紙の本
人生の意味
2017/06/15 22:50
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投稿者:ポージー - この投稿者のレビュー一覧を見る
人類史上最も偉大な男の人生はとても壮大で、とてもあっけなかった。
読んだ後は、不思議な肯定感を教えてくれる物語です。
紙の本
最高の人とは?
2015/03/29 00:56
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投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
爆笑問題の太田光がこの本についてよく話していて、読みたくなってしまいました。アメリカ小説とかあまり読まないせいか、ストーリーがいろんなところに飛ぶせいか、最初ちょっと読みにくいなと感じましたが、ただただ美しいと思うような文章もあり、読み進むと面白くなっていきました。
だれかに、「この人がすごく君とあう人だ!」と言われたとして、「この人はないわ~」という人だった場合、いけるかなー。でも、バルザックの「従妹ベット」でも、おばはんにサポートしてもらって脚光を浴び始めた青年が、理想的な娘とラブラブになったら凋落するんだよねー。自分じゃ選ばないような人のほうが、自分とあっていてお互い幸せになれるってことあるんだろうな。
電子書籍
不思議感覚のSF
2021/02/28 10:35
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投稿者:楽しい家庭菜園♪ - この投稿者のレビュー一覧を見る
妻が昔読んだ本が本棚にあったので何となく手にとりました。
物語の序盤でラムファードの『実体化現象』などはでてくるものの、中盤までそれほどSF感はありません。
読み進めていくうちに舞台が火星に移り、水星、再び地球、そしてタイタンへ・・・
科学的な面から見たらかなり荒唐無稽な内容ですが、『地球に干渉する存在の可能性』については、個人的に空想を巡らせていたこともあり、とても共感できる部分もありました。
哲学的なことを考えるのが好きな人には、非常に読み応えのあるものだと思います。
紙の本
なんちゅう
2020/01/04 16:33
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんちゅうまどろっこしい、「ふりだしにもどる」でしょう?
最初から最後まで、こんな風に仕込まれていたんですよね。
筋書きは計画通りでも、人の気持ちははなり知れないものです。
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▼…この本を、爆笑問題太田の帯につられて読んだ人は、一体どういうふうな感想を持ったか知りたい。▼私は…そうだなあ、好き嫌いはともかく、いい話だと思った。
▼人の運命や命はびっくりするほど軽いけど、その軽さは、絶望にも希望にも繋がっているんだってふうに読みました。運命って、不思議で凄くおかしみのあるものだよね。
▼発売日に買ったけど、すごくゆっくり、いろんなことを考えながら、三週間くらいかけて読んだ。そういう読み方が一番適した本だと思う。(09/3/18読了)
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これってSF?ファンタジー?
不思議なお話でした。当時の社会に対しての皮肉なり批判なりが入っているんだと思います。
たしかに神様がいるとしたら、それはあらゆるものに無関心な存在なのだと思います。
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「時間等曲率漏斗」(クロノ・シンクラスティック・インファンディブラム)に飛び込むことにより、
波動現象となって、過去・現在・未来を行き来する存在となったラムフォード。
特殊な存在であるラムフォードは、火星に地球人を送りこみ、そして地球に対して自滅的な戦争を仕掛けさせ、
「徹底的に無関心な神の教会」の下に、地球を結束させる。
しかし、人類の歴史は、遭難した一人のトラルファマドール星人に壊れた宇宙船のパーツを届けるためだけに操作されており、
ラムフォードの力によって、何がなされるわけでもなかった。
久々に、古典的SFを読んだ。
1959年作、ということだが今読んでも新しさを失わないというのは凄いことだ。
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最後の最後まで夢中で読みました。
この本の中での人間の存在理由のオチにとてもびっくり。
こんな理由で私生かされたのか?と思うと、人間なんて本当にちっぽけな存在だと感じた。
でも、そんなちっぽけな私でも生きていていいんだと著者は言ってくれている気がした。
かれの作品、もっと読も。
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前半は話が飛んで飛んで、しかも意味わからん予言や軍隊の話だけど、
その断片的なエピソードがだんだんつながって一つの大きな話になってくのがたまらない。
もう一回読み直す。
忙しかったので、あいた時間にちょっとづつ読んでいたのですが、
これは一気に読んだ方が絶対面白い。
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爆笑問題・太田 光さんの所属事務所<タイタン>は
本作に由来しているそうです(って有名な話ですね。。)
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実に皮肉というか、まさしく物語中の用語で言うなら「トラルファマドール的な」物語である。
解説にも書かれている通り、すべてのことは同時に起こっている。
この物語を読み終えた読者には、ぜひスローターハウス5も読んでいただきたい。
ラムファードとビリーの、時間の中に解き放たれてからの生き方の違いを比較するのも一興だろう。
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SFを読むときは展開への期待と恐怖感があって、そして読んだあとにはいつもちょっとだけ切なくなります。論理の組み立て方が独特で楽しかった!あとがきにある通り、おじいさんに面白くてちょっと怖い話を語ってもらうような気持ちになりました。
この本を読んだせいで火星人にさらわれる夢をみた。
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小説と一緒に、地球から火星・水星・タイタン、そして地球に帰ってきた。
最後の最後の「天がおまえを…」のくだりで、もう全て良しって感じでした!
爆笑の太田のあとがきに、読み終わった時にその小説が思い出の一部になるって 、そんな本です。
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アメリカSFの古典中の古典。
何だか軽妙で滑稽で、テンポよく展開される、大風呂敷のようで大風呂敷ではない小咄。
時間等曲率漏斗なるものに突入して、様々な時空間に偏在することになったラムファード氏は、人類救済のための大掛かりな野望に取り組む。
その道具となった、とある大富豪の遍歴の物語でもある。
さて、人類を救済するには結局何が必要なのか。ラムファード氏の野望は上手くいくのか?
行われていることは壮大なのに、どこか珍妙で胡散臭い。それが読み手をウキウキさせるような珍妙さである。
それでいて、話の収束させ方が実に素朴。
一周回って・・・と言う感じである。
ウキウキしてしんみりする。非常に素晴らしい時間つぶしになる。確かに傑作だと思う。
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太田光の解説が親切で愛にあふれておる。私の知ってる太田光じゃない…
私たちの暮らす東京の街やなんかが、無作為に建てられているようでいて実は異星人からはるか土星へのメッセージなんて、そんなことを考えるとなんだか面白いようなわくわくするような。でもラムファードみたいな人にとってはむかつくんだろうなあ