紙の本
面白かったですね。
2023/01/06 11:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京の公園で初老の男性の死体が発見された。被害者は兵庫県の地方都市に住む男性で捜査に当たった刑事の戸田は被害者の実家へ向かう。被害者の住む町では数日前に白骨死体が出ており、その身元捜査が行われていた。戸田は2つの事件に繋がりを感じ、独自に捜査を始める。そして被害者が持っていたファッション雑誌の記事に目を留め、モデル、カメラマン、スタイリスト、彼らが所属する事務所を捜査し始める。そして戸田はカメラマンに話を聞き始めると・・・・・。
烙印という意味が最後の方で理解できました。しかし、成りすまし事件は思った以上にありそうですね。しかし、数百年前の出来事が現代に現れるとは予想外でした。氷の華でも感じましたが、天野さんの作品は犯人を隠さず、刑事と戦わせる手法が好きですね。
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いきなり慶長14年(1609)から始まった物語。
えっ?って感じで読み進めると、これがなかなかの作品。
同じ名前(節子)がきっかけで出会った作品。
久し振りに本格派推理小説でした。
容疑者の個性より、戸田刑事が光ったです。(笑)
作者の他の作品も、是非読んでみたくなった2013年の幕開けでした。
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東京の公園で男の死体が発見された。捜査に当たった戸田刑事は、その数日前に被害者の地元で白骨体が発掘されていたことを知る。発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺 体。事件の関連性を疑う戸田は、遺留品から一人の男に辿り着く。勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描いた傑作ミステリ。
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長編ミステリーです。
歴史的なことが含まれており、400年前と現代の繋がりが
おもしろかったです。
個人的に犯人のこと、私は好きです。
ミズキの恋が結ばれればよかったな・・・
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面白かった。1609年のスペイン船の遭難事故を間に挟み、兵庫県での白骨死体の発見と東京での男の死体発見がうまくまとまっていく。
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東京の公園で男の死体が発見された。捜査に当たった戸田刑事は、その数日前に被害者の地元で白骨体が発掘されていたことを知る。発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺体。事件の関連性を疑う戸田は、遺留品から一人の男に辿り着く。勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描いた傑作ミステリ
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本読み友達のおススメで、初読みの作家さん。
東京の公園で発見された男の死体。
その数日前に被害者の地元で発掘された白骨体。
発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺体だが、事件の関連性を疑う刑事、戸田は遺留品から一人の男に辿り着く。
勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描く。
いきなり400年前の話から始まって、現代とその時代が交互に出てくるので、いったいどうなることやら?と思っていたけど、なるほどー。
からくりは途中で予想できちゃったけど、いやー、なかなかおもしろかったし、読み応えありました!
あとで考えると、すっごく回りくどいような気もしたけど、こんなこともあるのねー、とwww
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過去と現在を繋ぐ400年受け継がれた謎の石
東京で起こった殺人事件
容疑者には物証も動機も見当たらず難航する捜査
しかし、400年前の名もなき恋と神のいたずらが、現代に悲劇を生んだ
刑事の感が解き明かすミッシングリンクとラストに明かされる意外な真実
他の警察物とは違う動機を丹念に追うミステリー
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400年前の恋物語が現代で起こった事件と結びついている、話の展開は好きだなと思った。しかも400年前の御宿のスペイン船の座礁は史実に基づいていたものであるのも良かった。
ただ、刑事の勘と経験則から犯人にたどり着くまでの展開の中で「~はありえない」「~に違いない」「~に決まっている」と言った表現が出てくるのが苦手だなと感じた。
最後犯人の自白がちょっと、あっさりしすぎてるかなと違和感を覚えた。
また、400年前の恋物語との因果関係に読者は気づけるが、犯人や刑事さん達はたどり着かないままだったのには「え?、なぜ…」と声が出てしまった。気づいたからなんだって話だけど、少し残念だった。