投稿元:
レビューを見る
キレイなだけのミステリじゃなく、もやもやとダークな雰囲気の中で、淡い恋もからめてくる感じがうまいなぁ。続編も出てるみたい。この物語の続きはかなり気になるので読んでみよう。
投稿元:
レビューを見る
ファミレスでバイトするフリーター女子と、常連客の老人が、ある時に公園で知り合う。
ふんわりとして柔らかいけれど、苦味やどんより感も併せ持っていて、不思議な作品。
読みやすく、先が気になり一気に読んでしまった。
続編もあるようなので、早く読みたいです!
投稿元:
レビューを見る
続編、読みたくなりました。
もしかしたら、近所の公園でのんびりされているおじいさんも、実はスゴイ人なんじゃないかと妄想してしまいました。
投稿元:
レビューを見る
犬好きにはきっとたまらない小説だろうなあ。犬を飼ったことの無い私でも犬と遊びたくなるくらいだから。
あまりに等身大で普通の人たちの物語だ。
ファミレスで働くフリーターの久里子と店の常連客の老人とのコンビが楽しい。彼らの日常が、誰にでも起こりうると錯覚させられるほどありふれたものなのだ。近藤史恵の文章の読みやすさと相まって、一息に読んでしまった。
定職に就けずに悶々とファミレスでバイトし、家に帰れば引きこもりの浪人生の弟とは美味く折り合えず。
決して明るいとは言えない普通の日々なのだが、そこにぼんやりと差し込む日だまりがあるのだ。読んでいて心がほんわかするのは、ファミレスの老人客や新しくやってきた飼い犬とのふれあいが優しく描かれているからなのだろう。
そんな彼らの周囲に起こる小さな事件(登場人物達にとっては小さくないはずだが)を解決すべく奮闘する彼らをいつのまにか応援している自分がいた。
人に優しくありたいと思わずにはいられない小説だ。
投稿元:
レビューを見る
レストランで、バイトをしている主人公は、ある、常連客の老人のことが、気にかかっていた。かれは、店にいるときと、外で見かけたときと、なぜか、かなり様子が違う。主人公は、老人と親しくなり、身の回りで起きた事件を、いっしょに解いていくようになるのだが…。
最初は、純粋だけど、世間知らずの女の子と、経験豊かな老人の、心暖まる交流、と思っていた。老人に出会ったことで、主人公は、自分とも、家族とも、真剣に向き合っていくようになる。その、信頼していた老人には、実は、とんでもない秘密が!え?騙されていたのか?中だるみしてきたところへ、意外な転回。他の謎解きは、大したことなかったけど、老人に関する「謎」には、やられてしまった。ちょっと、感動。
投稿元:
レビューを見る
フリーターの久里子が勤めるファミレスを舞台に、常連客の不思議な国枝老人を交えて、犬の餌の毒入り事件や食中毒事件、小学生の誘拐事件などの近所で起こる色々な事件を解決するお話。久里子の心情や所々の風景の柔らかな描写が印象に残る。(例えば「夕刻の空気は皮膚にまとわりつかずにすべる皮膚のようだ。」)タイトル通り、ベンチで思索する賢者の国枝氏が鮮やかに事件を解決に導いていくが、最終話の「その人の背負ったもの」では、国枝氏の素姓をめぐる思いもよらぬ展開が待っている。この後に続く物語にも興味がわきました。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりの近藤さんの作品。んで、久しぶりの電子書籍にて。
急な展開で事件が起きたり、ハラハラドキドキする訳じゃないですが、心地よいリズムで進む話。
いつもあっという間に引き込まれてしまいます。
謎かけも終わり方も好きだった。
近藤さんの作品はやっぱり好きだなぁと思えた作品。
投稿元:
レビューを見る
ファミレスでアルバイトをしている21才の七瀬久里子さんと、お客さんでお店にやってくる老人国枝さんが主人公のお話です
ミステリーとは言いがたい、日常的何処にでもありそうな悪意が取り上げられた連作短編集です
久里子さんの不安や不満に共感でき、読後感は良いです!
投稿元:
レビューを見る
一話完結。
出演者同じ。
うんうん。いいね。
シリーズ二作目を一緒に借りといてよかったなーと読み終わった時、ワクワクした。
投稿元:
レビューを見る
知らずに続編(ふたつめの月)を先に読んでしまっていたので、どうかな・・・
と思ったけれど、問題なく楽しめた!!
アンとトモが久里子の元へやってきた経緯が知れて良かった。
続編と同じ感想になるけれど、
仲良く老人に向かって駆け出す2匹が何とも愛らしい。
人との関わり方について、改めて考えてしまった。
周りの評価に影響されず、自分自身の感じ方で人を判断することの大切さと難しさを再認識しました。
投稿元:
レビューを見る
2015/6/26
飛ばしてしまったシリーズ1作目。
結構鬱々とした始まり。
弟が謎なとこが怖かったんだね。
2作目では解決してからのスタートでもっとのほほんとしてたから違和感。
順番通りに読まないとね。
投稿元:
レビューを見る
老人が探偵役の日常系ミステリ
主人公はフリーターで弟はニート気味の浪人
老人は痴呆とか思われてる部分もあったり
なんつーか、設定が暗い
でも、問題の回答はさくっと出るんだよなぁ
ま、その解決方法がまためんどいんだけど
最後の話し
続編があるのはわかってたので、何か理由があるんだろうなぁと思ってたけど
老人の正体がねぇ・・・
何だか腑に落ちない
結局誘拐の犯人扱いのままじゃないのかなぁ?
そんな状態でこれまで通りにできるわけないし
もしそうするんだったらもっと納得出来ない
投稿元:
レビューを見る
近藤史恵さんは大好きな作家さんのひとり。
いつも読み始めからす~っと引き込まれていく。
この本は「ふたつめの月」の続編なのですが、私は先にこちらを読んでしまいました。
が、十分、楽しめました。
ファミレスでバイトしながら悶々とした日々を過ごす久里子は、バイト先のファミレスで國枝老人と知り合う。
國枝老人の言葉が心に刺さる…
ファミレスを舞台に起こるライトミステリーですが、考えさせれることも多く…
「ふたつめの月」をもう一度読みたくなりました。
投稿元:
レビューを見る
「ふたつめの月」の前の作品。
アンとトモの2匹の犬が
久里子の家にやってくる事情がわかった。
久里子にもらわれてよかったね^^
決して順風満帆ではないけれど、
一生懸命「何か」を見つけようとする若者と
生活圏で起きるミステリー。
善と悪はどこで分かれるのだろうか
、ということを考えさせられた。
続きが読みたいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
猫派の私には、犬の散歩の描写が出るたびに「毎日散歩するのはしんどそうだなぁ」なんて思うのだった
犬パルボウイルス感染症なる病気を初めて知る。
次回作は「ふたつめの月」
機会があれば。