴァーンは、出航準備を進めるカメロンの旗艦オルニウス号に逃げ込んだ。オルニウス号は、対として並び称されるオルシウス号を襲った幽霊船を探るために南方へ向けて出立する。
幽霊船に遭遇したオルニウス号から海に投げ出されたイシュトヴァーンは、北方の海から来たヴァイキングの船に拾われる。彼らは死者を操るクラーケンを追ってはるばる来たのだという。ニギディアというヴァイキングの女性に惹かれるイシュトヴァーンは、ともにクラーケンを追って幽霊船に再び遭遇する。
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未完のファンタジー、グイン・サーガの3冊目の外伝です。1983年2月に発表されました。
このお話、グイン・サーガでありながら、グインは全く登場しません。主役は王となることを予言された男、イシュトバーンです。
話はグイン・サーガの本編の前、16歳のイシュトがヴァラキアから旅に出ることになったきっかけ、怪物クラーケンとの闘いが描かれます。
この闘いで彼は多くを身につけますが、多くの友を失うことになります。
幽霊船という若干古風なモチーフを使いながらも、小説世界の裏に隠された異世界を垣間見せています。息をもつかせぬスリリングでスピーディーな展開は読者の心を鷲掴みです。
さすがですね。
著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区)
解説:新井素子(1960-、練馬区)
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再読。若き日のイシュトヴァーンの話。
懐かしいなぁ、陽気で大口で自信家のイシュト。夢は見ているうちがいいのかも・・。その若きイシュトが故郷のヴァラキアを出奔するまでの話。
正伝でカメロンがナリス様を見た時に「オレはオレのイシュトの方がいい」というようなことを言ったのか思ったのか、そういうシーンがありましたが、“オレのイシュト”ってこうしてイシュトが若い頃からずっと見守ってきた経緯があったのですね。
幽霊船、今回の私の頭の中ではパイレーツ・オブ・カリビアンのイメージが・・(笑)