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「ライアーゲーム」作者のスポーツ漫画。盤外戦術があふれるド汚い頭脳戦
2009/08/15 00:52
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もりそば - この投稿者のレビュー一覧を見る
低迷を続ける弱小球団リカオンズ。その中心打者・児島は、沖縄で自主トレ中、賭け野球で勝ち続ける奇妙な青年・渡久地に出会う。
辛くも勝利した児島であったが、勝負師である渡久地に「リカオンズに持っていないもの」を見出し、プロ野球へと誘うのであった。
「ライアーゲーム」があまりに面白かったので、同じ著者のこの本も手に取ってみました。
期待に違わず、すばらしい。
渡久地は投手としてリカオンズに入団しますが、契約にあたり、オーナーと「1アウトとれば500万もらう。しかし1点取られれば球団に5000万支払う」などの条項を盛り込んだ「1ナウツ契約」を結びます。これは防御率が2.7でも赤字になるという厳しいルール。
オーナーは試合の勝ち負けはどうでもよく、渡久地に点を取らせて金を巻き上げようとする鬼畜。主人公最大の敵は、敵チームではなく自軍のオーナーという異様な設定です。
オーナーはあらゆる手段で渡久地をつぶしにかかります。
連投なんかまだいいほうで、とにかく「なんでも」やってくるので、これは一度見ていただきたい。あまりの汚さに清々しさすら覚えます。
しかし渡久地はそれを上回る奇策で立ち向かう。しかもそれは投球術だけではない。「野球のルール」を最大限生かした戦法です。「ピッチャープレートを一度も踏まないで投げると、ボールになる」なんてルールを、渡久地は活用するのです。
契約のちょっとした条項や、野球のルールブックの片隅に載っているような文章を戦略の重要な鍵とし、オーナーと渡久地は火花を散らす。敵の戦略を踏まえ、それを逆手にとって、戦う。スポーツマンシップなどどこにもない、騙し合いです。
絶体絶命の状況から、主人公が思いもよらぬ方法で勝つ……野球漫画でありながら、頭脳戦漫画「ライアーゲーム」を読んだときと同じ読後感を堪能することができました。傑作であります。
しかし……物語途中からワンナウツ契約が渡久地だけではなく、チームメイト3人と連帯責任になる、というルールに変わるのですが、そのあたりから戦略の緻密さが失われてしまい、大味になってしまいます。トラウマの克服や、ちょっとしたアドバイスなどが戦略の決め手となってしまい、物足りなく感じました。
そこが唯一、残念なところです。
駆け引きと集中力
2023/07/25 22:12
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投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ワンナウトを取れるかの賭博野球で、バッターの駆け引き(読み)と集中力で賭けに勝ち続ける主人公のトーア。果たしてプロの小島は勝てるのか?
心理ゲーム
2020/10/01 07:43
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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
野球マンガも書いてたんだ? と思い読んでみたら、やっぱりただの野球マンガじゃなかった。野球のフィールドを借りた心理ゲーム。やっぱりおもしろいね。臭そうじゃないのもいい!
ONE OUTS
2016/10/24 22:04
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
展開と言うか、ストーリーと言うか、絵のタッチがそうだからなのか、雰囲気が暗いですが、展開がおもしろいです。
野球マンガなのか...は、今のところ謎ですが、展開楽しみです。