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蝦夷と朝廷の壮絶な戦いが、今始まる。
比較的知られていなかった、東北の
歴史をお勉強しながら、民族の存続をかけた戦いを。
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また読んじゃったよ。。。
また泣いちゃったよ。。。
なんでかなー。
熊谷達也の『荒蝦夷』は歴史事実に沿っている気もするが
読んでいる者の心を捉えるのはやはりこちらか。
歴史事象ではなく、物語として深く心に染み入るのだ。
思い出しただけでも泣けてくる。
やっぱしいいなー、この作品。
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ここから、はじまる。蝦夷の長として、自分たちの誇りのために、アテルイは朝廷に戦いを挑む。己の利益しか求めず蝦夷を人と見ない都への宣戦布告は、やがてアテルイに、田村麻呂との出会いをもたらす。
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全2巻。
坂上田村麻呂の東征を
みちのくの立場から描いた物語。
朝廷から見れば蛮族でしかなく、
人ならぬ物達と蔑まれ続けた蝦夷の民。
征伐するのが当然と
正義の名の下に起こした戦争は、
誰のための正義だったのか。
歴史を記すことをしなかったために、
語られることが無かったみちのく側の言い分を、
鮮やかに描き上げた傑作。
もうね。
涙が止まりません。
みちのく人には是非読んでもらいたい。
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涙なしでは語れない…!
とにかく、蝦夷の男たちに惚れます。
アテルイとモレ以外にも、良い男、いっぱいいるよ…!!
朝廷を手玉に取った男たち。
…とか書くと、なんか話変わるな…(笑)
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憎みきれない敵役が多い高橋作品ですが、本作もしかり。
なにより主役である蝦夷達の侠気がたまらねえ。
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副題が「北の燿星アテルイ」ということで、蝦夷の英雄アテルイ(阿弓流為)の物語です。文庫で上下2巻で、北方謙三の三国志を読んだ後としてはちょうど手ごろな長さであり、親父のから借りて読み始めました。国は違えど三国志で改めて歴史ものの面白さを実感し、日本の歴史ものに久しぶりに触れてみました。
アテルイについては、全く知らず、登場人物では坂上田村麻呂を唯一知っているだけで、なかなかな登場人物の名前の漢字表記にも馴染めず、ダラダラと読み進めていました。ただ登場する地名は宮城県在住の私にとってはなじみの土地が多く、それは読み進める意欲を助けてくれるものでした。
三国志の北方ワールドの後なだけに、北方の『男気!』に対して、なんか淡白で物足りないっているのが最初の読後感です。
主人公のアテルイ(阿弓流為)のほかに多くの魅力的な人物がいるのですが、彼らの人間臭さが伝わってこず、ひどい言い方をすれば、2次元平面のアニメを見ているようでした。
坂上田村麻呂との最終戦へに向けての部分は、盛り上がりを期待したのですが、いま一つという感じでした。ただアテルイ(阿弓流為)という蝦夷(東北)の英雄を知ったことは教養としてプラスにはなりました。
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780年ごろ。蝦夷と朝廷軍の戦いを描いた作品。朝廷軍は初代征夷大将軍の坂上田村麻呂であるが,対する蝦夷の総帥とも言える人物が阿弖流爲(アテルイ)である。そして,その義理の兄にあたり,参謀として大軍の朝廷軍を少数の蝦夷連合軍が対抗する戦略をめぐらしたのが母礼(モレ)である。
本小説は,蝦夷側からかかれており,朝廷からは人としての扱いを受けず,屈辱を重ねてきた蝦夷の”蝦夷としての誇り”を守るために戦った男達の話である。
小説は蝦夷が朝廷軍から攻撃されつつも,母礼の鮮やかな策略で大軍を破るという痛快な場面が多く,また,そんな緊迫した場面がありながらも,笑いを誘うような武人達のやりとりがあったり,からっとした小説であるが,下巻の後半以降は,手に汗握る場面の連続,感動場面の連続でここに記すことはあえて避けるが,最後の最後に朝廷側の大将田村麻呂が言った『俺もそなたらの側に生まれたかったな』という一言が胸の奥に染み渡るような作品。
★4つなのは,好みとしての問題だが,小説の合間などに,”現在の地では○○で・・・”とか”これは現在ではこのように取扱われている”とか,史実に裏づけされた記述などがあれば,★5つとしたはず。
阿弖流爲は史実として史料で2回現れるらしい。一つは衣川から巣伏にかけての戦いについての紀古佐美(朝廷側大将)の詳細な報告で『続日本紀』にあり,もう1つは阿弖流爲の降伏に関する記述で『日本紀略』にある。(wikipedia)
このため,大部分が創作であることには違いないだろうが(それがいけないわけではなく,少ない史実をもとに,小説を組みたて,ここまで感動する物語を描ける著者に感服するのだが),現在の土地を訪ねた感想であるとかがあれば,歴史小説好きには更に本小説に引き込まれて言ったと思う。
人の好きずきと書いたのは,そのように,現実と小説の中の場面とを行ったり来たりするのが,話が途切れるようで嫌だと言う人もいるかもしれないということからである。
しかし,今回,高橋氏の小説を始めて読んだが,手元には炎立つも既に準備されており,これから読むのが楽しみである。
全2巻。
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もう何度目かわからないくらい読んでます!
「火怨」「炎立つ」「天を衝く」で陸奥3部作と言われていますが、その中でも
たぶんいちばん熱い話だと思います。
どのキャラクタも最高だし、結末の切なさ、読後感も最高です!!!
時代小説ではあるけど、しゃべり言葉は結構現代チックなので、読みやすいと思います。読んだことのない方は絶対に読んでみてください!
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日本史の上では単なる反逆者として扱われているアテルイ。
しかし、その蝦夷であることの誇りや、その思いは読者の心を打ちます。
戦略的な事柄が多く出てきて分かりにくいとお思いになる方もいるとは思います(そのために星4つにしなければならないのが残念)が、それを考慮しても、胸が熱くなること間違いなし!
泣けます!
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とにかく、一気に読める!
歴史上の人物が書かれているので、結末は分かりきっているのですが、とにかく先が気になってしょうがないです。
歴史上では、日本統一の妨げになったと言われている「アテルイ」
でもこれを読むと、彼等の憤りや戦わなければならなかった想いが、胸にズンズン響いてきます。
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東北を舞台にした歴史小説のシリーズの最初の物語。この後、「炎立つ」「天を衝く」と時代が続く。どれを読んでも本当に面白いが、この作品はやはり吉川英治文学賞を取っただけのことはある。高橋克彦を初めて呼んで大好きになってしまった本。各地にまつわるこのような面白い本があれば学校の日本史の勉強も大分違ったような気がするなぁ。でも学生の時にこの面白さはわからないかもしれない。うーん、難しいなぁ。
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蝦夷の地にある黄金を欲しいがために侵略を謀る朝廷と
その侵略を阿弖流為を筆頭に阻止する歴史小説。
勇猛果敢な主人公阿弖流為に力添えをする部下というありふれた構図なんだけど、特に策士の母礼がやばい
ここまで計画通りに蝦夷無双が続くと現実離れしてやいないか?とも思わせる。
そして、好敵手とも幼馴染ともとれる坂上田村麻呂との好戦。
やばいわ。久々に涙線に語りかけられたわ。「泣いていいよ」って。
武士道とは違う、蝦夷の生き様とくとご覧あれってかんじ。文句なしすぎる面白さ!
圧倒的にもう一度読みたい。
【個人的豆知識メモ】
当時(奈良時代)は大仏を建設中?でどうやら大量の黄金が必要で
この黄金は中国から輸入してたらしい。それで朝廷は蝦夷の地で
発掘できることを発見し、蝦夷の地がターゲットになったのが事のはじまりらしい。
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初めて読んでから7、8年立っていますが、年1、2回読み返す本。
未だに涙してしまいます。
キャラクターが生き生きしていてかっこよくて、だからこそ最後が切ない。
男が惚れる男って凄く魅力的ですよね。
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・12/24 スケールが大きくすごいという本屋の推薦で思わず買ってしまった.本当は「炎立つ」でも読んで陸奥を思い出そうかと思っただけなんだけど、まあこっちも舞台が陸奥だってから、読んでみようと思う.
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平成17年(2005年)
・1/4 再開.時々泣ける場面がある.男の友情というか同士の結束というか、命を賭けて相手を信頼するってなんか久し振りでかっこいい.この本を読んでる途中で年を越したわけだが、年末にとうとう終わりを告げられた.新しい自分にこれでどうしてもならないといけなくなった.
・1/7 読了.スケールはそこそこ大きくてなかなか読み応えがあるが、あまりに美化し過ぎかもしれない.でもまあ面白いには変わりないから続けて(下)も読みたい、まだ買ってないけど.