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マサチューセッツ工科大の教授であるウォルター・ルーウィンの一般向けに書かれた物理の解説本です。本書での強烈な言葉が物理がわかれば世界の見え方が変るという著者の主張です。
僕にとって印象的なのは、第5講の虹に関する部分です。虹の発生するメカニズムを知れば、虹が出そうな気象条件のときに水平方向のどの方向に、垂直方向のどの角度を探せばよいかがわかります。キーワードは42度。さらに、不思議な虹、たとえば二重の虹(色のグラデーションが反対になる!)や飛行機から見られる丸い虹、白い虹が紹介されてそのメカニズムを理解することができます。
このように、この本の特徴は、身近なところから攻めるというところです。一般書によくあるように、数式はほとんどでてきません。
ただ、内容はちょっとむずかしい。それは、高校の時に物理で赤点スレスレの点数をとったことのある僕だからかもしれませんが、正直なところ、もう少し図解があればよかったかなと思います。
ちなみに、この先生の授業はネットで公開されていて、簡単に見ることができます。もちろん英語ですけどね。授業の雰囲気を感じるだけでもいいかもしれませんね。
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でんじろう先生と似て非なるように見えるのは、下を見てるか真っ直ぐ見てるかの視線の違いか。
講義の対象、本人の資質、いずれもこちらの方が恵まれているので致し方ないか。
自伝部分は好き嫌いがあるだろう。
たくさんのリンク、楽しみ。
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話題になるだけあって、面白くサクサク読めるところが良い。「ロウソクの科学」の現代物理版、といったところか。
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実践することにより物理学の理解が深まり、学生により興味を持ってもらおうとする姿勢に感服します。しかもiTunesUで公開されているルーウィン教授の授業動画を観ると楽しさが倍増します。
この本は電子書籍にもなっているんですね。電子書籍の方では、文中に紹介されている動画のURLにダイレクトに飛べたりするんでしょうか?
願わくば、電子書籍の特性を活かして、動画を埋め込んであって欲しいと思います。
教育における動画の活用(e-learning)は現場ではかなり進んでいますので、権利等の問題で書籍のマルチメディア化が遅れているとすると残念です。
「百聞は一見にしかず」さらに言うならば「百見は一体験にしかず」かも知れません。これば物理学の教育に限らず、歴史、地理などにも当てはまる事だと思います。
本書は物理学をモチーフにしていますが、教育のあり方がテーマである側面も持っていると思います。
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第一線の科学者であり、優れた教育者でもある著者の授業を受けられるMITの学生は幸せだ。
本書も授業内容を髣髴とさせるもので、トピック、内容、語り口それぞれとても魅力的。
高校生以上向きのこの手の本としては、一押しだろう。
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MITの物理学科教授の講義本です。世界で一番熱い授業をする教授で、OCWで授業が無料で配布されだして一躍有名になった方です。
憧れに憧れる
物理に憧れている人が教えることで、生徒も憧れを持つ。
あんな楽しそうに物理を語ってみたい
こんなに楽しそうに語る物理を勉強してみたい
生徒がこう思えるようになるきっかけを与えられるのが、教育者の役目と責務だなーと実感
下記のURLの動画を見たら、熱い授業の様子が分かる。終盤の45分~が注目。
単振り子の周期がその物体の質量によらないことを体をはって実演しています。
http://ocw.mit.edu/courses/physics/8-01-physics-i-classical-mechanics-fall-1999/video-lectures/lecture-10/
物理学や数学の学問をする醍醐味を伝えて行けるか。。
第一線で活躍したわけではないので難しいが、物理や数学への興味を引き出させる授業や話は提供できるのだろう
こうやって本読んでるのも、そうするための手段の一つだが、速く知識を身に付けねば。
教育って、自分の余暇を削ってでも、生徒に何か憧れを持たせたいって思えるので、やりがいはありますね。
でも、憧れ持たせる前に、点数を上げることが先ですが☆
この本、教養課程での授業なので物理学専攻していなくてもいけます。
ニュートンの力学からはじまって、マクスウェルの電磁気学、そして、宇宙関連の話へ。 昔から今までの物理学の実績や歴史など目からうろこです。
でも、こん本と実際の講義を少しみて思いましたが、
MITの大学生よりも日本の大学生の方が絶対知識量が多いって思いました。
大学1回、2回の段階だけど。
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純粋に面白かった。20年前に読んでおきたかった。通勤列車で読むのも悪いのだろうけど,やっぱり結論を覚える形でしか残っていない自分が悲しい。じっくり,何回か読み直すと良い本なんだろうと思う。
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推薦理由:
本書は、マサチューセッツ工科大学物理学入門講座のウォルター・ルーウィン教授の講義を書籍化したものである。我々の日常生活から宇宙の彼方まで、様々な事象を物理学の理論で鮮やかに説明していくルーウィン教授の講義は美しく感動的で、原書のタイトル『FOR THE LOVE OF PHYSICS』の通り、物理学への愛が伝わってくる。紹介されている多くの実験が大変面白く、ウェブサイトで公開され世界中で人気がある。本書で物理学の楽しさに触れて欲しい。
内容の紹介、感想など:
物理学とは複雑な数式の集合のように思える。しかも、あのマサチューセッツ工科大学の物理学の講義なら、厳しい顔をした物理学者が、常人には理解不可能な数式と専門用語を並べ立てて、日常生活とは無縁に思える難しい事を述べているに違いない。そんなイメージを吹き飛ばすのが本書に書かれているウォルター・ルーウィン教授の講義だ。
ニュートンの法則の講義では、エレベーターの中で体重計に乗るという分かり易い例から宇宙船の中で宇宙飛行士が浮遊する無重力状態は自由落下状態なのだと説明し、圧力の講義ではストローで飲み物を吸い上げる仕組みや、シュノーケルを使って潜れる水深の限界などを解説して日頃注意も払わなかった重力や空気圧がこれらの日常的な事象に様々な影響を及ぼしている事に気付かせる。
特に彼の講義を魅力的なものにしているのは実験だ。ワイングラスの固有振動数の音をスピーカーから出してワイングラスを粉々に割って見せたり、自分の体を帯電させて蛍光管を発光させたり、エネルギー保存の法則を証明するために、15kgの鉄球の軌道上に自分の頭部を置くという命がけの事までする。このような実験を見せながらその結果を導く物理学の理論を説明していくのだから、面白くないはずがない。振り子の周期がおもりの重さにかかわりなく一定であることを証明する実験では、何と学生の前で天井から吊り下げられた振り子のおもりに乗って揺れてみせるのだ。本書の見返し部分にこの写真が載っている。
ルーウィン教授の講義からは、物理学に対する限りない愛と、それを学生に伝えようとする情熱が感じられる。理科系であろうとなかろうと、全ての人が興味を持たずにいられないルーウィン教授の講義を本書で体験して欲しい。
本書に載っているルーウィン教授の講義や数々の実験の多くをウェブサイトで観ることができる。URLが記載されているので、大物理学者が天井からぶら下がって揺れている様子を観てみよう。
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たまに無性に読みたくなる数学・物理・科学関連。
マサチューセッツ工科大学の教授でどうやら世界で一番人気のある物理学者の先生の著書です。
数学・物理学の一般向け書籍ではサイモン・シンの「フェルマーの最終定理」「宇宙創造」が素晴らしいけどルーウィン先生の著書はより専門的でちょっと難しい。でも有名な講義の方法などはとても興味深く私も頭がよくてMITの学生だったらよかったのにと思わせる内容。
そしてこの翻訳本での語り口調は東野圭吾のガリレオシリーズの天才物理学者の話し方にそっくり。この物理学者然とした喋り方はもちろん福山雅治演じる湯川学のキャラクター作りでも重要な点だけどこの業界では一般的なものなのか、それとも東野圭吾の創作か、はたまたルーウィン先生がオリジナルなのか。そんなところが一番気になった(笑)
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MITの物理学教授が彼の講義をもとに物理学の美しさを伝えるために書いた本。
前半はニュートン力学や電磁気学といった古典物理の内容で、後半は彼の専門のX線天文学の説明になっている。
様々な分野が広くカバーされているが、とりわけ虹(光)に対する熱意が伝わってくる。自分が子供になったかのように虹に執着するようすは、とても70歳を超えているとは思えないエネルギーを感じる。この光への情熱がX線天文学(光の分析)へとつながっているのだ。
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楽しかった!
まだ第一回しか観ていなかった「白熱教室」の録画をフォルダごと夫に消されてしまい、仕方なくこの本を読みましたが、結果的には大正解。テレビでは触れていなかったであろうルーウィン先生の生い立ちや芸術への情熱なども含め、本当に興味深く、終始惹きつけられて読みました。
虹の話、音の話、宇宙の話。どれもロマンに満ちています。おすすめです。
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前半の基礎的な物理もいいが、後半のX線天文学が著者の真骨頂なんだろう。可視光以外で得られる情報に宇宙の姿が浮かび上がるさまがすごい。
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NHKでも放送されていたMITの名物教授、ルーウィン教授の本。TV放送を見ていましたが、それが良かったので本でもじっくり読んでみたくて購入しました。もちろん、ルーウィン教授の授業は動画でみるべきですが、その後に本をゆっくりと読むのも良いものでした。
本書では序章にユダヤ人であった父の思い出が載っている点が印象的でした。すごく陽性に見えるルーウィン教授にこうした暗い過去があるのが意外でした。特に、ユダヤ人である父が徐々に行動を規制され、公園に入れないようになり、墓地くらいしか入れなくなったため、”わたしは今でも、父と近くの墓地をよく散歩していたことを思い出す。”というのがせつない。
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目的・・・素人でも理解できる一般常識の向上
前半の基本原理部分は素人でもついていけるが、後半部分の天文学は本人の専門分野ということもあり熱意は伝わってくるがなんの話をしているか難しい。
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FOR THE LOVE OF PHYSICS:
From the End of the Rainbow to the Edge of Time - A Journey Through the Wonders of Physics ―
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163757704 ,
http://hon.bunshun.jp/sp/physics ,
http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/mit/about.html