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本気で自国を憂う人がいて、愛する者の意志を継ごうとする者がいる。自分の任務を全うしようと戦う者がいて、己の保身に必死な者がいる…。『いそかぜ』の暴走とともに、そんな人間模様もあわせて書かれているのだが、それが物語を一層、面白く重厚なものにしている。
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自らの掟に従い、15歳で父親を手にかけた少年。
一人息子を国家に惨殺され、それまでの人生をなげうち鬼となった男。
祖国に絶望して叛逆の牙をむく、孤独な北朝鮮工作員。
男たちの底深い情念が最新のシステム護衛艦を暴走させる
「現在、本艦の全ミサイルの照準は東京首都圏に設定されている。 海上自衛隊護衛艦《いそかぜ》。その弾頭、通常に非ず」・・・
極みです。まさに極みです。
圧倒的なスケールで描かれた作品でした
ヒューマンドラマも満載です
これも最後のほう泣きまくりでした。
2度目読んだときはプロローグで泣きました。
もうね、、いろんなものが心に残りましたよ
イージスとは護衛艦(イージス艦)を指しています
その名前の由来はギリシャ神話で戦の女神がもつ最強の盾から名付けられています
名前の通り海上においてはあらゆる攻撃に備えた盾になりうる攻撃力を持っています
前回よりテーマを絞ってきていますね
知ってますか?
もし明日某国からミサイル攻撃を受けても
法律上の問題により、この国は一発も打ち返すどころか、守る事も出来ません
(現実には総理大臣の下で内閣安全保障会議にて閣議決定が必要です
有事法の見直しなど進められていますが)
それでも自衛隊のもとで毎年軍備を強化しています
決して使われる事のない兵器たち
この国の矛盾・・・舵を失った国家はどこにいくのでしょうか?
盾は守るべき主を失っています
ダイスシリーズ3作目で12の続きです
ミステリー色が豊かになりました
良い意味で騙された感が沢山あると思います
勿論エンターテインメントもバリバリの作品です
読んだ方は江戸川乱歩賞アンソロジー「白の謎」を是非読んで下さい
第2回大藪春彦賞。第18回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞。第53回日本推理作家協会賞長篇
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映画化決定。
期待してます。
前2作は出てくる人間に少し違和感が有りましたが、イージスは改善されている感じがしました。
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最初は、本の分厚さに気圧され、登場人物の生い立ち的なストーリー展開にイマイチ乗りきれず、しばらく放置されていたのですが映画化の報を聞いて再び手に取った次第。
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テーマについて深く考えさせられた。キャラクターに魅力があり、読み出すと止まらない。専門用語や機械の名称が多くて女子には少し難しい所も。
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在日米軍基地で起こった未曾有の惨事。これを引き金に護衛艦<いそかぜ>が国家間の策略により暴走を始める──。
三人の男達の生い立ちから始まり、イージス艦のきめ細かな描写はもとより、沢山の登場人物の性格も見事。映画を観ているようなリアルさで引き込まれる。
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想い。これはローレライより先に書かれたの?こっちの方が断然面白いわ。ここまで書き込んでくれると楽しめる。
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ぶっといので買ってしばらく寝かせてあった。が、もともとこの手のカテゴリ本が好きなこともあり読み出したらあっという間だった。
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福井氏作品のなかで一番好きな本。男臭い内容だが、各登場人物のキャラクター描写は見事。この年でこんなものが書けるとは・・・・!
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自 衛 隊 は な ん の た め に 存 在 す る の か ?
日本人なら一度は考えたことがあるはず。
ない? んぢゃ、ぜひこれを読んで一緒に考えましょう。
漢字が多くて挫折した? んぢゃ、ぜひ夏に公開される映画を観にいきましょう。
熱いですよ。
今のご時世、こんな熱く語っちゃってるのってすごいですよ。
今、この本が売れていること、
映画化が試みられたこと、
そして世界中の32カ国から配給オファーが来ていること、
これらすべてのことが、日本人として、嬉しいです。
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現役自衛官による反乱で、敵となった新鋭イージス艦が東京湾に姿を現す! そして、そのミサイルの弾頭には・・・!
あつらえたようにきっかりと下巻に引く様は、本書の初出が一冊で刊行されたのを疑う程。
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長編小説も荒々しそうな作品も読んだ事がなかったので、挑戦してみるかーと、ちと心踊らせながら買ってみる。 登場人物を見ると20人近くの名があり、全ての人物を覚えられそうもないので一先ず置いといて、序章へと。主要な人物になるであろう如月行(きさらぎ こう)、仙石恒史、宮津弘隆の物語が3編。この中では如月行の話がおもしろかった。各々の生い立ちと陰のある部分を匂わせてくるから人物を印象付けしてくれて、興味を持たせてくれた。けれども、変な推測も憶測もしないで読みたかったと思う。付けたしといった感じで本編の最後に3編を載せてもらいたかったな。 一章は、む、難しい! 海上自衛隊、護衛艦、護衛艦のシステムを説明しつつ出航した物語におバカな私は何度もつまずく。何のこっちゃ分からんというのが本音。聞いた事のあるいくつかの略語でさえも意味を知らなかったりして、勉強をしながら読む。3人の人物と後に絡んでくる要素も含まれているけれど、主人公も話の形さえも分からない。 大まかにも見えないまま、二章。やっと、各キャラクターがはっきりとしてきて、如月行と仙石恒史は特に濃い印象になる。映画やドラマを見ているかの如く、表現力だけで自分の中で想像をさせてくれる文面を書く事の出来る作者はすごい! 再生中に一時停止を押したくないような感覚で本を閉じる機会を窺ってしまう程に、おもしろい。 続きが気になりつつ、三章。あやふやだったものが明確になり、話が一つにつながる。仙石の気持ちが一番よく分かるし、如月の気持ちも分からなくはないんだよな。ただ、宮津艦長と幹部達はどうしてそういう考えになるのかねぇと思ってしまう。難しいけれど、考えれば考える程に、正しい答えはあるのかと考えさせられた。続きが気になるー。
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福井晴敏は虚構を元にしてしか戦争を書けない作家なのだが、今作も戦争はしていないが似たようなものである。何でもいいからとにかく読んでもらいたい。分厚いが、ページを捲るたびに分厚いことに嬉しくなる。
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日本国民読んで考え直せって感じですね。防衛だけじゃなくて多くの企業・組織、また人一人一人にいえることがかいてあるからさ。
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「終戦のローレライ」を書いた作者・福井晴敏の放つ海上自衛隊もの。今夏、映画も上映。今、日本の未来を背負った「亡国のイージス」が熱い!