あのライアーゲームの作者が書いた
2015/09/29 19:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:reon - この投稿者のレビュー一覧を見る
ライアーゲームの作者が書いた本。試し読みで今回ダウンロード。
投稿元:
レビューを見る
並みの野球マンガには興味の無い人に。
スポーツマンシップ? 何ソレ? という人に。
球界史に名を残す偉大な選手児島を有しながら万年最下位のプロ野球団リカオンズが、沖縄の米軍キャンプで賭け野球をやっていた渡久地をひっぱってきたときから、何かが変わりはじめる。
渡久地のプロの「勝負師」としての凄み。ときには「没収試合」に持ち込む為に「上手な反則負け」勝負に持ち込んだり。勝率を上げる為に行われる様々な駆け引きがすごいです。
投稿元:
レビューを見る
画像をごらんになればお分かりになられるでしょうが、野球を題材にした漫画です。しかし、ただの野球漫画ではありません。
・さわやか
・超必殺技(魔球みたいなの)
・真っ向勝負
という野球の3大要素(?)へのアンチテーゼとも言える作品です。
投稿元:
レビューを見る
特に速球があるわけでもなく、変化球もない投手
そんな選手が主人公のいままでにない野球マンガです。
心理戦が面白くて、はまってしまいました。
投稿元:
レビューを見る
東亜があまりにもかっこよすぎてちょいちょい泣きそうになる。
「土下座しろよ」と言われたい。
悪党で聡明で美しい主人公が、
世の野球漫画のセオリーを次々打ち壊していく様は超爽快!
投稿元:
レビューを見る
野球漫画です。
でも、さわやかでは全然なくて、人間臭いです。
勝負の片鱗を見れました。
楽しかった!!
投稿元:
レビューを見る
野球漫画では一番好き。草野球並みのストレートしか持っていない主人公だが、悪魔的な知能で強敵たちに勝っていくという点も個人的に好きなところ。アカギの野球バージョンっぽい感じ。
投稿元:
レビューを見る
主人公が悪党の野球漫画。
この頃の絵は、結構好き嫌いが分かれるかもしれないけど、兎に角展開にドキドキした。一体何が起こるのか先が楽しみで仕方がない。野球なんてずっとろくに見てなかったから、ルールさえ朧なんですが。
でも、この1巻目はまだ児島との出会いとキャラ紹介が中心なのでまだまだ抑え気味のように思えました。それでも、面白いんだよなぁ。
投稿元:
レビューを見る
僕がネットで名乗っている名前は、この漫画の主人公から拝借しました。
渡久地東亜がプロ野球界で活躍する姿を見ていってください^^
投稿元:
レビューを見る
野球漫画というジャンルには入らない作品。
誰にも媚び売らず、ヒールに徹しているの主人公は、多くを語らずたんたんと自分の仕事をこなす。最初は仲間からも理解されないが、彼の行動ひとつひとつは全て「勝つ」ことに直結していて、周りの人間は徐々にその意味に気づいていく。というか、気づかされていく。
甲斐谷作品特有のクールで頼りがいのある主人公が印象的な野球心理ゲーム漫画。
投稿元:
レビューを見る
このマンガは面白すぎます!
どちらかというと少年よりも大人向けのマンガ
ちょっとした今のプロ野球へのメッセージも含んでいるような含んでいないような…
アニメにもなっているので要チェックです!!!
投稿元:
レビューを見る
野球の違うおもしろさに気付かせてくれた漫画。
徐々に面白くなっていくので諦めずに見ていくといいかも。
アニメ化にもなっているらしい。
投稿元:
レビューを見る
淡々とした野球漫画。
プロと賭博野球の対決。
スリリングでほんのささいなスキが命取りになる展開がとても面白い。
今まで見てきたのは高校野球の漫画ばかりだったので、大人の野球というのも新鮮です。
投稿元:
レビューを見る
異質な心理戦が持ち込まれた野球マンガといえばいいのかな?
誰が言ったか忘れましたが『野球の「攻撃」「守り」というのは「攻撃=バッター、守り=ピッチャー・キャッチャー」ではなく、「攻撃=ピッチャー、守り=バッター」だ』という言葉を思い出しました。
投稿元:
レビューを見る
沖縄で賭け野球のエースだった男が、万年最下位のチームを蘇らせ、旧態依然とした野球界に波乱を起こす。今でこそ、スポーツで戦略・戦術やトリックを競うマンガは沢山あるけれども、その嚆矢となった作品であることは間違いないと思う。企画では「野球版のアカギ」ということでスタートした作品らしい。ギャンブルとスポーツは一般的な感覚では違うものではあるが、本質的には同じものとして「勝負」にとことん拘った物語は観ていて非常に面白い。
この漫画が登場するまでのスポーツ漫画は、そのスポーツの枠内での強弱を競うものだったけれども、この漫画辺りから「そのスポーツの本質と勝負」を問うものが出始めている。長らくスポーツ漫画というのは青少年の成長を追体験させるためのもので、必然的にアマチュアスポーツ(甲子園や、学生のスポーツ大会)がその本流だったけれども、読者の高年齢化によって、プロという厳しい世界で勝利するための方法という、大人のニーズに合ったスポーツ漫画の文脈が、この頃に整理されていったのだと思う。
例えば『キャプテン翼』の大空翼はサッカーの天才だし、『SLAM DUNK』の桜木花道でさえ素人でありながらバスケットに活かせる才能の持ち主として描かれる。アマチュアスポーツには金が絡まない(という建前)ので、スポーツそのものの面白さ、そして個人とチームの奮闘を描くしかないという制約もある。それがプロスポーツの世界になると、いきなり金が、それもとんでもない金額が飛び交う現場になるわけで、それによってなにをもって勝利とするのかの意味合いも変わってくる。今作の場合はワンナウツ契約(アウト1個500万円)によっていかに大金を稼ぐか、そしてそれをテコに、いかに弱小球団が勝ち上がっていくかが描かれている。
この変則的なルールの導入と、プロ野球の規則、そして主人公の渡久地東亜の特殊性が組み合わさると、美しいスポーツの世界が血で血を洗う勝負の世界になる。序盤のマリナーズとの反則合戦や、ブルーマーズのイカサマ野球など、野球漫画ではこれまでありえなかった展開がどんどん出てきて、それにことごとく勝利する渡久地東亜は、なるほど「野球版のアカギ」だなぁと。
ただ、それでも今作が「自チームの強みや、ルールや敵の心理の盲点を突いて勝利する」ことを貫いているかと言うと、渡久地東亜という絶対的な強者がいるので、どうしても話の展開を横に拡げるしかなかったのだろうなぁと思う部分もある。具体的に言えば、中盤からの新ワンナウツ契約と、終盤の渡久地東亜のオーナー就任。この二つの路線の微修正によって、スポーツそのものの新しい面白さを追求するところから、スポーツ漫画の従来の面白さを盛り込んだり、スポーツの限界を乗り越える話になっている。この微修正を私は楽しく読めたのだけれど、人によっては正反対の反応になってしまうかもしれない。
漫画史的な位置づけで言えば『ONE OUTS』の登場によって、スポーツ漫画の枠組みが劇的に広がったと思う。一言で言えば「勝負の本質を問う」系スポーツ漫画の登場。自チームの強みを活かし、敵チームの盲点を突いた戦略や戦術で勝つというスポーツの��き方は、『GIANT KILLING』に受け継がれているし、「選手生活を長く続けて高い年俸を得ることこそが、プロスポーツの勝負」という観点から『グラゼニ』が生まれた。『アカギ』という麻雀漫画が、スポーツ漫画に多大な影響を与えて、この系統が広く親しまれるようになったというのは、非常に面白いところだと思う。
あと、「勝負の本質を問う」系スポーツ漫画について、ちょっと変わったところでは『ドラゴン桜』もこの系譜に入るのではないかと思う。『ドラゴン桜』の場合は、「受験勉強のルールに精通し、勝負の本質を問う」という物語になっていて、やっていることは勉強なんだけれども、実際はスポーツとの違いはほとんどない。この辺りは、作者の三田紀房が野球漫画を幾つか手掛けていて、おそらく『ONE OUTS』の構造をかなり研究したのではないかと思うんだよね。現在連載中の『砂の栄冠』では、アマチュアスポーツの究極である甲子園で、勝負の本質を問う話になっているし。