投稿元:
レビューを見る
今年100冊目は初・近藤 史恵さんの小説。なかなか面白く、1日で読んでしまいました。本格ミステリーというわけではなく、21歳の大人になりきれていない女の子と不思議な老人が絡んでいくつかの謎がとかれたりする中で、女の子の成長が垣間見えたり。でも女の子の成長物語ってわけでも恋愛小説でもない。。なんていうか、犬・老人・家族etcいろんな要素をすごくキレイに盛り込んでいて 読んでて気持ちいい程度に【この按配が絶妙】いろいろ考えさせてくれる。「サクリファイス」が絶賛を受けている著者ですが、相当な筆力であることは本作品でも良く分かった。続編もあるようだし、今後著者には注目していきたい。
投稿元:
レビューを見る
するっと読みやすいので、通勤中の読書にはもってこい。
読みながら、登場人物のことも作者のことも、私はずっと信じていて、この人が悪い人なはずがない!って思っていたんだけど、様々にはられる伏線に、これは覆しようがないじゃないか、などと慌てていた。
それでもちゃんとこんな結末を用意してくれていて、やっぱりと思いつつ安堵。
にっこり。
投稿元:
レビューを見る
日常ミステリーって感じの作品。頭の切れる老人が、ファミレスでバイトをしている久里子の周りで起こる謎を解いていくのですが、その老人にも過去があって…
近藤さんらしく、文章はとても読みやすいです。最後の話はミステリーとしてのオチがなんとなくわかっちゃいましたが、穏やかに進んでいく物語自体がこの作品の魅力なのかなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
身近な日常に存在するちょっとした謎をさらりと描いたミステリーファミレスのバイトの主人公久里子とちょっと謎の老人のほんわか心温まる交流が楽しめる。
投稿元:
レビューを見る
作者と名前が同じ表記だったので手に取ってみました。(単純な理由)
主人公の普通の女の子と、ちょっと変わった老人のやりとりが面白かった。
3章構成で、全体で一本筋は通っているけど、短編完結型で読みやすかった。
続編も出ているようなので読んでみようと思う。
投稿元:
レビューを見る
近藤史恵の文体がだんだん分かってきたかも。。すごく身近に感じられる、自然体な女子の文体。そして、一番身近なところを疑わせる。これがまたリアルで怖い。。
国枝老人にはほんと、一杯も二杯も食わされた!九里子じゃないけど、ショックでしたよ…。でも、全編通じてほんのりほっこりできた。
解説で「近藤さんは、女の子、を愛しているのだと思う。」という文があって何となく納得。そういえば『あなたに贈る×』からも、そういう印象を受けた。
近藤さんの本も割と好きだなーと再実感。
投稿元:
レビューを見る
近藤先生のお話は難しくなくすとんと私の頭に落ちてくるイメージで、読んでて心情に共感しちゃったり。
気が付いたら主人公と一緒にドキドキしたり不安になってました。
先生の描く男の人が老若問わずにとても好きだ
投稿元:
レビューを見る
どこにでもいるような女の子を主人公なのに、その心情の変化や葛藤などがきめ細かく描かれることでとっても面白い作品になっていると思う。
投稿元:
レビューを見る
誤ってシリーズ2作目から読んでしまったので改めて1作目。
フリーターの姉と三浪で引きこもり気味の弟、両親と二匹の雑種犬
ブリーダーは悪徳なのもいる。
パルボに感染した場合抗体のない仔犬は100%死亡する。仔犬が生まれたら適切なタイミングでかならずワクチンを打ちましょう。それから狂犬病予防もお忘れなきよう、飼い主の義務ですぞ!!
妙な爺はどこにでもいるようだ
完璧に似せようとすると違うところが目立つ、だからあえて似せない
家を建てている現場をみているのは楽しい。足場を組み立てているのをみるのも楽しい。壊すのは切ない。解体するのは寂しい。
投稿元:
レビューを見る
続編から読んでしまったが、逆に明かされる謎を解いていくような感覚がして、楽しめました。
起こる事件は決して穏やかではないのに穏便に解決!
願うだけでなく、実行できる力にありがとうと言いたくなるお話し。
投稿元:
レビューを見る
近藤史恵さんの作品は初めてでしたので、どんな作風なのか気になってました。
21歳の女の子の心情も描きつつ、日常におけるミステリー、そこに潜む悪意もしっかり表現されている。
ただ、後味は悪くなかった。
投稿元:
レビューを見る
なんとなく古本屋さんで目に留まったので買いました。
本当はキリコシリーズの2作目を買いたかったんですが、そっちはありませんでした。
買ってから知ったんですが、これもシリーズものだったんですね。
主人公の久里子ちゃんはなんかかわいらしくて好感が持てます。
謎解きをする国枝老人は素敵です。
私もいろいろ相談したくなっちゃいます。
これもキリコシリーズ同様日常の謎系のミステリーだったので、ちょっと物足りない気もしたけど、普通に面白かったです。
最後の『その人が背負ったもの』が1番好きです。
この話は続きが気になって一気読みしてしまいました。
私的には結構驚きでしたね。
でもちょっと消化不良な終わり方だったので、続編も買っちゃおうかなー
投稿元:
レビューを見る
この作品は知らずに続編から読んでしまったのが心残り!
こういった雰囲気の物語、大好き。
大きな事件と日常の悩みとか、登場人物それぞれの生きてる感がいいな。
また違った世界感だと思うけど、サクリファイスも読みたい。
ファミレスの老人は公園で賢者になる/ありがたくない神様/その人の背負ったもの
投稿元:
レビューを見る
ファミレスの常連客の老人と、この先の人生に不安を抱えるフリーターが、ひょんなことからお話友達に。
身近で起こる事件の鍵をくれるのは、いつも老人。だけど、近所からは痴呆と言われてる彼。そうは見えないんだけど… と言ってる間に、彼はどうやら詐欺師であることが分かるが…
ペースよく読めるお話。完全な悪者っていない、いいお話でした。
投稿元:
レビューを見る
ファミレスでバイトをしているフリーターの久里子。常連にはいつも同じ窓際の席で何時間も粘る国枝という名の老人がいた。近所で毒入りの犬の餌がまかれる事件が連続して起こり、久里子の愛犬アンも誤ってその餌を食べてしまう。犯人は一体誰なのか?事件解決に乗り出したのは、意外なことに国枝老人だった。