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実際にアメリカであった事件を元に書かれた小説。くらくらするほど後味が悪い。しかし現実はもっと悲惨だったのだろう。
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後味悪すぎ。両親をなくし引き取られた姉妹が養母達に虐待される話。見てみぬ振りをしてしまう主人公、母と一緒になって虐待をする息子達の団体心理・・。恐ろしいです。フィクションだと思って最後まで読めたものの、実話を元にしているらしい・・・。(2006/4/15)
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久しぶりの徹夜小説。6時間ページを捲る手が止まらずに気付いたら朝。そして猛毒劇薬小説。人間の闇に迫ると言う意味では「黒い家(貴志祐介)」に通ずる物があるがこちらの方が抜群に破壊力が高い。中途半端な心構えで立ち向かうと確実に打ちのめされる。「怪物と戦う者は、自分もそのため怪物にならないよう用心するがよい。我々が長く深い深淵の闇を覗き込むとき、深淵もまた君を覗き込む。」というニーチェの言葉そのもの。何をしても救われない。いや、そもそも何も出来ない。そして何も出来ないことこそが最も罪深い。なによりも恐ろしい事は、決してこれが本の世界だけの出来事ではないということだ。こういう事件がアメリカに限らず日本でも現実に起きている。誰かが殺されるに至るまで、周りの誰も気付かないなんてことが簡単に起きるはずが無い。それなのに子供が家庭で虐待死させられ、ホームレスが集団リンチを受け殺され、女子高生が集団レイプされてコンクリ詰めにされる。本当に恐ろしいものは殺人鬼なんかではなく、闇に飲まれ怪物と化した我々自身なのだ。
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隣の家の少女を監禁して虐待する話。
かなり残忍。
読んでる最中何度かトイレに駆け込みそうになった。この著者がどれくらい知名度があって人気があるのか知らないけれど「S・キング氏大絶賛!」だそうで。
こんなに気分の悪い思いをしたにもかかわらず、また読みたくなるのは何故なのか。
彼の作品の中で一番好きだけど、オススメはしない。
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両親を自動車事故で亡くした姉妹が、引き取り先の親戚の家で虐待される話。
虐待は日を追うごとにエスカレートしていき、ページをめくる手が重くなる。が、「この悪党どもにお縄がかかるまで頑張って読むぞ」とムキになって読んだところ、結末が・・・。なんでこんな結末なんだー?と思って調べたら、どうやらこれは実話を元に書かれた話らしい。
キーワードは、虐待、狂気、暴力、邪悪、思春期、コンプレックス、傍観者といったところ。青春小説としてもよくできていると思う。
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噂に違わぬ劇薬っぷり。心はデイヴィッドのすぐ傍にあるのに、本当に何も出来ないからもどかしくて仕方が無い。見ているだけの辛さを厭という程味わえる。
子供には読ませられない。これで何かに目覚められたら堪らない。
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初めて読んだケッチャムの本。
相当な衝撃を受けた、こんな本は初めてです。
読みやすくてどんどん先に進めるのだけど、
読み進める毎に気持ちも落ちていきます。
この感覚がクセになる人も多いんだろうなぁ。
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via.
dain.cocolog-nifty.com/myblog/2006/11/post_77d5.html
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虐待がエスカレートする様、母親を中心とした子供達の凄惨極まる拷問、傍観しかできない主人公。主人公が少女の側に立ったときには、本当に救われた気がした。キングが絶賛するだけあって、全てが完璧だと思った。
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某誌にて絶賛されていたので購入。
途中で読むのをやめようかと思ったほど、強い痛みを感じる描写。かなりへこみます。うー。
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読むのがとてもつらい。でも、読まずにはいられませんでした。ケッチャムの作品は初めて読みましたが、この作品が一部の人たちの中でカルト的な人気を誇っているのはわかる気がします。しかし後味は最悪ですww。けど魅力はあります。
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個人的にこういうの、大の苦手です…評判が良かったので読んでみましたが…こういうのも「ミステリー」って呼ぶんですか…?虐待・折檻なんて…。食べたご飯を吐きそうになりました…。
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必要とされる、というか他人のなかに存在できる、気に留められるということはとても幸せなことなんだなぁとしみじみ感じました。独りというのはとても怖い。
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とある本好きの集まる掲示板の「読後感が悪い本は?」というトピックで、よく名前が挙がってて、気になったので読んでみた。黒田晶の『メイドインジャパン』やデイヴ・ペルザーの幼年期を書いた本と比較すると、描写は思ってたより過激ではなかったような。読んでて目を背けたくなるシーンもなかったし・・・そう感じるうちの感覚が鈍っているのか・・そう感じた自分がまず恐ろしい・・。この本の面白いところは、主人公が「ヒーロー」になれているのではなく、ゲームの傍観者になってしまっているという点。ゲームという娯楽性が生み出す安心感と、集団心理による常識的な感覚が麻痺した状態が、虐待をどんどんエスカレートさせる。その様子を傍観者の立場で書かれていて、静かな恐怖を感じた。
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読了した感触. . . . この,甲斐の無さというか。。
都合のいいどんでん返しも、甘いハッピーエンドも用意されていない。
いい意味でペーパーバックに相応しい気持ちいいフツーに残酷なラスト。
S・キング絶賛らしい。ふぅん