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投稿者:Matthew - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の方も書かれてますが、こちらの作品は「賢者はベンチで~」の続編です。前作より少し時間がたち、登場人物の環境もそれぞれ代わっています。ミステリーの内容としては1作目の方が軽く読める感じです。謎のおじいさんの正体が明るみに出てしまったのが少し残念ですが、相変わらずステキなおじいさんのキャラは現在です。
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前作よりも現実的で感情移入できました。
1点だけ気になったのは、一番最初の話の「自分に非がないのにある人物の思惑のみで退職させられ、さらに周りの人には本人が勝手に急に辞めたことになっている」というものです。
私も同じような経験があるせいか、辞めさせた人が悪人ではない(?)としても、なんらかの結末がほしかったです。
その人物自身は、主人公に対して恥ずかしい思いもしたでしょうし、自省もできる人物なのかもしれませんが、他者をそのような立場に置いたことを、社内の他の人間には知らせない、というのは納得いかない気持ちがあります。個人的には、それで何か解決するわけでもありませんが、主人公の名誉を回復し、その人物には相応の制裁を受けてほしかったです。
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契約社員からようやく本採用になった矢先、解顧をいいわたされた久里子。心から喜んでくれた両親の手前、出社するふりをしては日中ぶらぶらと暇をつぶす毎日を送っていた。ある日、偶然すれ違った元同僚の言葉に不審な点が―もしかして私、自分から辞めたことになってる?近藤史恵版『隅の老人』第二弾。
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少しずつ謎の老人の謎が解けてきてます。表題になっている「ふたつめの月」の意味にはホロリとさせられました。まだ、続編が出そうな感じ。主人公の成長に期待。
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本屋で2匹の犬たちと目が合って連れて返った本。
近藤史恵さんの本は初めて読みました。
読み口がさらりとしていて
最後まで一気に読めました。
何より犬たちの描写が魅力的で
作者の犬への愛情が感じ取られました。
内容はすこしシリアスなことにも触れているのですが
この2匹のお陰もあってか、最後は軽い気持ちになれます。
このお話以前のことが書かれている、「賢者はベンチで思索する」も
読んでみようと思います。
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ファミレスのアルバイトから、やっと就職できた久里子だったが、また首になってしまう。悶々とした日々を送る彼女と、彼女が遭遇するミステリー。
*たったひとつの後悔
*パレードがやってくる
*ふたつめの月
「たったひとつ後悔」はその首になったことの話。
うーん。それは久里子があまりにもお人よしだからと、いらいらとするのだけど…。
このお人よし具合と、ナイーブさと、優しさが、物語を形成していっているんだろうなと、思う。
久里子と同年代の読者は、痛みを共有し、その年代が過去になったものを、無知で、無意味に傷つきやすかったかつての自分の姿を思うのだろう。
立原道造の詩を思い出す。
「やさしひとらよ たずねるな」と。
だから、赤坂は姿を消したのかもしれない。
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「待つんですね」「そう、待つんだ」
「賢者はベンチで思索する」の続編。
まとまりが良いな、という印象。まだまだ続いてほしいなー。
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『賢者はベンチで思索する』の続編。
久里子の成長物語としてはいいけど、ミステリにしなくてもよかったのでは…
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隅の老人シリーズ第二弾。
久里子のリストラから話が始まり、今回はちょっとほんわかな雰囲気とは、縁遠い感じ。
第一弾の方が断然面白かった。
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賢者はベンチで思索する、の続編。ややビターなテイストではあるものの、しみじみほんわか出来る作品。主人公の女の子を中心に、探偵役のおじいさんとのからみが本編、彼氏との一向に進まない関係が脇筋で、あまり溶け合ってはいないものの、主人公の真面目さと真摯さがその辺りもカバーしている。地味にいい作品だ。
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「これは、ものすごい悪人は出てこないミステリーです。」
解説の松尾たいこさんの第1声が、この小説の内容をスッキリ説明してくれてる。悪意のある悪人が出てこないミステリー。日常、誰にでも起こりそうな、ささいな事件と、その出来事で成長していく主人公の物語。そして、ほんのり恋愛小説でもあったりする。
『賢者はベンチで思索する』の続編。3つの短編から成り立っているのだけれど、最終的には最後の物語に繋がる伏線が用意されている物語。『賢者〜』ではフリータだった主人公・久里子が就職。けれど、そこを突然解雇されるところから始まる。そして、ずっと会うことのなかった、あの老人に偶然再会する。久里子の仕事の話と、久里子の恋愛と、そして、老人が関わっていることと……。
久里子今後と、老人の今後が知りたいから、また続きが読みたい!是非とも書いてほしい。
第一話 たったひとつの後悔
第二話 パレードがやってくる
第三話 ふたつめの月
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仕事に恋に、日々心揺れ動きながら、少しずつ前に進んでいく主人公、久里子の姿が清々しく描かれています。最後に明かされる、赤坂老人が街灯の電球を気にした理由が、何とも思いやりがあって、心が温まりました。
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「賢者はベンチで思索する」の続編。
23歳の普通の女の子を主役とする連作短編集。
突然会社を首になったところから始まるが、この作家のOLもの、会社ものは好き。
(図書館)
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赤坂老人とOL九里子のお話、パート2。
このシリーズも面白そうだ。会社を辞めさせられた理由探しが、ミステリー仕立てになっている。
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この近藤 史恵はサクリファイスで好きになり、贔屓評価をしてしまうけど、実際サクリファイスがなかったら糞作家だと思うわ。すげーつまんねー。
読みやすいからスラスラ読めるけど内容がつまんなすぎて読んでて苦痛になってくる。
ちなみにこの作品は「賢者はベンチで思索する」の続編なんでこれを読む前にそっち読んでおかないと全くついていけないと思います。
ちなみに前作もそんな面白くないです。