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最近、こういうアツい小説を読んでいない。この世に生まれてきた喜びは、こういう小説を読むことにこそあると思うのだが...。ついつい忙しさにかまけて、読む本の数自体が少なくなっているから、仕方ないか。もっと本読まなきゃ。
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高橋克彦という小説家は何やら妖しげなものばかり書いてる、縁のない人だとばかり思っていた。とんでもなかった。拙者の「根っこ」を揺さぶるすごい人だったのだ。
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重いって。日本史の中でアテルイを知ってる人って物凄く少ないんじゃないかな。地元の人ですら知らないと思うんだけど。今まであまり焦点が当たってないところを取り上げてるのが良いですね。物部氏が後ろにいたと言う説が全面に出てて面白い。しかし歴史小説が幾ら虚構の世界であるといえど、もうちょいと虚構を忘れさせるような描写だったら迫力があったのになぁ。もったいない。話の筋は面白いのに、ちょっとした会話なんかで冷めてしまう。
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倭朝廷支配の元では決して書かれなかった蝦夷の雄、阿弖流為の物語です。小説ですので阿弖流為達蝦夷側が格好良すぎるのですが、それが非常にいいです。たくさんの、教科書では語られることのない歴史のひとつです。
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私は蝦夷にまつわる話を知らなかったせいか、話にすんなりと入っていけました。たんたんとした文章のように感じましたが、この話にはそれが良かった。終わりは号泣。こんなに泣ける話はなかなかありませんね。
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東北の地に生きる人々、そして武士の壮絶な歴史ロマン。
時代背景は『火怨』→『炎立つ』→『天を衝く』と続く。
格好良い生き方の男達に惚れますよ!涙しますよ!引き込まれますよ!
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『炎立つ』の作中で安倍貞任が見た夢に登場する白装束の男、阿弖流爲。蝦夷の魂を後世に伝えた若き英雄の姿を描いた作品。
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泣ける。ひたすら泣ける。
単に私が男同士の友情モノに弱いからかもしれないけど、でも泣けるんだよ!
ぐいぐい引き込まれる文章と展開で、読んでて飽きない。
でも泣きながら読むと本がデロデロになってだめだよね。
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ほんとめちゃめちゃ面白い!完璧すぎる物語。みんなかっこよすぎる!!上下の2冊だけど一日で読みきれる。この本のせいで寝不足。
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今まで読んだ本の中で、一番感銘を受けた本。誇り高く生きるとは?永遠につづく時代の流れの中で、自分達の世代が果たすべき役割とは?など、非常に考えさせられる。歴史小説が好きになった、きっかけの本。一冊だけ選べと言われたら、迷わずこの本を推す。
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新規購入ではなく、積読状態のもの
2010/11/13〜11/18
高橋氏のみちのく三部作のひとつ。蝦夷の中でもっとも有名なアテルイを主人公にした大和政権との戦いを描く。歴史は勝者の記録、というが、まさにこの時代の陸奥を生き生きと描く、高橋氏の真骨頂が現れている。後編も楽しみ。
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陸奥の歴史を面白く勉強できる1冊です。金が欲しくて北の地を蹂躙しようとした朝廷に対抗するため蝦夷をまとめて勝てない戦いを挑んだアテルイとその周辺の人達、
朝廷側の将軍や戦いに参加せざるえなかった人達を単なる善悪だけで判断せずちゃんと描きこんでいます。
「義」があり「武士道」があり男たちの「志」と「生き様」に心惹かれます。
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上・下の2巻。
前述した『炎立つ』よりも前の時代(坂上田村麻呂の頃)が舞台。最後は涙無しでは読めない。
ちなみにアテルイとモレの慰霊碑が清水寺にあったりします。
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朝廷と長きに渡り戦い続けた蝦夷。
そしてその若きリーダーアテルイの生き様を描く。
個性の強い人間達が、皆アテルイに惹かれ運命を共に生きる。
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<再々読>血が熱くなる小説。ラストは号泣必至辺境の地に住む、人にあらぬ蝦夷と蔑まれた陸奥の民。蝦夷の平穏と誇りをかけて朝廷と戦うアテルイが主人公。古代東北は謎が多く、アテルイについても近年再評価されだしたばかり。謎多い古代東北史を著者の想像を史実にからめて熱く、鮮やかにストーリー化。