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初めて読んだケッチャムがこれ。ひどい内容。
若木のようにまっすぐな少女・メグが、いびつな中年女と子供たちに体から誇りまでズタズタにされていく様は目を覆いたくなるが、それでもまっすぐでいようとするメグに「彼女はどこまでもつのか?」と読み続けてしまう。
惨い目に遭いながら誇りを失わないメグのような強い人間、それを踏みにじるモンスターのような人間だけではなくて、主人公のデイヴィッドのような普通の弱さを持った人間を描くあたりが、手が止まらない理由かもしれない。
「自分がもし、彼の立場だったら?」「私がもし、メグだったら?」と想像してしまう。
読了後の胸のつかえ、気分の沈滞、やりきれなさや絶望感を味わいたいならとてもいい作品だと思う。
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人生のベスト10に入ります。ケッチャムをただの残虐好みなスリラー小説家と考えるのは大間違いだと、私は声を大にして言いたい。
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S・キング氏も解説に書いているように、読み始めたら止められない作品だった。
怖ろしいのに読みやすいと感じた作品だった。
それは多分惹きつけられる文体の所為だと私は思う。
いや、むしろ"惹き憑けられる"感じだろうか。
読み手が違えば感想も違うし惹きつけられず、まもなく本を手放したくなる人も居るだろうと思う。
誰にでも勧めはしないし、誰にとっても傑作であるとは思わないが、私にとっては心に残る作品。
好奇心から生まれる狂気心。
残忍さを増す集団性。
傍観という罪。
一筋の希望と転落、後悔…。
人間は善良で怖ろしい生き物です。
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ときめき憧れた少女が、なんの価値もないモノとして扱われていくさまを、
本当にもうどうしようもないところにいくまで、悩みながらもその異常さに気づくこともなく傍観していた主人公とか、
これっぽっちも甘っちょろささがない展開が痛快です。
ちょっと気持ちも悪くなるけど、わたしマゾだから耐えるよ。
好きだったからこそ受けた期待や失望や恨みが、
いびつな力関係の中で、優越感や欲望に組み込まれて曖昧になっていく。
そんないりまぜになった細かい感情のひだを丁寧に追っていく力は本当にもう凄いとしかいいようがないです。
ケッチャム氏は、人間の小ささ弱さ卑怯さ残酷さを、目を逸らすことなく、それはもう真摯に見つめてるんだなぁ……と思いました。
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読んでいて3-4回ほど吐き気を催した。今まで読んだ小説の中でも、とりわけ僕の精神に強烈な傷跡を残してくれた。
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読了。☆4・5点。怖いし、結末の予想がつくのに読むのが止まらないー。ああ、もう、間違いなく面白いです。怖いけど。
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少女が虐待されるお話し。
思わず目を背けたくなる描写に嫌気が差して、結末を先に読んじゃったよ。
http://ameblo.jp/eisin/entry-10058714908.html
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今まで読んだ小説の中でも最悪なストーリーといえます
読後何とも言えない喪失感のようなものに襲われしばしボーっとすることでしょう
大きな声で人に薦められませんが、とんでもなくひきこまれる事は保証します
最悪なすごい本です
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傍観することは犯すことだ!
視姦。。。 視姦。。。
え。。読んでいる私も同罪ですよね。。。
読むという行為はこのような側面があるのですね。
一人の空間で思いのままにエロ写真をみるようなものですね♪
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この本を読む前にこれが元となったらしい事件の詳細を見てしまったのでそれほど衝撃がありませんでした。
「あぁ、こうなるんだろうなぁ」と思いながらも読む手が止まらず、いつの間にか読み終わっていました。
後味は悪いですが一度は読んでおいてもいいと思う作品です。
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ネットに載っていた『最悪の読後感』にも選ばれた本で、書店でみつけたときにも、帯に『これはヤバい』と書いてあり、興味本位で読んでみた。やっぱり世間の評価はまんざら間違いではなく、まるで自分がそこにいたかのような、主人公の少年と同じ、止められなかった人間のような感じがして“読まなきゃよかった感”が残った。エスカレートしていく怖さ、一人ではないという意識、人間の醜い部分がこれでもか、というほど感じられ、土台にされたこれに近い事件が本当にあったことを考えると、人間の恐ろしさを感じた。
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「こども」特有の世界。
意図せず時として残酷なこどもの感性。
こどもならではのイノセンス。
このアンバランスな感覚の上で不安定に揺れ動く恋心。
あまりにも残酷で不快だ・不愉快だと専ら評判(?)のケッチャム氏ですが
残酷さや不快さの中に見え隠れする切なさが織り成す美しさ。
こういう恋の形はとても好き。
ただ、万人にはオススメ出来ない事は確か。
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友人にお勧めされて読んだ一冊。
大人の虐待に対し、子供は耐えるしかない。
そんなどうしようもない状況で展開されていく物語。
ハッピーエンドが好きな方にはお勧めはできません。
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デイヴィッド(わたし)
ルース・ウィリー・ドニー・ウーファー
エディ・デニース
スーザン
そしてメグ
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両親の死により隣家に引っ越してきた少女が、叔母に虐待を受ける話。
虐待描写のリアルさ、主人公の心情表現、そして全く救われないストーリーなど、
どれをとっても個人的にドツボだった。