武装中学生2045-夏-1 みんなのレビュー
- 著者:岡本タクヤ, イラストレーター:黒銀, 原案:(株)エンターブレイン
- 税込価格:704円(6pt)
- 出版社:KADOKAWA
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紙の本
子供を駒にして何を得る?
2015/09/15 11:21
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
2022年に成立・施行された国防教育法により、一部の中高生は軍事教練を行う学校へと進学するようになっていた。その中でも最古参である東都防衛学院に通う久坂レイジは、戦闘をさせれば最優秀の中学三年生である。
夏休み前に彼らの学校を訪れた内閣府の官僚である巽征志郎の提案で、お調子者の桐島チヒロ、射撃の腕がピカイチである御門ミヤコ、参謀タイプの問題児・高城クマグスと共に、久坂レイジは沖縄に人を訪ねに行くことになった。その人物の名は八神トワ、僅か13歳の少女である。
巽曰く、先輩たちによるリクルーティングと言うことだったのだが、彼女をスカウトに来ていたのは彼らだけではなかった。そのスカウトマンである米国の軍事複合体である蛇遣い(オフューカス)のアルベルト・ルースは、話し合いによる解決は不可能と見るや、力尽くでトワを攫っていこうとする。
その場に居合わせることになった4人の武装中学生の決断とは?
そもそも、選択肢があるのに子供に銃を持たせて戦場に送り込むという設定や、戦わないことも出来るのに自ら望んで戦場に来ていながらきれい事をぬかす輩が個人的に大嫌いなので、その時点でこの作品の評価は低くならざるを得ない。望まなくても銃を持ち、食べるために人を殺す現実が存在しているのに、美化された戦場なんて見せられても反吐が出る。
まあしかし、日常的な感覚を持った中学生を戦場に送り込んでの反応を描くというのは、悪趣味さを除けば、平和の大切さを考えるきっかけにはなるのかも知れんね。
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