投稿元:
レビューを見る
面白い!たまに出てくる実在人物にクスクス、話題性と才能と努力で突っ走る主人公、悪い人じゃないんだけどややこしい脇役に振り回される。作家も編集者も書店員もやっぱりすごい!
投稿元:
レビューを見る
作家を目指す主人公が、売れっ子になるまでの奮闘ぶりを描いた作品。作家になるため、賞をとるためなら手段を選ばぬ中島加代子のハチャメチャぶりがおもしろい。文豪の東十条先生とのバトルも笑える。作家の世界で生き残るのも大変なんだな。執念と情熱とパワーを持ち続けることが大切。読み終わった後、すかっとした気持ちになった。
投稿元:
レビューを見る
面白かった!
不遇を嘆く新人女流作家…だった主人公がイキイキとのしあがっていく様を見るのが痛快でした。
このくらいハッタリがきく、頭の回転が早い人間になりたいと思いました…。
投稿元:
レビューを見る
文芸あねもねで読んだ時に面白かったので続きを期待していた分、ちょっと残念でした。コメディで軽く読めるけど、読んだ後ちょっと疲れました。
投稿元:
レビューを見る
こういうのメタフィクションってゆうのかしら?
実在する小説家さんも多数登場。
順風満帆でイケイケモテモテなんやろなーと思い込んでた朝井リョウ氏、実際こんなやったら好きやわ。とりあえず桐島読んでみよ。
京極先生の新刊を万引き犯に投げつけるところ好き。アレは鈍器や。
女のこわーい部分を書かせたら天下一品ですな柚木さん。
これからも楽しみにしてます。
投稿元:
レビューを見る
話の展開はページが進むごとに雑になっていくが、前半でつくりあげたお約束を活かしながら、勢いで最後まで読ませる。ちょっとおもしろい何回シリーズかのテレビドラマのようだ。著者はそのことにおそろしく自覚的で、それをまたネタにしているが、それもまた計算ずくで、なかなかの芸達者。
投稿元:
レビューを見る
柚木さんの本 初読。
小説家を目指す 中島加代子が
売れっ子になるためはに手段を選ばず
編集者、ベテラン作家、書店員相手に
ドタバタ奮闘するお話。
実在の小説家のもたくさん登場し
中でも柚木さんと親しい朝井リョウさんが
加代子を叱咤激励する場面が楽しかったです。
投稿元:
レビューを見る
確かに京極さんの本は投げたら凶器だわ。
映像化しやすそうな本を書く作家さんだよね。
読ませる勢いはあった。
後半エピソードが雑になるけど。
東十条氏が平幹次郎さんで脳内変換されてたわ。
投稿元:
レビューを見る
アイドルとの同時受賞という最悪な形で作家デビューを飾った加代子。しかし彼女はただその現実に押しつぶされる程度の才能の持ち主ではなく、そのうえ「スポットライトの元に自ら出て行く」魂を持った超肉食系作家だった・・・・・・、という、コメディテイストにのしのしと作家の階段を上り詰めていく加代子を描いた物語。
実在の人物やちょっとだけ実在のものと替えた単語などをちりばめて、今でないと通じないネタで笑わせて、と、とにかく今面白ければそれでいいじゃないか、というような強引な力で、無茶な話を読ませてくれて笑わせてくれます。
けれども彼女のムリヤリな行動のなかに通っている一本の筋そのものの想いのかたくなさだけは、とてもピュアなものであり、どんなにコメディっぽく語られていても、そこには現実に存在している残酷さが感じ取れて、考えさせられる部分もある。つまり、見た感じとても明るく軽く描いてあるけれど、そういうふうにオブラートに包まないと伝えられないモノがある、ということです。帯の文句は挑発的ですし作者の本音でもないでしょうが、大人の世界ってほんといやなものを含んでしまうのね、と思うのでした。
投稿元:
レビューを見る
タレントと同時受賞(出来レース)という最悪の新人賞デビューを飾った新人作家の成り上がりストーリー
出版界の内幕、柚木さんの本音?をここまで書いちゃっていいの?と心配になりますが。
面白い!!
各章のラスト近くに、追い詰められた人の本音絶叫が響くんですが、妙にこれに感動。やっぱり人間(ある程度)野心的じゃないとね。
「嘆きの美女」でも思ったけれど、性格悪い人を書くのが上手いなあ
投稿元:
レビューを見る
小説家志望の女性が成功していく姿を描い小説。出版業界とは?、作家とは?といった文壇暴露小説ともいわれているが、主人公が自分の力でのし上がっていくサクセスストーリーだ。その爽快さ、そしてコメディータッチで描かれる文壇模様はとても興味深い。また実際の作家たちが実名で語られていることも面白い。文壇の重鎮として登場する作はいったい誰をモデルにしているのだろうかと下世話な興味も抱いてしまった。最終章で登場人物に小説家像を語らせているが、これは著者自身の自虐的小説家像なのではないか?それでも自身の仕事を愛しているという思いが伝わってくる。小説の内容ばかりでなく、視点を変えながら進めていくストーリー展開は読者を引きつけ飽きさせない。久々に痛快エンターテイメント小説に出会えた。
投稿元:
レビューを見る
単行本デビューが水嶋ヒロ(と朝井リョウ)と同じ2010年、と著者がTwitterでつぶやいていた記憶。
加代子のような極端なことまでせずとも、新人作家としていろいろ苦労してきたのでしょう。終盤で語られる新人賞への想いも。
と、どうしても読みながら著者の顔がちらついてしまいましたが、パワフルな展開で楽しく読めました。脇役たちが少々都合良過ぎる気もするけれど。
投稿元:
レビューを見る
【収録作品】第一話 私にふさわしいホテル/第二話 私にふさわしいデビュー/第三話 私にふさわしいワイン/第四話 私にふさわしい聖夜/第五話 私にふさわしいトロフィー/第六話 私にふさわしいダンス
投稿元:
レビューを見る
出版業界のあれこれも楽しめるし、何より向かう所敵なし感のある加代子の底知れぬバイタリティーに圧倒された。彼女なら作家であろうと政治家であろうと何であっても大成したと思う。
投稿元:
レビューを見る
一時期の昼ドラのような展開。圧倒されたまま読了。出版業界的にこの内容はどうなんだろうかと思いつつ、主人公というか柚木麻子の勢いが凄まじくて…今後も気になる作家さんですね。