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こんなに気持ちのいいくらい面白い小説って久しぶりですwもうね、白圭がスバラシイ!!嫁にしてもらいたいですよ。(ムリデース) 最後もハッピーエンドでよかったw
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戦国時代、斉・魏・秦の宰相になった「孟嘗君」を書いた作品なり。
戦国時代の中にいて国よりも人間を愛した孟嘗君の仁と義の心を味わっていただきたいなり。
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中国の戦国時代末期に現れた名君。単なる歴史小説なわけではなく、小説として面白みのあるストーリー(全四巻)
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斉の君主の子・田嬰(でんえい)の美妾青欄(せいらん)は、健やかな男児・田文(でんぶん)を出産した。しかし、5月5日生まれは不吉、殺すようにと田嬰は命じる。必死の母青欄が秘かに逃がした赤子は、奇しき縁で好漢風洪(ふうこう)に育てられる。血風吹きすさぶ戦国時代、人として見事に生きた田文・孟嘗君とその養父の、颯爽たる人生の幕開け。
【感想】
http://plaza.rakuten.co.jp/tarotadasuke/diary/200505150000/
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全5巻。「鶏鳴狗盗」で有名な、中国戦国時代に生きた孟嘗君の話。前半は育ての親である白圭の物語ですが、この方を知らなければ孟嘗君が誰を見て育ったのかがわからないので必要でしょう。白圭も孟嘗君もとにかく器が大きく、生き様がとてもいい。気持ちのよい読後感です。いや、これは宮城谷作品の全部に共通してますが。
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宮城谷さんは孟嘗君が大好きなんだなーと、しみじみそう思えます。史記読む限り、もっと不良のイメージがあったのですが。
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中国が一番輝いていた時代のお話。脇役がいい味を出している。
歴史とか故事成語とかが好きな人々にはたまらない。
宮城谷先生の小説は面白いですよ。
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宮城谷さんの古代中国歴史小説の中は、最も大衆小説的(イイ意味で!例えるなら、能に対する歌舞伎?)入門編としてオススメ。主人公は孟嘗君なんだけど、風洪さんが格好良くて格好良くて! 男も女も絶対惚れます。「快男児」とはこの人の事を言うのだ……と納得した覚えがあります。
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宮城谷氏の書かれる登場人物がほんと魅力的!!一巻は育ての親である「風洪」のお話。ぐいぐい話に引き込まれていくのであっという間に読み終えてしまいました!!(1巻読了)
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全五巻です。面白いです。
父に殺されそうになって捨てられた田文(後の孟嘗君)と、それを拾い義父となった白圭。
三巻までは白圭が主人公で、途中から田文が主人公になった感じです。
白圭が本当にかっこいい。
剣が強くて優しくて女にモテる白圭。
その父に育てられ仁の心を養った田文。
後に、兵法の達人孫ピンや実父田嬰の元でその才覚を表してゆきます。
でも幼少時の父に殺されそうなった過去や、なかなか嗣子として認められなかったこと、白圭の養子とされなかったことが、田文の心を孤独にします。
主人公が強いヒーロー物が好きな方にお勧めです。
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中国の戦国時代中期ごろの名宰相・孟嘗君こと田文を主人公とした歴史小説。
しかし田文を主人公としているものの、本書は戦国時代という時代全体を広く描き出すことに成功しているように思う。
あくまで周王室を中心としてその下に各国が封じられている体裁を取りつつも、既に周王室の威光は衰えきって存在感がない。
それに乗じて、各国が中国の覇権を奪うべく、(戦争含む)外交を駆使して離合集散を繰り返す「昨日の敵は今日の味方」といった乱世の空気。
また、政府のうちに目を向ければ、権力欲に支配された私利私欲を追求する官吏たちが互いに互いの足を引っ張る陰謀が繰り広げられ、王に取り入るための阿諛追従を行い、真に気骨のある士すら王の信任をいともあっさり失う。
一方で、そのような不安定な時代であり・かつ周王室の威光が衰えたことで「王権」という唯一絶対の価値観が既存した。そのことが人々が新たな価値観を生み出していく素地となり、のちに「諸子百家」と呼ばれる思想家が多数輩出され、説客として各国で活躍したのもこの時代の特徴だろう。
物語の前半の主人公たる田文の養父・白圭は、「仁義」を体現し、中国史には欠かせない侠者の風格を帯びている。
物語中盤で活躍する孫濱は、のちに「孫子の兵法」で知られる名兵略家で、これも以降の中国史に欠かすことのできない要素。
田文の実父・田嬰の多数の食客を抱えるスタイルも後の中国の有力者の一般的なスタイルになる。
このように段々と「中国」の基礎となっていく要素が多く生み出されていった時代なのだろう。
そのほかにも公孫鞅・張儀・蘇秦・屈原などなど、三国志に比べれば密度は低いものの、この時代にも時代の寵児と呼ぶべき英傑俊才が多数生まれており、彼らの生み出すドラマはいやおうなしに面白い。
白圭・田文という実に気持ちのいい生き方をした二人の活躍を一本の筋とした娯楽小説としての読みやすさに、中国の戦国時代という実に捉えがたい複雑な時代を鮮やかに浮かび上がらせている本書は、この時代を理解し、楚漢戦争時代、三国志をも理解するのにも格好の一冊であるように思う。
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中国は戦国時代の人物・思想・出来事を勉強するのにいい1冊かと!私はこれを読んで「戦国の七雄」とか王の名前とか覚えました。
シリーズ前半の主人公である風洪(のち白圭)がむちゃくちゃかっこよいです。
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個人的には孟嘗君の『周の父』のほうが
好みなんだが。
彼に関わった人のうち、誰か一人でも
欠けたら『孟嘗君』という存在はなかった
だろうと思うと、人生も捨てたもんじゃ
ないなと思える。
落ち込んでどうしようもなくなった時に
読むと良いホン。
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前300年頃。孟嘗君は本名を田文と言い,戦国の四君の一人です(四君:孟嘗君,魏の信陵君,趙の平原君,楚の春申君)。
斉・魏・秦の宰相になり,食客を数千人も抱えていたそうです。薛の君主になったので薛公ともいいます。
田文の養父である風洪(ふうこう)、この本では,孟嘗君だけではなく,田文の養父の風洪(ふうこう)(大商人白圭)の話が半分ぐらいあります。その他に,公孫鞅(商鞅),孫臏(孫武とともに孫子と呼ばれる人)も登場します。
孟嘗君『人の命は,すでにあるものを守っていくというようなものではない。日々作ってゆくものだ。今日作ったものは明日には壊れる。それゆえ,いのちは日々生み出すものであろう。長生きとは,今日よりましな自分を明日に画いて今日を生きる。それしかあるまい。』
(追記)白圭『人に儲けさせてもらった金だ。人に返すのは当たり前だ』
白圭は儲けを慈善事業につぎ込んだ。白圭の商売は人を救う色合いが濃厚なため,いくら白圭が儲けても,人は彼を憎まなかったという。
(再読)
斉の田文いわゆる孟嘗君がその名声を高めたのは、魏の宰相としてついた頃からだろう。それは、仁というより、義を重んじた行動をしたことからだと思う。盟約を破らず、多くを望まず、戦争は最後の手段で、勝ってもほどほどにして憎悪を抱かせるほど勝たないということだ。春秋戦国時代で、正しいことを貫くのは非常に困難だ。猜疑心にまみれ、食うか食われるかの時代で正義を貫くのは凄いというより、愚かと言われるぐらいのことで、それを実行したのは、孟嘗君と晏子ぐらいだろう。これも、白圭、孫臏、商鞅、父の田嬰こと靖郭君などその時代の非凡な人に濃厚に接していたことも影響を受けているのだろう。
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宮城谷先生の描く美女に夢中。きらきらしてる。それぞれに個性があって、はっきりと容姿を思い浮かべることができるのっていいですね!私的には風麗ひいき。次いでビンリン。ラストにまさかのキーパーソン登場で、思わずニヤッとしました。