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邪な囁き みんなのレビュー

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みんなのレビュー19件

みんなの評価3.9

評価内訳

19 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

「闇」はどんなに人にもあるものなのです

2009/06/14 20:16

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公は、幼少の頃から自分の中でささやきつづける「あいつ」の存在を意識していた。彼は、「あいつ」に言われるまま、罪の快楽へ落ちていく。

 子供は元来残虐なものだ。
 けれど、それは長じるにつれ、恥ずべきものであると認識、あるいは、別の興味を得、あるいは、他者の気持ちとシンクロすることを覚え、脆弱になったり深層の奥に埋もれていくものだ。
 なぜなら、それは自分の中の闇だから。
 人が無意識に「闇」を恐れるように、人は自分の心の「闇」も恐れる遺伝子があるのだと思う。

 主人公の不幸は、その囁きを自分のものだと認識しなかったことなのだろう。
 物語は、主に主人公の視点ですすむ。だから、彼がどんな嘆きを語ろうとも薄っぺらで、偽善的にしか捕えられない。が、結局は彼が自己と向き合うことから逃げていたからなのだと感じる。
 たとえば、勉強のできない子であったり、親の意に沿わない子であれば、親や周りとの確執の中で、自己を見つめるということができたのかもしれない。けれど、彼はいい子であり続け、自己を殺してそつなく生きる術までを手に入れる。

 罪は罪だ。
 けれど、そうやって抑圧された彼を、単純に責めることは難しい。

 彼は、美しい売春婦によって救われる。
 (結末はどうであれ、あれは一種の救済であり、昇華なのだと私は思った)
 ステレオだと片づけるのは簡単かもしれない。が、あえてここでこういうステレオな人物を配し、そういう展開にもっていった意味を考えてみたい。
 

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