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川端康成が一番大好きな作家なんだけど特にこの作品が好き。
生まれたときに離れ離れになって暮らすことになった姉妹の物語。
育ってきた環境がまったく違う二人が大きくなってから再会するんだけど、愛情はあるものの時間の経過とか環境の違いとか、そういうのがジャマしてさ・・・。
もう5回以上読み返してます。
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とてもとても美しい日本語で描写される人物と京都の四季、登場人物の京ことばがまたはんなりしてうっとりするほど。
だけどどうも違和感がぬぐえません。
川端康成ってこんなだっけな、と、21〜2歳の頃に読んだ『雪国』の記憶を必死で思い出してみて思いましたが、氏が女性を見る目がイヤなのかもしれません。美しいお人形を愛でるかのような、愛情と距離感とある種の冷たさが。それを「透徹な美意識」として好む人は好きなのかもしれません。また、対女性だけでなく作品全体がひたすらに「美と哀切」、ただそれだけに思えました。
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北山杉など、文の端々から京都の面影を感じられます。あの古都ならではの雰囲気が味わえて、私はとても好きなお話です。
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京言葉がなんとも美しい。読んでいると話したくなる。千重子と苗子、どちらも苦しい。お互いの持っていない、そしてお互いが求めているものをそれぞれ持っているのに苦しい。でもそれが京都の風景の美しい描写に消されるよう。何度でも読みたい。上戸彩のドラマでは、千重子の決断(好きな人と別れて店を継ぐ)が描かれていたけれど、小説では書かれていないのね。でもその通りだと私も思う。
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2005. 夏
流れでぱかぱかアップロードしたけど、これは読んだのは去年でした。でも千重子いいですよ。やはり関西弁は、こぅ、ぐっときますね。かわいいっす。
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生まれてすぐに捨てられた千重子が、双子の姉妹である苗子に出会う。瓜二つの二人は互いに親しみを持つも、その間には育ちの違いの壁が存在します。苗子は千重子に対して引け目を感じてしまうのです。双子の切ない思いを描いた作品。
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生き別れになった姉妹愛。
京都という美しい町を舞台に物語りは進んでいく。
現代とは違う話し言葉で表現されていて理解に苦しむところもあったが、全体的におもしろかった。
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*図書館*
昭和三十七年発行
昭和四十一年 十二刷のもの
純文学を見直してようと思わせてくれた。
この日本語の世界観をどうやって外国語に
訳したんだろうか・・・
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生後まもなく生き別れた双子の姉妹はそれぞれまったく違う人生を歩んでいたが、偶然にもある年の祇園祭で出会う。お互いに惹かれつつも永年の環境の違いから一緒にはなれず・・・。
京都という舞台と京言葉が作品をより深く切ないものにしています。川端康成の長編小説では一番好きな作品。
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京都を舞台にした川端康成先生の小説。京都の言葉の美しさに引き込まれる。しかし、個人的にはあまり楽しく読むことはできなかった。これは自分の性格による部分が多いと思う。違う作品を読んでみたい。
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京都の呉服問屋の一人娘・千重子。実は捨子である彼女は祇園祭の夜、双子の姉妹である苗子と出会う。北山杉の村で暮らす苗子に会いに行く千重子は、親しい暖かさを感じる。自分という存在が、千重子の幸せの妨げとなることを恐れる苗子...。
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主人公の姉妹の心の揺れ動きが京都の色鮮やかな風景をバックに紡がれてゆきます。
日本語の独特の美しさが再認識できる作品。
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2007年12月 京ことばが素敵。風景の描写がすごくいい。主人公が「お嬢さんおきれいやす」と言われ続けるので、風景と美しい女性を同時に想像して、ふわーっとなっってしまった。でも本当にこんな女の人いるのかな??男性が女性を神格化するってこういうことをいうのかしら。
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最近文学を読んでいなかったので、お正月スペシャルドラマ「鹿鳴館」を見たきっかけもあってか、三島由紀夫、ではなくて、川端康成の本を読みました。
それが、「古都」です。
生き別れた双子が出会い、それぞれの生活のギャップからによる葛藤と慕情が入り交じっている表現を読み、やっぱり睡眠薬を飲み続けても天才だなぁ、と感心せずにはいられませんでした。
前日読んだ小川洋子の作品とはまた違うおもしろさを発見出来ました。
それぞれの淡い恋情が描かれているので、可愛いです。
現代にはちょっと味わえない恋を味わってみてはどうでしょう?
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京都の情景の描写がいい。京都観光のバイブル的な本。
また、親や双子の姉妹を思いやる様子が温かい気持ちにさせてくれる。