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読者が迷い込むさまざまな形のショートショート集
2009/12/08 19:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る
二ページほどのショートショートから、短編といえるほどの長さのものまでさまざまな物語が32編収録されている。
その中からいくつか印象に残っているものをピックアップ。
『使者』はSF、『森の家』はミステリー風とジャンルや物語は違うが、どちらも無限ループを想像させるストーリー構成。
「出来事」のループを予感させることで、これまで繰り返されてきた「出来事」、そしてこれから繰り返されるであろう「出来事」を想像させ、頭の中で「出来事」が繰り返されて、結果的に「出来事」が深く印象づけられる。
『ことのおこり』
ヒトラーを題材にし、彼がユダヤ人迫害に突き進むことになった「ことのおこり」を描いている。
内容はもちろんフィクションだが、質屋の主人の悪意のないちょっとした経営方針が「ことのおこり」につながっている。
『小鬼』
「家に小鬼がいる、集団幻覚ではないか」という人物が神経科の医師のもとを頼ってくることから始まる物語。
「よそのうちの庭にでも放り込んでみたら」という博士の提案によって、その人物は、家から鬼を追い出すことに成功する。
しかし鬼を追い出した先の家から博士の元に、鬼がいるという相談が持ちかけられ、再び博士が提案して……
鬼の相談に苦慮する博士の結末が面白い。
『判定』
二ページほどのごく短い物語だが、想像できない切れ味の結末が気持ちいい。
『みつけたもの』
ある星でピラ星人が見つけた超高性能情報装置とは。
これも『判定』同様、二ページほどの短い物語で、さらに切れのよい結末が読者をアッと言わせる。
本書中、一番のお気に入りの作品。
思い出の作品
2017/10/03 15:49
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tamayo04 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生のころに初めて星さんの作品を読んで、はまりましたがたしか初めて読んだのがこの様々な迷路の改版ではなく図書館で借りた最初のバージョンだったと思います。もちろん改版のほうが文字が大きくていいですが、あの文字の小さな新潮文庫で読んだあの感動はもう共有できないのは少し残念ですが、作品の素晴らしさに変わりはありません。
さまざまな迷路
2015/01/26 21:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一般人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さまざまな迷路
内容はほぼ変わりませんが
改版してとても読みやすくなりました
さすが
星 新一 という
いつもの通りの安定した面白さで大変いい作品だと思います
私は
やはり電子書籍より紙本の方が好きなので
改版してくれてとてもありがたいと
こころから思いました
文字が大きくなりよかったと思います
全部改版して欲しいです