紙の本
20代後半女性なら感情移入
2020/05/04 01:35
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投稿者:あーや - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分と主人公が似てる部分があるということもあって、感情移入しながら読んでいました。
特に20代後半にさしかかってきた人が読むとより面白いと感じられるのではないでしょうか。
どこかにありそうなリアルな世界が描かれている小説です。
電子書籍
女性の心理
2020/03/20 01:39
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼氏の「一」は気になる同級生。初恋の相手。彼氏「二」は主人公にモーションをかけてくるが意中の人ではない。文章がどうこう言うよりも、やはりこの作者は女性の鬱屈して利己的な心情、妄想を面白く書く。題材に共通したものもあるが今のところ飽きない。勝手にふるえてろ、の結末までの展開は意外の連続だった。
電子書籍
脳内恋愛の果てに
2020/03/11 22:41
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学時代の憧れの男子を、大人になっても引き摺っているヒロインが痛々しいです。はた迷惑な暴走の果てに、初めて身近な大切な人に気づく瞬間に心温まります。
電子書籍
微かな希望と絶望。
2018/12/30 16:06
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投稿者:またたび - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレ
表題作「勝手に震えてろ」は、主人公ヨシカが理想を得るか葛藤とも違う妥協で落ち着くのかとシンプルな構造にありながら、共に愛の所在が宙に浮く。その宙に浮いた愛のように思考が浮いた主人公の思考は、時に苛々としながらも時に的を射た内容で、この思考全てが理解出来ない人にはつまらないのかもしれない。しかし、理解出来る人にはこの思考の行く末がどちらにしろ挑戦である事は想像に難くないだろう。
結果として二を選んだヨシカが最後に二の事を、「霧島」と呼ぶところに覚悟だけではなく、微かな希望と絶望を見た。
紙の本
良かったです。
2015/09/06 02:02
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投稿者:和菓子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いので、あっという間に読み終えました。夢中でになって読めました。
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正確には★は3つ半
妄想がどこまでいくのかと思ったけど、割合普通のことのような気がする。
どこまでも美化してしまったりとかは当たり前なこと。
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すごえねぇ。
ジェットコースターみたいだねぇ。ミステリーでもないのにぐいぐい引き込まれちゃったよ。
疲れ目の私ですがスピード感にやられてサクッと読んでしまいました。
巧いんだねぇ。綿谷りささん。
出だしからしてイヤなオンナの話しかと思った。
読み進めていくと「…ん?」
ヨシカ…読み終えると笑える。くくく。と思い出し笑いみたいな。
読んでる最中はヨシカの脳内妄想に(あー。いるいる。いるよね、そういう人!わかるわぁ嫌だよねぇ)なんて共感したりして。
でも、読み終わったあとほんわか笑えるというか。ヨシカが可愛く思えてくる。
引用したい箇所はたくさんある。
娘に響く一文。ハットする一文。
付箋を用意してもう一回読もう。
ストーリーの濃さというよりスピード感ある文章の巧さ。☆3か4か迷ったけれど、そこに☆4つ!
しかし!まずページをめくって閉じたくなったの。
字が大きいよ!行間広い!読みにくいよ!
なんでこんなことになってんの?
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綿矢さんの初期の作品が結構好きだったので、この作品が新たに文庫化されたので読んでみました。
作品を通して綿矢さんらしい繊細で、また洗練された言葉や表現がふんだんに使われていておもしろく感じた。
ただ、題材の面白みもなければ、初期の作品にあったようなフレッシュ感もなくなってしまい綿矢さんが普通の恋愛小説家のようになってしまったことが少し寂しく思う。
また、「仲良くしようか」は頭の中のメモを適当に書きだしてつなぎ合わせたような意味不明すぎる作品。
これを入れるぐらいだったら無いほうがマシなくらいだった。
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あらすじから、主人公に共感できそうだなと思い、読みました。
ちょっと主人公の思考が突飛な部分が多く、あまり共感はできませんでした。
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綿矢りささんの作品を読んだのは何年ぶりだろう。作風が変わった気がする。私は結構好きだった。勝手にふるえてろ以降の作品タイトルが結構興味をひく面白いタイトルなので、他のも読んでみようかな。
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うーん
とにかく軽かったなー
綿矢さんってこんな人だったっけ?
今の私には合わない感じでした。
ところどころはっとさせられるけど心にこない感じ。
残酷なこと言うな、恋心の火は火力を調節できないからこそ尊いんだぞ。
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表紙のかわいさにつられて購入。妄想の世界で「イチ彼」への愛を一方的に温め続けていたヨシカ。ふられてしまうが、最後は彼女に思いを寄せていた会社の同僚の「ニ彼」と結ばれることになって良かった!愛について彼女なりの美意識があっただろうけど、それはそれとして、現実世界できちんと今まとは異なる愛を見つけたヨシカの今後が気になる!
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池袋のクラブでのヨシカと二の会話は、サリンジャーの『フラニーとゾーイー』の冒頭でフラニーとレーンが食事してる時の会話によく似ている。 作中での一番の被害者はイチでもニでもヨシカでもなくて、勝手に自分の名前でmixiに登録された上に同窓会の主催者にされた海外留学中のあの子。
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爆発する妄想力。妙な場面で発揮される抜群の行動力。自分で自分の首を締めているとしか思えない思い込みの激しさ。
なんて不器用な主人公なんだろう。
でも、女性なら誰でもところどころで痛いところを突かれたように共感してしまう部分があるはず。
余談ですが、辛酸なめ子さんの解説もおもしろかったです。
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文庫版から収録の短編だけ読みたくて、読んだ。
おもしろかったー。だらだら喋ってる部分が、良い。時々すごくドキっとする一文が出てきて、うわああああいいなああああああってなる。