5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
『BLAME!』世界の外伝。あるいは前日譚とでもいうべき作品。
霧亥とシボの時代から何千年も前、ネット端末遺伝子のプロジェクトが開始され、セーフガードが活動を開始したまさにその時代の物語。のちに珪素生物を生み出す組織「教団」と、教団による連続児童誘拐事件を追う女刑事、裾野結の抗争を通して、『BLAME!』世界の成り立ちを描く。
とはいえ、この作品においても、『BLAME!』において世界のすべてである、巨大な都市構造物の由来は描かれていない。その成り立ちは、この作品の時代よりも前に遡る。そしてシステムが崩壊する原因となった、「感染」によるネット端末遺伝子の変異も描かれない。これはのちの時代の出来事であるわけだ。
都市システムの崩壊に関しては、なぜそれが起こったのか今だ明らかになっていないこともあり、興味が尽きないものがある。いずれ、そのあたりの空白も埋めてもらいたいものである。
『BLAME!』のファンの人はチェックしておきましょう。
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よく間違える人がいますが、結はサナカンではありません。
あと、プセルでもありません。武器は似てるけど。
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『BLAME!』の前編として描かれてるようです。よく分からないけど。SFはこれぐらい黒いのが面白い。
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BLAME!の世界になる何十世紀も前のお話。
以下にしてBLAME!の世界になったかが明らかになります。
こちらも、絵に込めてある台詞なるものが
たまりませんよ。
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同著者による「BLAME!」のエピソード0ともいえる作品。
これを読めば「BLAME!」がより一層楽しめます。
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BLAMEと同じ世界かもしれない番外編のような話。
是非セットでお奨めしたい作品。
主人公は霧亥ではなく裾野 結(すその むすび)という女性です。
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BLAMEあっての今作なので、単体の評価は難しい気もするが、超構造体の根本的な謎が解明される爽快感といったら、たまらない。
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BLAME!とリンクするBLAME!以前の漫画。
BLAME!の世界はどのようにして構成されたのかがわかる。
サナカン好きは必読
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1巻読了。
衝撃のBLAME!の前日譚。
相互に補完した内容。
それにしてもこの人の空間把握能力というか描写能力はどうなっているんだ!
すごい作品です。
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借りて読みました。
なるほど前日譚的な。
教団が珪素生物の生みの親で、セーフガードから盗んだ技術を使って生まれたから「セーフガードと似ている」のか。
しかも転生にネットのカオスを使用しているから、ネットスフィアが正常な状態になってカオスがなくなると存在が危うくなるってことね。
だからネット端末遺伝子を駆逐しようと。
とはいえネット端末遺伝子の消失自体には珪素生物は絡んでないんだよね?
ネット端末遺伝子が消失した理由は解らずじまいか。
結がネット接続できなかったのは、その時点で既にネット端末遺伝子が消失していたからだろうか?
でも、アナログ的なログイン( ID カードと名前やパスワード的な)でもアクセスできなかったところを見ると、統治局に保存されている情報そのものが削除された可能性があり、問題はネット端末遺伝子じゃなく統治局のバグなんじゃ?と勘ぐってしまう。
本編7巻の260年も大概だけど、30世紀が経過て。
そして月まで取り込んでいるとか。
ちなみに月までは38万5千キロ。
明らかに構造物の方が元の星より大きくなってるし、もう地表が残ってるかどうかすらも怪しい。
金星や火星といった周囲の天体も都市の資源として解体されちゃってそう。
既に半径にして木星の5倍以上、体積は30倍以上になってるので、それでも明らかに資源が不足してるのだけど。
30世紀経過した時点が『 BLAME! 』の舞台時間なのか、そこから更に時間が経過してるのかどっちだろ。
前者なら、その時点での都市のおおよその規模が予測できるのだけど。
結局、結はどうなったんだろう。
あと、あの剣は何だったんだろう?
読み切りは『 BLAME! 』の前身だと思うけど、全然雰囲気が違うね。
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この本では、BLAME! の前日譚が描かれます。駆除系(みたいなの)とか出てきますね。
前日譚とは言え、BLAME! の時代とは相当離れているので、ちょっと雰囲気違うところもありますが、それなりに面白いです。珪素系生物の起源なんかも書かれています。
あと、巻末に BLAME! じゃなく、BLAME が収録されています。BLAME! の元になった弐瓶勉の商業誌デビュー作品なんだとか。でもこれはちょっといまいちかもしれません。と言うか、BLAME! が圧倒的傑作すぎる。