紙の本
懐かしく新しい忍法帳
2008/12/18 18:53
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:A-1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまたま見かけた連載中の本作品で、帷先生がなんでこんなにヒエラルキーが低いのか…?(^^;)その経緯を知りたくて読み始めました。(笑)
一見、登場人物がゲームのキャラクターを見るようで、よくある画は上手いけど…的な漫画かと思いきや、なかなかストーリーも面白かったので購入し続けています。
内容は、隠の王(なばりのおう)になるための秘術を手に入れんとする勢力「灰狼衆(かいろうしゅう)」の動きと、その他継承一族を中心とした忍び組織の秘伝書の争奪戦とその渦中に巻き込まれる忍(なばり)の世界の人々のお話です。
この争奪戦は、ほんの十年程前に一部の世界がその力によってリセットされたらしい…という事実に気がついた人間から始まるリベンジめいたものらしく、求める方もいまひとつ推測の域を出ていないようですが、その持ち主や力の謎は物語が進むにつれて徐々に明らかになりつつまだまだ謎の多いままに物語は進んでいっています。
もともとこの忍びの世界でいう「奥義」とは「秘伝書」によって一族に伝えられている「術方」で、それを手することによって力をつけていく小競り合いも平行して行われているが、その理由は秘術「森羅万象」をなんとしても手に入れるようとする服部の思惑があり…。
帷(とばり)先生が姿を隠し、主人公の助けようとする禁断の奥義を紐解いた少年の死も近くなり、追っ手も近くなり…そろそろ佳境に入っているような気がしますが、これからどういった展開があるのか…。
甲賀や伊賀といった忍の世界をその存在を表には隠したまま現代に残る一族で構成し、密かに現の世の中に関わりつつも存続されている、という設定ですが、比較的その構成されている年齢層が低いのはなんでしょうか?
(読者ターゲットの問題だと言われると終わりなのですが(^^;))
ある一族は、謀反により兄妹以外にはもう今は居ません。
それにまつわる葛藤やすれ違いの物語も、その世界独特の考え方を見せて引きつけられました。
その他、「隠された秘伝書」にまつわる忍者ものの定番とも言えるテイストを臭わせながら新しいお話展開がされていて、数人のキャラクターにも瞳の表現に昔の漫画に似せた書き方を見て、忍者ものに思い入れがあるのかなあと勝手に思って頬をゆるめたりしています。
先頃、アニメ化もしていたようですが、それは見逃しましたが、連載中の本編ではまだ終わっていないので、未だ解けぬ謎と展開に、新刊を心待ちにしています。
電子書籍
レモネード
2022/06/28 00:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
服部さんとか一季さんは好きになれないけど、メインの灰狼衆勢が好きすぎて辛いです。宵風と俄雨の組み合わせとか可愛いと可愛いが掛け合わさって、自分の中で可愛いがゲシュタルト崩壊しました(笑)それと、雪見と宵風のシーンが良すぎて…この二人、本当大好きです。
投稿元:
レビューを見る
壬晴と宵風、そして先生、虹一、雷鳴。色々と人間関係がまた複雑になっています。
壬晴の世渡りっぷりは凄いね…。
投稿元:
レビューを見る
なんか段々絵が変わってきたような…?腕と首筋がどんどん細く…いえ、でもやっぱりストーリーとか大好きですにょろり☆これから先生がどういう行動をとるか、見どころかと。
投稿元:
レビューを見る
雪見とか、いいキャラだなぁと思った。
大人になっていくにしたがって、仕方ないことが増えていく。
それと、どう折り合いをつけていくかというのは、本当に難しいことです。
投稿元:
レビューを見る
絵が好き。とにかく好き。友達に借りてるシリーズのうちのひとつ。雷光がどんどん壊れてく様が凄いいい(笑)不死身かぁ……。まさか虹一がこういうキャラ位置になると、誰が予想したでしょう。始めの頃、人を殺すということに心を痛めて、いや、恐怖を感じていたような気がするんだけど、あれって、今の状況からするとどう説明したらいいんだろう?今巻は、次巻への伏線が多い。帷はどこへ行ったのか。っていうか、多分禁術書って帷のしてるあのピアスっぽいですよね。あれがどう書物になるのかは分らないけど。そして雪見が死ぬか何かしそうで怖いです。うー、死なないで。
投稿元:
レビューを見る
物語はシリアスな森羅万象ムード(?
がうはあれだし
ゆきみはあれだし
とばりはあれだし
よいてなくし
投稿元:
レビューを見る
ん?てことは何かい、雪見さん。
保護者二人して行方不明ってこと・・・?
子供さんやりたい放題じゃん。
投稿元:
レビューを見る
とうとう、不死らしい虹一の正体が明らかに。
どうりで帷先生より大人な訳だ。
同時に虹一の推理により、10年前の森羅万象を巡るできごとがチラリと見えました。
帷は、何のためかは分かりませんが姿を消します。
学校、どうするんだろ。
子供が嫌いと言いながら、壬晴に食べる物買ってきてやったり、宵風にレモネード作ってやったり(しかもかいがいしくスプーンで飲ませてやって)、雪見は面倒見いいですな。
レモネードをリクエストする宵風、実はこれが気に入っているというか、吉見の気持ちを感じているというか、ちょっと吉見に甘えか信頼を見せた感じで切ないね。
そして、やっぱり雪見も宵風を助けたいと思っているようで、ようやく行動に移します。
俄雨と雷光の話は泣かせる。
殺すような態度を見せておきながら、俄雨を助ける宵風も泣かせる。
味覚がなくなった宵風に、香の高いケーキを作って差し出す俄雨。
お礼をいいつつ照れまくる俄雨が、かえって泣かせる。
投稿元:
レビューを見る
隠の王はめっちゃおもろいですよ
絵もすごく好きです!!それに話もオリジナリティーが溢れてます!!今までこんな話は読んだことないです。
キャラも全員魅力的♥
忍びの話です。現在に生き残る忍びのお話です。
笑あり、感動あり、お涙頂戴あり?な話です。
アニメ化もされてるよー♪背景が水彩風ですごく暖かい!動きがかっこいい!!
みんなも読んでみよー(`∀´)ノ
投稿元:
レビューを見る
ゆきみが表紙です。ということは…。
「宵風の確かに生きてきた時間を捜しに行こうと思う」
レモネードその2。かいがいしすぎやしませんか。
あぁ、色々と素敵過ぎる。いとおしい。大好きだ。
宵風と俄雨のシーンが好きです。
俄雨がゆきみの部屋で叫ぶのが可愛くて、私は彼が出てこなくて寂しがってたみたいだ。
次巻が出てない(もうすぐ?)ので傘が気になる…。
4冊買って、2日でそろえちゃいました。
投稿元:
レビューを見る
“僕らは 死に恋してる アルヤの 学院長の様に 優しい最期を 夢見てる
母さんや 父さんや 壬晴君や 雷鳴さんや 帷先生が
老いて死んでゆくのを 見送るのだけなのは もう嫌なんだ
嫌なんだ…
この呪いから 解き放って欲しい
そうじゃないと 淋しくて 恐ろしいんです”
相澤君は自分を“実験体”だと言った。
その前には、昔の秘術の所用者が“不老不死 人体成造 感覚移植 (中略) 生体実験を行った”と言っている。
彼は、不老不死にされただけじゃなく、鳥の遺伝子でも組み込まされてしまったのかなぁ…と。
前巻では髪が羽になったり指と爪が細長くなったり頬から毛がたったり瞳が人間離れしたりしていましたしね。
あと、宵風と雪見のこれからが気になる。
すごく、気になる。
でも、あまり、知りたくない。
なんだか、考えたら、考えすぎて、怖い。
“そら”って、誰だろう。
自らの想像に耐えられない。
…なんだか、涙が出てきた。
Thanks to S.M.
“宵風の
確かに生きてきた時間を
捜しに行こうと思う”