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鎌倉や家族再生を描いても、
単なるセンチメンタルやノスタルジーにならない
吉田秋生の強さがいい。
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実は吉田秋生のいわゆる代表作って読んだことがないのですが。「櫻の園」とか、こういう感じのお話はかなり好きです。
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BANANA FISHと同じ作者とは思えない、全く違う世界観で描かれた作品です。暖かい気持ちになりますね。大人の女性向けではないでしょうか。
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鎌倉に住む四姉妹の話。なんだか凄く夏らしい雰囲気で、読後なんだか幸せな気持ちになった。やさしくなりたい。
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鎌倉の街のどうにも懐かしくてゆったりとおおらかな空気がなんとも言えない。姉妹のはなし。ラヴァーズキスをふまえつつ、なのかな。一応。
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15年前に母と離婚して家を出た父が死んだ。三姉妹は15年間一度も父にあったことがなかった。次女の佳乃と三女のチカは、父のお葬式に出ることになるが、悲しみはなかった。
山形まできた二人を出迎えたのは、離婚した原因となった女性との間にできた子ども、すずだった。
彼女は三姉妹の腹違いの妹で、涙も見せずにしっかりとした女の子に見えたが…。
『YASHA-夜叉-』や『イヴの眠り』の怖〜い雰囲気とは全く違って、優しい気持ちになるそんな話です。
女の子のきょうだいに憧れちゃうなww。
(2008.2.9)
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えー、こんなん出てたん!
と、本屋さんで見かけてビックリした吉田 秋生の新しいマンガ。
出てから、1年近く、気づかなかった。
舞台は、「ラヴァーズ・キス」の鎌倉。
というか、藤井 朋章……って、あの藤井 朋章ですよねぇ。高校3年生になるまでは、こんなことしてたんだ。
あのタラシの噂は、本当だったんですね(爆)
でもまあ、それは、メインのストーリーではなくて、奥の深い背景。
メインは、鎌倉に住んでいる4姉妹のお話。
なんか、いいですよこれ。鎌倉に住んでみたいと思わせる物語です。
吉田 秋生の物語は、「河よりも長くゆるやかに」とか、「ラヴァーズ・キス」とか、「櫻の園」とか、海街diaryのシリーズと同じく、現実よりのお話と、「BANANA FISH」とか「YASHA」とかのアクションの強いお話とがあります。
で、物語の派手さや、エンターテイメントとしては、多分、後者の方が面白いと思います。
でも、前者の物語も、なんか、こころに足跡をつけていくような、きつい描写はないのに、なにかが刻まれるような物語なのです。
「河よりも」の続きがかかれることはもうないのかもしれないけれど、こうやって、かき続けられている物語が、「河よりも」を含んで展開されていっているような気がします。
そして、やっぱり、長女は大変だなぁと思った。
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面白い。ラバーズキスの登場人物が出てきたりする。
この人は本当に鎌倉を愛しているんだなぁと思う。
切ないけど優しい。続きはやくでないかな〜
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鎌倉を舞台に家族の絆を描いた作品です。1話で即やられました、お葬式でのさち姉の言動。そして、式終わりの帰り道からも。さち姉の魅力で今後も読みたいと思いました。
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なんでこんなに吉田秋生の描く鎌倉は魅力的なんだろう。思わず懐かしく思えて故郷でもないのに帰りたくなってしまう。
あとラヴァーズキスで登場した藤井朋章と同姓同名のキャラが出てきたのでなんだかにやりとしてしまった。
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やっと買いました。
吉祥天女とかBANANA FISHの吉田秋生しか知らないので、結構印象が変わりました。
父親の死を通して家族の絆を描いた作品。
この4姉妹の育った環境は決して幸せではない。
なのに、彼女たちに不思議と不幸を感じない。
決して傷ついていないわけじゃない。
でもそれらを受け止めているからこそ、自分に素直に生きれるのかもしれない。
ひとに対してもやさしくできるんだろう。
決して、穏やかに接することだけが優しさではないと気付かせてくれる。
人には人のキャパや得手不得手があって、理屈や自分の基準で考えてはいけないのだ、と気付かせてくれる。
そして、それに気付いてあげられることが、本当の優しさなのかもしれないと思った。
絆ってあったかい。
人に優しくしたいと思わせてくれる、そんな作品です。
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このふんわりとした空気感。吉田先生ですね。ラヴァーズキスにも似た雰囲気なのは、どちらも海の近くが舞台だからでしょうか。一話で私の聞いていたあらすじの大半が描かれてしまったので二話以降どうなっていくのかなぁと思っていましたが、あんなに最初は大人っぽかったすずがお姉ちゃんたちとの生活に慣れていくうちに子供らしいところが出てくるようになったのが見ていて嬉しかったです。次巻が早く読みたい。
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昔出て行った父が亡くなって
新しい妹がやってきた
4人姉妹は今日も元気です。
吉田秋生の もう一つの鎌倉物語
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単行本となってまとめて読むが、やはりすばらしい。特に第1話「蝉時雨のやむ頃」の、大人の役割を果たさざるを得なかったふたりの「耐えている子供」の相関が泣かせる。
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TVで放映してた映画『ラヴァーズ・キス』を観てたら、無性に原作が読みたくなって…でも、もう手元に無いので(T-T) とりあえず今手元にある吉田秋生作品、ってことで、これを久々に再読してみました。ちょうどいいことに、この作品も『ラヴァーズ・キス』と同じ世界の話、なんですよね。2作品に共通する登場人物がいて、舞台も同じく鎌倉で。でも時間軸的には、『ラヴァーズ・キス』の少し前くらい…に、なるのかな? とはいってもこの話は、恋愛モノではなく、どっちかといえばヒューマンドラマ。賑やかで個性豊かな三人姉妹と腹違いの妹との出会いから紡がれる、人間同士の心のつながりを描いていく物語。――こういう、吉田秋生さんの描く人間味あふれる物語の雰囲気が、私は大好きです。切なくてあたたかくて、無性に泣きたくなってくる。いいなあ…って想いがジンワリと自分の中に沁み込んでいくみたいになる。面白さ…というトコロでは、ハードボイルド系な『BANANA FISH』や『YASHA』ほどのインパクトはありませんが。しかしこの作品は、それに優るとも劣らない、後からジワジワくる良作、だと思います。まぢオススメ★