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謎解きの途中で脳が飛んだ……気合いを入れて春期から読み直そうかな。人間の種類でいうと自分は行動力のない瓜野君なので死んだ方がいいかもしれない。すくなくとも、小佐内さんには全力で復讐されちゃうんだな。
人は誰でも割れ鍋で、綴じ蓋でしか閉じないのだな。それは美しい運命なんかじゃなくて、呪いだ。自分から探すようなもんじゃないよ。しかし、この人が自分の綴じ蓋であってほしい! と思うのは純粋なことだな、それは小鳩君にも小佐内さんにもまだないみたいだが。ついに彼らも三年生なので、冬期にはそれを期待する。
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文末、小山内さんの一言に全ては尽きる。
どんな些細なことだって動機は動機なのだ。
とある謎々。
「ある女性が男にさわられた、と言って泣いている。
しかし、その男は彼女に一切手を触れてはいない。
なぜ、その女性を泣かせてしまったのか」
答えは「彼女の気に障ったから」
それを思い出した。
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小山内さんこええええええええええ
ミステリとしてはややイマイチだった気もしますが(前半で勘繰り過ぎた)、小鳩と小山内さんが交錯する瞬間はゾクゾクしました。
瓜の君は可哀想でしたが。
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狡猾な小佐内さんが最高です。
お話も一番よかった!
犯人ではないと思いつつ作者にだまされちゃいました。
ただこの人はほかの作品でも思うけどあんまり犯人にスポットライトを当てない人だなあ。
それが駄目というわけではないですが。
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面白かった〜。今年入って初めて「面白い!」と言える未読の作家を発見できて本当にほくほく。
途中でトリック(というか犯人)はある程度目星はつけるけど、この作品はたんなる普通のミステリとしてではなく、やっぱり内容・作風がとにかく良い!!と思える小説です。
次の作品(冬季限定?)でおしまいかしら?
二人の関係はどうなるのかしら?
…色々と気になるシリーズではあるけれど、まずはこの作者の本を読了するぞ♪という目標が出来ました。
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きっつ!泣きそう!
新キャラの扱いが酷過ぎる…
瓜野くんに仲丸さん…
瓜野くんはそれなりにはた迷惑なやつだったが、仲丸さんはここまで悲しい目に合うほどの人ではなかったはず、多分。いやまあこの人も酷いっちゃあ酷いけど。
吉口さんの身に不幸が起こりますように(一番人間として嫌いなタイプはこいつ)
俺はやっぱり古典部のほうが好きだな。
常悟朗より奉太郎。
小佐内さんより千反田さん。
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小鳩くんと小佐内さんの性格がほんと好きだー。
自分は特別だと思っている小市民に対して杭を打つような小佐内さんの言葉とか、もう痛快としか言いようがない☆
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やっぱり、いいなあ! トキメキだなあ!
と思うのですが、この話を上下巻まで引き伸ばした理由は一体何なのかまではよくわかんなかったです。
つまりは、若干全体的に冗長ぎみ・・・
あそこまで長くするなら、もうちょっと全体の事件と短編連作っぽいひとつひとつをはっきりさせて欲しかったななんてごめんなさいちょっとナマ言いました。
小鳩君も小佐内さんも恋愛するには最低すぎるね! 良く言えばでりかしーが無い。小鳩君の顛末を見てると「戯言だけどね」って言いたくなるのはたぶん私だけ。いや君はもうちょっと行動派で目立ちたがりよね。
小佐内さんが現場にあらわれた時はわくわくで震えました。やっぱり君は良い山椒の小粒でシュガー&スパイスだぜ! ヘイヘイ。
彼はとっても不幸で不憫ではありましたが、まあ頑張ったんじゃないかとは思うのですよ。私もあなたもまあまあ常人の範疇ですよ。飛び越えようとすると誰かがささやくのです。 身のほどを! ああ!
やっぱりこの連作の中での随一は、夏の「シャルロットだけはぼくのもの」だと思うので星三つ。
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下巻です。
読み物としてはサイコーでした。
甘いですね(笑
もうすぐ二人は卒業しちゃうと思うのですが…、この先どうなるかも気になります。
でも謎解きの方は途中でこうだろうなと予想できちゃったので★5はつけられず。
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“笑い続けて、小佐内さんは目尻を拭う。
「瓜野くんが『つきあってくれ』の一言で済ませたことを言うために、わたしたちはどれだけ言葉を積み重ねなきゃいけないの?やっぱりわたしたち、所詮、考えることができるだけなのかな?」
まだ笑いながら頷いたけれど、ぼくはその意見には、全面的には同意できない。
考えて試行錯誤して、欠落と補完、需要て供給のために二人でいることを決めたというだけだったら。
「うん、小鳩くん。また一緒にいようね。たぶん、もう短い間だと思うけど」
……ただそれだけなら、ぼくはいま、こんな気分にはなっていないだろうと思うのだ。
どこか遠くで、また何かあったらしい。風に乗ってサイレンが聞こえてくる。そろそろ十一時になるだろう。
夜も更けたからもう帰ろうと言うべきか、この時間でもやっているケーキのおいしい店を、小佐内さんに案内してもらうべきか。
ここは考えどころだ。まったく、難しいところだ。”
小鳩君は、彼女と別れました。
小佐内さんは、彼氏と別れました。
それでも事件は止まりません。
そして彼らは未だ小市民になれません。
だけど、
一気読み。
始終ドキドキしっぱなしで、最後には見事には裏をいかれた。
見事なまでに狐と狼に騙された。
だけど、だからこそ、おもしろかった。
“ぼんやりと空を見上げたりする。ああ、いい月が出てるじゃないか。
『なあ常悟朗。俺は思うんだが、お前は結局、小市民じゃないんだよ』
うん。
そうだね。
なにをいまさら。
だからこそ、どれだけ図星を衝かれても、その度にひどくむなしい気持ちに襲われても、堂島健吾と決定的に縁を切ることができずにいるんじゃないか。誰の名前を忘れても、ケータイのメモリーがほとんど空っぽでも。まず出てくる名前が堂島健吾なんじゃないか。”
小鳩君は堂島君と行動共に連続放火犯の謎を解く。
瓜野君はただひたすらがむしゃらに連続放火魔の謎を解く。
小佐内さんはひたすら謎につつまれながらそれでも瓜野君を助けてた。
放火犯は無事に捕まった。
小佐内さんは尽くそうとして復讐を行った。
瓜野君は散々な目にあい。
新聞部の主導権は誰かの手に移り。
そして、
小鳩君と小佐内さんのよりは戻った。
小市民になりきれなくても。
小市民になれなくても。
“たったひとり、わかってくれるひとがそばにいれば充分なのだ、と。”
彼らはそのことに気付いた。
連続放火事件を巡る長い一年間で。
だから、彼らはこれからはまた再び一緒。
二人の間にあるのは連続放火事件なんかじゃなく、甘いスイーツ。
うーん、ハッピーエンドで収集ついてほんとによかった。
……ところでこれ、冬期はあるのかね。
“「あのね。〈桜庵〉で、秋期限定の栗きんとんが始まったの。でもあのお店、一人で行くとカウンターに遠させるでしょう?わたし、ボックスでゆっくりしたいから……」
お前は数あわせだ、
と言われてしまった。
まあ、それも小佐内さんらしい。”
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ページ数が残り少なくなっていくのが名残惜しくて、ゆっくりゆっくり文字を追ってしまいました。
欲をいえば、なぜ春に出版されたのかな、ということです。
秋になったらまた読み返したいと思います。
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このシリーズの新刊は3年振りくらい?
「夏期限定トロピカルパフェ事件」の後の2人がずっと気になっていました。
それにしても、今回の登場人物の瓜野くんはものすごく気の毒。
好きなんだから、そういう行動に出ちゃうのは仕方ないと思うんですが。
あんなにコテンパンにやっつけなくても良いのにね。
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ついに秋期完結!
小山内さんはやはり小山内さんでした。小鳩くんもまたしかり。小市民になりたいと思う時点で小市民ではないのでは。
なんというか瓜野くん以上に犯人の扱いが可愛そうでしたね。読者からしてもあぁーやっぱなで終わってしまうレベルの取扱い方。子鳩くんの「体温が上がるね」の一言の方が印象強いです。冬期が待ち遠しいです。
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小市民シリーズ第3弾。
前作では、喧嘩別れをしてしまった二人。
こんなんで、シリーズは続くの???
って思ったけど、無事続編が出ました。
しかも、今回は文庫書き下ろしの上下巻。
物語は喧嘩別れをした二人のその後から始まる。
しかし、「夏期限定トロピカルパフェ事件」の内容が明確に頭の中に入ってないと、ちょっとついて行けない部分も・・・
結局、この作品で1年かけて、二人の関係は修復。
脇役陣がこれまで以上に、うざい。
そして、「小市民」を意識する人に「小市民」はいない。
と言うことを改めて実感。
だって、ホントの小市民なら、自分が小市民であることに気づくことはないのだから・・・
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犯人は上巻で想像していた通り、だった。
けれど、謎解き部分で予想外な巻き返しがあって、さすが穂信さん・・・って感じでした。
やっぱり小鳩くんと小佐内さんがしっくりくるね。