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紙の本
タイトルが過激です。
2013/03/17 17:47
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投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルが過激です。
タイトルに少し共感したので読んでみました。
内容は世界史、特に近代思想史からみた民主主義の成立の概要と、戦後日本における政治の様子を見ながら私たちにとっての民主主義とは何かを考えるというものです。
以下、気になったところ。
「「バカに選挙権を与えていいのか」という疑問は、リベラルな知識人のあいだにも潜在的にあり、自由民権運動でも懐疑派がいた。」
マニュフェストなる嘘の塊を信じて、政権を任せた国民のことを考えてしまいました。本当に国家のためのことをだれが考えているのか、その判断能力が国民にもとめられるはず。
「日本国憲法は明治憲法を破棄して、これと断絶して新たに制定されたものではない。」
教科書では、明治憲法を欽定憲法、日本国憲法を民定憲法と教えていますが、手続き上は明治憲法の規定に則って作られたということ。昨今、憲法改正論議が盛んになっていますが、教養ある国民が作る憲法を目指して欲しいものです。
「「すべての国民には、”この国がとうあるべきか”を考える義務がある」のだ。」
おそらく、この一文が著者が最も訴えたかったところだと思います。国民の権利ばかりが大きく取り上げられることが多いですが、義務ももっと意識すべきなのでしょう。
著者は政治学者でもなく、専門的にはどうなのかという部分もあります。評論家という立場で書いていますが、かえって一般的な感覚でとらえている民主主義には共感をもてます。
自分だけのことを考えるのではなく、もっと国のことを考えようというメッセージが伝わる内容でした。
龍.
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