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池上さんが書く、太平洋戦争以後の日本政治史。
やはりわかりやすい!ただ時系列で追うのではなく、分野で分けて書かれているため、分野については理解を深められる。
時系列については、初めて日本史をやるのであれば、話があっちこっちするので、ちょい厳しいかも。
90年代以降の話が少し薄い気がした。
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2012/12/15読了。
最も「そうだったのか!」と感じたのは、自分がいかに日本の歴史について無知であったかということだった。
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自衛隊の設立、「五五年体制」、東西冷戦が日本国内に反映した日米安保、戦後の廃墟からの高度経済成長、その歪みである公害問題。第二次大戦後の日本の歴史について、これからの歴史を刻んでいくわたしたちはどれだけのことを知っているだろうか。『そうだったのか!現代史』読者の熱いリクエストで生まれた池上彰版「日本現代史」、激動の時代を読むための一冊がシリーズ文庫化第三弾に登場。
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「55年体制」「安保条約」「日教組」「日本赤軍」「公害」・・・。
何となく言葉は知っている
だけれども詳しくは知られていないし風化されていく現代において闇に葬り去られる真実
その話の内面や実情、向こう側に見えてくる時代背景
複雑に絡み合い簡単には説明不可能な話題なのだが池上彰さんの説明は誰にでもわかりやすい内容で腑に落ちます
日本人は日本の歴史を知らないとよく言われますが
【第7章 日韓条約が結ばれた 】より
「歴史への無知、そして無知であることも知らないままでは、失敗の歴史を繰り返します。」
著者の言うことはごもっともである
最後に主要参考文献が掲載されているがその量がハンパではない
これほどの文献がコンパクトに凝縮された何ともお買い得な一冊とも言えるでしょう
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単に年代順に起こった事件や出来事を並べているのではなく、まとまったテーマ(政治、経済、外交、公害etc...)ごとに並列してまとめてあるのが非常によかった。このまとめ方によって、同じ時代を何回も行き来し、起こった出来事の因果関係がつかみやすくなっている。何度か重複する話もでてくるが、それも同時代をより深く多面的にとらえる一助となった。
またその時代を生きていた池上彰さんの感じていた、率直な実感や当時の国民の反応などがところどころに挿入されており、たんなる知識だけではなく、その時代に流れていた風潮や漂っていた雰囲気にまで触れられるような気がした。
テレビの解説でも特徴的な簡潔で、わかりやすく、丁寧な説明は見事でした。何の前知識もなくすらすらと引き込まれるように読めるでしょう。
できれば政党史はもうひとつ章を増やしてまとめてほしかった。分離、連立が激しくやはりどうしてもややこしいので。
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戦後の日本史について、池上彰氏らしい解り易さで書かれています。年代ごとの羅列ではなく、項目ごとに解説しているので、とても理解が容易です。昨今、近隣国との領土問題などが過熱していますが、これら諸問題を考えるうえで、自国の歴史、他国の歴史を知っておくことは最重要だと思います。この本は、右寄りでも左寄りでもないので、自国の歴史を正しく知る上では最良の入門書だと思います。
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第二次世界大戦後、小泉政権誕生までの日本現代史を、池上さんがわかりやすく書いた本。ほとんどの内容が自分の生まれる前のこと、そして学校の授業でも最後にさらっとしか触れてない部分で、とても興味深い。公害問題なんて、起きた事実は知っていても、その経緯、企業や国の対応の過ちで原因の解明や対策が遅れに遅れたこと、企業城下町であった地元住民の複雑な事情などは全然知らなかった。水俣病もなんやかんや、10年近くも原因の特定に至らなかったなんて。企業と国の保身でズルズル被害者を増やし続けていたなんて、うーん、酷すぎる…。
大人になってから読むことで、授業で習っていた生徒の頃とは違った受け取り方ができ、大変勉強になりました。
池上さんの「そうだったのか!」シリーズは分かりやすくて助かります。
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日本現代史を一冊本にコンパクトにまとめた読み物。枚数的制約の為、深みがないのは致し方ないが日本人なら基本的に知っておくべき内容。起きがけに毎日1章ずつ読む。所謂歴史物とは異なり、現代史は自分史と一部交叉する。それだけに懐かしくもあった。二度寝の誘惑の中、些か夢うつつ状態での読書時間となる。気が付くと当時の夢を見ていることも度々。「これ学校で習った!こんなことあったなあ~」って感じで斜め読みする。『現代史』、『現代史パート2』、『アメリカ』、『中国』と【そうだったのか!シリーズ】を続けて朝読しても良いかも?
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やはり、分かりやすく教養を身につけられる。おそらく浅く広く書かれているのだろうけど、知識のない自分の入門書としては最適だった。
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夏の文庫フェアで何となく購入。全体を通して、資本主義・社会主義の対立を色濃く反映した書き方なのかな?とも無知な身ながら思ったが、実際どうなのかは日本現代史を全体的に学んだことが無いので良く分からない。入門書として適しているのかさえ分からない。そういった意味では教科書は大事なんだなぁと思った。もっとも、教科書が偏っていないのかも知らないけれど。
敢えて言うなら、例えば東京裁判の歴史評価について肯定的な論も否定的な論も書かれているように、様々な方面の解釈にアクセスすることができる。この点において、入門書として読んでよかったと思っている。
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日本近代史を池上さんが解説。
単なる歴史事実の説明ではなく、池上さんの言葉で、時に当時の自身の感情も織り交ぜて説明されているので非常にわかりやすい。
ほとんどの事象が、聞いたことはあるという程度で自分なりの理解ですませていた。
自分もそこそこの年代になってきて、若い人にも軽く説明くらいできないと格好がつかないし、自国のことを説明できないなんて情けないとの思いもあった。
内容が薄いとのレビューもあるが、1冊の本にまとめるためにはこの程度で十分だと思う。
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現代史の入門書としてはなかなか良いと思う。中立な立場から書こうという意識も垣間見れるし、言葉も易しくて読みやすい。それ故にセンセーショナルな書き方はされていないため心に残るとかはないかな。いくつか興味あるトピックも発見できて深めていきたいと思った。読んでよかった。
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おなじみ「そうだったのかシリーズ」の日本現代史編。戦後日本の55年体制、安保条約、労働闘争、公害、沖縄、などのトピックについて背景を解説する。自民党対社会党、資本者対労働者など、米ソ東西冷戦の縮図のような対立が戦後の日本を語る上でのキーワードだという。日本の周りに中国や北朝鮮など社会主義国が次々と誕生していた時代背景も、労働闘争や赤軍派のような過激な思想や行動に走ってしまう一因となっていたようだが、ソ連が崩壊し社会主義国が次々と資本主義を導入していった現代の人間にとって、当時の人たちの行動規範を理解することはなかなか難しい。
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歴史の勉強を疎かにしてきた私にとっては、
「こんなに大事なことを知らぬまま社会に出ようとしてたのか…!」
と、感銘しつつ冷汗の連続だった。読んで本当に良かった。
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http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-8342-5058-X&mode=1 ,
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-746385-9&mode=1