ショートショートが26編
2021/11/23 00:56
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと毒気のあるショートショート集。著者は阿刀田高が好きらしく、なるほど確かに阿刀田作品のテイストが出ている一冊だなとおもいました。
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星新一風のショートショート!
こんな雰囲気のお話もあるだなんて意外。
1話目でほっとゆるんだら、騙されます。
でも好きか嫌いか聞かれたら、好きですわー。
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今度は「黒い」が帯の文句だったけど、そんなに黒いなとは思わず…
ショートショートは難しいので、普通に楽しめたのは良かったです。
一話一話が短いので、移動中のお供にはお薦め。
ほどほどに「いい話」と「ブラックな話」が混じってるので読後感も良し。
また短編集出して欲しいなー
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面白かった。『世にも奇妙な物語』が好きな方には絶対お薦めです。
日常起こり得ることが、ブラックに描かれていたり、ほっこりだったり、ブラックだったり、シュールだったり。
私は特に「秘祭」が好きです。これを読んだ瞬間、「この本やっぱり面白い!!」と再認識させられました。
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本編以外の解説に思うことすべてが書かれていて、そうだよこれだよ、と感じました。
いやぁおもしろかった。
やっぱり短編集すきだ。
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坂木司さんのブラックな話というのは初めてだったかな?内容はいいお話が少しで残りが何か考えさせられたり、怖いお話だったりと中々楽しめました。ショートショートなので簡単に読めるからオススメです。
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短編集と言うよりショートショート。あまりにも短くて、主人公に感情移入するまもなくそれぞれの話は終わってしまいます。お話を楽しむというよりは、アイデアを楽しんでる感じがします。
やや現実離れした設定の話が多く、時折とてもブラックですが、よくもこういろいろと思い付くなぁと、そんな風に楽しむ本かもしれません。
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「今度の坂木司は黒いゾ」って帯にビビリながらも。
あれ、”いい人”逸品なはずなのに、意外とブラック。
ちょっとイメージ変わりそうだけど。
まぁ、人格者なんていないから。
この程度の黒さは持ってないと。
日常の中でチラッとくる黒いオチ。
(黒くないのももちろんあります)
結構好みでした。
特に「秘祭」は怖すぎです。
本当にこんな祭りに参加する羽目になったら
どうしよう。。。
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日常の謎系で世の中を暖かな目で見つめるというイメージがあった作者だが、この短編集はけっこうブラックな話が多い。各話が短くて読みやすいので、ちょっとした待ち時間や移動中に読むのにぴったり。
ベストは、視点が反転するとどうなるかが恐ろしい「試写会」だと思うが、やはり好きなのは「物件案内」や「ビル業務」など不思議ながらほっこりする話。
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「試写会」:懸賞で当たった映画の試写会で私が目にしたのは、自分の行動が盗撮された映像だった。その後、悪夢のような出来事が私を襲う…。「秘祭」:とある村に代々伝わる極秘の祭り。村の17歳の男女全員が集まられて行われる、世にも恐ろしく残酷な儀式とは? ブラックな笑いと鮮やかなオチ。新鮮なオドロキに満ちた、坂木司版「世にも奇妙な物語」(紹介文参照)
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坂木司と短編集という帯にやられて購入。
装丁もキレイで私好みでした。坂木さんの装丁は本棚が明るくなるから好き!
ホラーもあり、グロいものもありで今までの印象をガラリと覆された感じ。しかしやっぱり坂木さんは人情物が凄く上手いと思うのでそういう短編を今度は作って欲しいなぁ…。
ホラーやミステリーの短編は結構あるし、もっとゾクリとするものがある気がするので。グロいものもただ気持ち悪い感じがして少し私には向きませんでした。
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帯にも書いてあるとおり、坂木さんにしてはブラック。
ただし、残酷だったりグロかったりはしないので、
そういうのが苦手な方にもおすすめできるかな。
読みながら感じたのは、『世にも奇妙な物語』のネタに
使えそうなショートショートだなってこと。
それぞれそれなりに面白いし、好きなものもある。
けど、個人的には長編の方が好きだな。
短編だとしても、『引きこもり探偵』シリーズや
『シンデレラ・ティース』くらいのボリュームが欲しい。
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「短劇」、その名の通り短編集でした。
私は短編があまり好きではありません。一冊丸々つながったはなしだと思って読んだら短編だったときのがっかり感は異常・・・
なのでまあ、全く期待せずに暇つぶしで読んだら、これがすごくおもしろかったです。短編<長編っていう概念が少し覆りました。
ブラックで皮肉が利いたはなしが多く、意味のわからないはなしもありました。世にも奇妙な物語がすきな人は絶対すきだと思う
坂木司さんの本はいろいろ読みましたが、ハッピーエンド至上主義的な話がほとんどだったので、こんな暗くホラーチックな話も書けるのか、と失礼にも意外だと思ったし、こっちの話の方が好きでした
読むのをやめなくてよかった。すごく自分好みでした
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うららかな春の日に散歩していたら一陣の風が吹いて
奥歯のあたりで砂を噛んでしまったような読後感。
壁一枚隔てた身近で遠いところで起きていそうな不思議な短編。
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坂木さんにしては珍しくも暗いお話。短編集。
人間の暗いところをそっと撫でるようなぞわっとした恐怖が他のホラーとは違って寒々しい。それも、日常にありえそうなネタが多いのがより一層の恐怖を掻き立てるので、読者は背後要注意!
ただ、中には想像させるだけさせておいて、そのまま終わっていくお話も多々あり、薄ぼんやりとした話の輪郭だけに感じて「これだけ?」と思われるものも混じっているので他よりは少し微妙。
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これまでに読んだ坂木司作品は、短編連作と長編のみだったのだけど、
この本はちょっと種類が違う。いわゆるショートショートのブラックストーリー集。
氏にこういう引き出しがある、ということにちょっとビックリ。
良い意味でも悪い意味でも、生活感に溢れていたこれまでの作品とは違い、
シニカルでブラックな短編が26篇も詰め込まれている。
バランス良くハッピーエンドとブラックエンドが鏤められてるのが良い。
各話それぞれに「ニヤリ」があったり、「ウェ~・・」があったり、「よかった!」があったりする。
読んでいる途中で、「これはニヤリかな?」とか予想出来るのが非常に嬉しい。
そういう読み方をすると、非常に楽しめる作品。
いわゆる坂木司作品が好きな人はどう取るのか解らないけれど、
僕にはかなりのストライクゾーン♪ オススメです!