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投稿者:kinchan - この投稿者のレビュー一覧を見る
考えてみれば、誰からも ちゃんと教えてもらっていなかった、今さら聞けない時代の流れがよくわかる
そうだったのか!
2023/09/30 14:49
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
池上彰さんの本のタイトルには、そうだったのか!が多いのですが、この本も間違いなく、そうだったのか!と連発してしまいます。自分は本当に空っぽなのだということが、悲しいくらいにわかってしまう本です。しかし、わかって良かったという喜びが多いので、次の本を読んでしまうのでしょうか。
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主に戦後から小泉内閣搭乗までの政治の流れを解説した本。著者独特の口調が生かされている。身近な問題を忘れがちだがそれを思い起こさせてくれる。
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学校教育でほぼスルーされる戦後日本現代史を俯瞰するためには最適の本。
知っているつもりで見えにくかった問題にもれなく答えてくれる。
英米では政権交代が度々起こるのに対し、事実上自民党の独壇場である日本の政治は民主的か。という疑問も解消した。
対等でない旧条約を打破した新日米安保の批准になぜ国民が憤慨し、死人まで出る夥しい数のデモがおきたのか。そこには岸信介率いる自民党の野党を無視した一方的な採決に民主主義の危機を感じた国民の反発があった。
自衛隊と憲法九条が絡んだ政治問題はいつも不透明で、戦争に敏感な世代の不満が今もつきまとう。
文庫落ちにあたって各章の最後に関連する新しい情報を添えている。
中途半端な認識ばかりなので是非集めたいシリーズ。
09.1.10
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2008/12/19 Amazonにて購入
2010/11/29〜12/25
お馴染み池上さんの「そうだったのか!シリーズ」。TVの解説どおり非常にわかりやすく日本の現代史を解説してくれる。
日本の教育現場では現代史はほとんど教えないが、世界との関係においても一番大事なのは近・現代史であろう。(なかなか教えにくいところもあるだろうが)古代から順番に教えるのも良いが、現在からさかのぼって勉強するような教科書があっても良いのではないか。
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第二次世界大戦のあと、日本がどのようなことをやり、それがなぜ現在もニュースなどで問題になっているかが分かる。
自衛隊、沖縄の米軍基地、バブル崩壊、連立政権・・・
たしかにわかりやすいんだけど、やっぱり世界史と比べるとスケールが小さく感じてしまう。
それでも、ほんの何十年かまえまで、この本に書いてあるような混沌とした時代があるということをよく知らなかったので、知ることができよかった。
みんなが必死で立ち上がろうとしていたし、自分の権利も確立されていない社会で、なんとか自分たちを守ろうと必死だったんだと感じた。
いまの世の中は、政治は政治家がするものという意識で成り立っていると思うのだが、
すこし前までは、国家権力に反対することをおそれず、自分たちをまもるために戦うことが当然だったんだ。
それが、上の世代のひとと話したり、ニュースで聞いて、いままで感じていた行動力の差なんだろう。
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意外と皆知らない現代史
その日本版です。
このシリーズによって沢山のことを勉強させてもらいました。
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なんとなく雰囲気で知っていた日本現代史がすっきりした。
今では想像しがたいけれども
第二次世界大戦後の東西冷戦構造が、
日本国内の小さな現場でも色々と影響を与えていたのだと知る。
また、外(アメリカ)の影響から内(日本)の政策がいかに揺さぶられてきたかあらためて痛感する。
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2008/12/23
戦後から2000年頃までの日本現代史を分かり易く解説した本。15章のテーマに分けられている。巻末の参考文献の量に圧倒された。日本現代史上の重要な事件の経緯が丁寧に分かり易く述べられている。各章の最後には事件後の現在の状況や最近の関連する出来事についても触れられており,その事件が現在とどうつながっているのか,どう解釈されているのかといったような,事件の現在における位置づけをとらえやすくなっている。書き方としては必ずしも時系列に沿っているわけではないが,疑問を提起してそれを掘り下げていくような記述方法なので,それによる読みにくさはさほど感じない。いろいろ自分の知らなかったことがたくさん載っていて,しかもこれは日本人として知っておくべきことだと思うので,非常に満足度の高い一冊。
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2009年の49冊目です。大学受験の際に日本史を勉強していたので、それを思い出しながら読みました。日本近現代史を勉強するには、ちょうど良い入門書だと思います。
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初めて覚えた総理の名前が森喜朗、という世代が、世間並の常識を得るための必読書。
「労働争議」「学生運動」「連合赤軍」など、聞いたことはあるけどよくわからない言葉やその事件の全体像が把握できる。
戦後のことは、おじさんたちにとってはたぶん常識で、だからこんな風にちゃんと教えてくれる本ってあんまりない気がする。関連する本はあっても、応用編レベルだし。
著者の池上彰さんは、週刊こどもニュースを見てたので、すごく好感が持てる。ただ、ちょっと語り口調が子供向けすぎるかな、とも思うけど。
つぎは「そうだったのか!現代史」も読もうかと思います。
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「なんとなく知ってる」知識がちょっと鮮明になりました。
自分の親、祖父母世代がどんな時代を生きてきたのか…自分の無知さを思い知らされた本。
池上彰さんの本はほんとうに読み易い。
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今の政治・経済を知る前に、前提となる現代史の流れを知りたくて購入。
さすが子どもニュースのお父さん、文章が読みやすいです。
私の歴史・社会の勉強への苦手意識から来る拒否反応も無く、サクサク読めます。
きちんと参考文献・引用元を挙げていて、
南京大虐殺や東京裁判など、主張が分かれているものはそのまま伝えている所に
好感が持てます。
例えば第3章「自衛隊が生まれた 憲法をめぐる議論始まる」では、9条の政府案と最終的に決まった案が比較され、
政府案→決定案へ文言を変えた人物の説明の変遷や、政府の説明内容なども記載されています。
どこに解釈のズレが生じる余地が有るのかが分かりました。
個人的な所では、学生運動の事も知る事が出来て、寺山修司理解の一助にもなりそうです。
1106-1129
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自衛隊の設立、「55年体制」、東西冷戦が日本国内に反映した日米安保、戦後の廃墟からの高度経済成長、その歪みである公害問題。第二次大戦後の日本の歴史について、これからの歴史を刻んでいくわたしたちはどれだけのことを知っているだろうか。『そうだったのか!現代史』読者の熱いリクエストで生まれた池上彰版「日本現代史」、激動の時代を読むための1冊がシリーズ文庫化第3弾に登場。
道路特定財源の一般財源化は、「田中角栄の時代の終わり」を最終的に告げるものでした。
それでも、「公共事業で地方の発展を」という声は根強く、たとえ国家財政の赤字を増やしても、地方の公共工事を増やす働きかけは続きます。「田中角栄的なるもの」は、いまも存在しているのです。
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中高校生を対象に分かりやすく書かれていると思うが、いい大人が今更聞けない事や何となくは分かるけど説明は出来ないなーと思われる事などを詳しく丁寧に書かれてる。さすかーお父さんと呼ばれるだけの事はある。
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大変分かりやすかった。現代世界史の方も読んだけれど、読み終わるとテーマが一回転する構成であるこちらの方が、私は好み。