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このシリーズの中では一番面白いと思った。
小鳩君と瓜野君の二人の視点から描いてある
というのは良かったと思う。これが瓜野君では
なく小山内さんだったら、ちょっと嫌だったかも。
やっぱ小山内さんは客観的に見て、怖くないとね。
犯人は登場人物的にこいつしかいねぇだろうな
って感じだったので、すぐわかってしまったが
この作品はそこに重きを置かないで、間接的な
二人の推理合戦みたいなのが面白かった。
冬季〜は出るのだろうか?
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今回の一連の放火事件で、小山内さんがどういう位置を占めているのかは不明だ。はっきりしているのは、瓜野高彦という新聞部員と小山内さんが繋がっていること。
今回ぼくは、健吾に瓜野くんを呼び出してもらうこともできた。瓜野くん自身の協力が得られれば、一気呵成の解決もあり得た。
それなのに五日市くんを呼んでもらったのは、小山内さんに情報が伝わることを嫌ったからに他ならない。……情報戦になっては不利なので。
そう考えて、ぼくは思わず苦笑する。
去年の夏休みに別れたというのに、なんだかまた、小山内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小山内さんの間にあるのが、極上の甘いものを載せた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど。
(本文p.44-45)
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小佐内さんの恐ろしさがいっそう際だってました。改めて「小市民」にはなれるはずないよなぁと実感。登場人物の関係で(笑)真犯人は早い段階で予想できちゃうものの、それで面白さがスポイルされるわけでもありません。ただ、上下2巻に分ける必然性があったのか、それが疑問です。
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ひさしぶりに再読。
うりのくんがひどいめに合うことは覚えていたが思った以上にひどいめにあっていた。不憫・・・。
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怒涛の後編。
事件がだんだん絡んで解けていくのは気分がいいです。
しかし彼女だけは敵にしたくないなあ…。「この子、他愛ないなって」。そりゃあ貴方にすればそうでしょうとも!(笑)
小鳩くんが、自分は小市民にはなれないっぽい、と気づいたことは何かしら転機なのでしょうか。
二人の関係のこの微妙な感じも、またよいです。
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小市民を目指す高校生・小鳩君と小佐内さんの日常。放火事件解決編。関係修復編?最後の小佐内さんのひと言が背筋をぞっとさせる。
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語り口調は一見軽いんだけど、ミステリとしての構成などはしっかりしてると思う。読み進めたくなる力がある。これはこのシリーズを通しての魅力だし、この作者の他の作品でもそうだと思う。
なので評価は高いけど、好きかといわれると、うーむ・・・。やっぱり、最後はやり過ぎじゃないかなぁ。瓜野君がヤな奴なのは確かだけど、ここまでやっちゃうと、それ以上に主人公の二人の方がヤな奴だというのが強調されるだけだと思う。そのヤな奴ぶりに共感、あるいは否定できるような書き方にもなってないし(これは意図的だろうけど)。おかげで読後感がそれほどすっきりしないんだよなぁ・・・。
まあ、この後、冬でそこらがどうなるかは楽しみではあるけど。主人公たちを、理解をさせてくれるようになると嬉しい。
2009.04.25 読了
2009.04.22 購入@駅前の本屋
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結末とか動機とかじゃなく真相までの過程を重視する、って傾向は森博嗣的で嫌いじゃない。
まどろっこしい言葉を駆使しないと肝心の事を伝えられないって。ねぇ。どこにでもそんな奴いるのね。
最終巻が楽しみだ。
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やっぱり小鳩くんと小佐内さんのコンビが好き。
犯人はなんとなーく読めたけど、トリックは意外でびっくり。
春期、夏期、秋期ときたら冬期もあるよね?
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「小市民シリーズ」の第3作。
今回は上下巻!
題名と表紙はラブリーなのですが、シリーズが進むごとに良い意味で黒々としてきましたw
でも、その黒さは決して不快じゃないです。
小市民を目指してるはずなのに中身がボロボロこぼれてくるところ、小市民になりきれないところが、思春期の自我の芽生えに感じられるからでしょうか。
だって、きっとこれからの人生で自分以上の人物にコテンパンにされたり、表面がトゲトゲで主張せざるをえなかった自我が削られていくでしょうから。
小鳩くんと小佐内さんはお互いに出会うことで、その1歩を踏み出したのかなぁ・・・と。
まあ、言い過ぎですかね(^^;
小鳩くんはともかく、小佐内さんはそんなに可愛げがある性格に変化していくようには思えないし。
小佐内さん、怖すぎます。。。
まるで魔女。。。
瓜野くん(新聞部で放火を追っていた彼氏)が可哀想すぎる。。。
でも、面白くて魅力的だなんて・・・酷すぎるw
冬期はチョコかな?
楽しみです!
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事件自体は連続放火事件だったのだけど、
途中でだいたい犯人がわかってしまい、
あとはどう謎を解くかだけを追ってました。
復讐はちょっとやりすぎですかね。
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小山内さんの、レシートで防いだり、ずばっと切り捨てたり、無邪気にわざと残酷なところが大好き。米澤さんの本は、謎解き自体よりも、それを通して変化したり成長する登場人物に主眼をおいて読んでるなあ。
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今回は小佐内さんを応援しました(喜)。小鳩君は人間失格だけどおあいこだったし、結果的にはみんなのためになることをしているので、性格さえ直れば...。それにしてもこのスカッとしない気分は何でしょう?好感の抱ける登場人物が殆ど出てこないし。このシリーズ最大の謎はやっぱり主役二人のキャラクターですよね。期待の冬期は残り短い高校生活を考えても、“二人の出会いと卒業”になるんじゃないかと思いますけどどうでしょう。
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あとで。
でもオチについてだけ。
こんな展開かーーー!!
冬期とっても楽しみです(^^)
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小市民の続きが!!!出る!!!!(番外編だけど)という喜びに咽びつつ秋期の話を全く覚えていなかったのでこの度再読。うん、瓜野くんは本当にひどいことをしたよね!!!ある意味で登場人物全員人でなしなので、まともなのは健吾だけなのかもしれない。しかしまあ、改めて冬やるとしても何やるんだ???ってなったよね。読みたいんだけども!!!
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一体連続放火魔は誰なのか。
他の人物なのか、それとも『彼女』なのか…。
彼女側に立った少年が、ひたすらに頑張っていますが
むしろどこが真実で、どこが罠なのか…悩んでました。
事件としては、後ろ足で土を蹴られた+天に唾状態でしたが
ものすごく同意できるものがあります。
自分の足かせというのは、とても大事かと。
多分どころではなく、注目点は違うと思われますがw
けれど…彼女の『理由』があれだけというのは
ちょっと少年が可哀想な気がしなくもないです。
しかし、許可なくしてはいけないという教訓にも??