紙の本
冷徹な司法制度にリベンジ
2021/04/06 14:56
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
グロテスクな殺人ゲームかと思いきや、被害者遺族の無念さに深く迫っています。妻を奪われて復讐にとり憑かれていく主人公にも、思わぬ罠が待ち受けていてビックリです。
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『ニホンブンレツ』に続いておもしろい設定の発想に感心。でも、内容は所々粗い印象を受けてしまうんだよなぁ。違う事件の被害者と加害者を同時に混在させるとか、素人に武器の扱いの説明が省かれてる点とか。
教団と板垣グループの攻防と結末、泉殺害の真実に迫る終盤はドキドキして夢中で一気読み。ラストまで読めば復讐を支持する考えが揺らぐのは間違いない。
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山田悠介サンの作品は、残虐なシーンに捕らわれてしまいがちになってしまう。だけど、場面の設定だったり、現在の法律とのリンクなど、自分の周りでも起こり得るゾクッと感が、読んでいて、共感する。
現代の法律でも、『その刑は軽くないか?死刑は?』など、被害者側の気持ちは、静まることはない。
そして、最後の最後まで読んで、復讐がもたらすものとは・・・を強く考えさせられた作品でした。
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前から気になっていた作家さん。確かに中高生向きな文体と内容ですね。「ぼくらシリーズ」のホラー版って感じがします。年齢的に合わなかったです。
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バトルロワイヤル系の廉価版という感じです。
永遠に連鎖するって感じのラストは、この作品には要らないかな。
この方はライトな読み口が売りな気がするので、ワンアイデアをサクッとシンプルに書いてある方が好きです。
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久々に読んだ小説。
テーマは「復讐」。
現在の法律では、復讐は禁止されているが、
もし、復讐が法律で認められていたらという感じ。
復讐心に燃えている主人公。
そこに感情を重ねて読めるようにできているが、
オチは相変わらずそのテーマについて読者に考えさせるようにできてる。
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正直、どこにおもしろさを感じればよいのかわからない作品。山田悠介"唯一"のいいところだった、物語設定もありきたりになってしまった。
自分の大切な人を殺した犯人達に復讐することを「合法」とした日本が舞台だったが…
コロコロ代わる復讐のターゲットと最後まで関係性が曖昧な登場人物、そしてあまり描写されることなく豹変した主人公と、アラが目立つ内容だった。
正直、俺はこれを「小説」とは呼びたくない。
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読んでいて学生の頃にバトルロワイアルを初めて観たときの気持ちを思い出しました。復讐が復讐を呼ぶ負の連鎖、途中で誰かがやめないと一生続きます。やられたらやり返す、倍返しだ!!
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つまらん
「バトルロワイヤル」のヒット以降、こういうのが異様に増えて流行ってるようですが、この作家が人気がある理由が1個も見えてこないw 「リアル鬼ごっこ」はまだ読めたけど、このお話は「BTOOOM」までもパクったような、パクリに次ぐパクリで、まるでどっかのお国のお家芸のようw
も、二度とこの作家の本は読みたくないので、新刊で買った本でしたが、流し読みで読了直後、ゴミ箱へ放り込みました。
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二子玉川デパートソマン事件 神河聖徳 サバイバルナイフ 復習法 100時間 GPS 泉 料理教室 不動産 熊谷ソマン事件 世界プラーナ教団 板垣弁護士 小寺諒りよう マシンガン 落とし穴 耳を切り落とす 星野 監禁 正義の味方リリコ 日野 裁判 手榴弾 北門 角田 小型送信機 ハンムラビ法典 ブレーキ 法律は復習の代行 連鎖
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「復讐法」によって遺族に与えられた報復のチャンス。
妻・泉を殺された高橋泰之は、迷うことなく「裁判」ではなく「復讐」を選んだ。
どうしても泉の仇を自分の手で取りたかったからだ。
犯人は何故、面識のなかった泉を殺したのか?
犯人・小寺に聞かされた泉の死の真相が怖い。
逆恨みもいいところだけれど、案外そんなふうに殺されていく人もいるのだろう。
気づかないところで買っている恨みほど、始末に負えないものはない。
AがBを殺す。
Bの家族は「復讐」を選びAを殺す。
本来ならばここで復讐の連鎖は止まるはずだった。
子どもへの愛情や夫婦の愛情が復讐の原動力になることはわかる。
しかし、Aが殺されたのは自業自得ではないのか?
Bにだって家族はいた。大切な人を理不尽に奪われたBの家族のことを、Aの家族はどう思っているのか。
人を殺した者は、人に殺される。
これは仕方のないことだと思う。
自分の命だけ温存しておいて、反省したから・・・とか、更正の余地がないとは言えない・・・とか、理解できない。
Aの家族がAの復讐をする。そこに何の意味があるのだろう?
身勝手な理由で自分の行いを正当化しようとする人たち。
どこにでもいる、特別珍しい人たちではないかもしれない。
でも、関わった人たちは多かれ少なかれ被害を受け我慢を強いられる。
無限ループ。山田さんらしいラストだった。
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オウム真理教を思わせる信仰宗教と、現実に起こった
少女監禁事件をテーマに
サバイバルな復讐戦を描いた話。
読んでいる最中も、読み終わっても
胸ヤケするような後味の悪さが残る
でも、スリルと恐怖を求めているひとにとっては
読みごたえがある本なのかな…
私は一度読んだから
さっさと手放しちゃうけども〜
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グロテスク。
DUST法を先に読んでいたから、まだマシだったけど
これの後だと順応できたかな。。
オチは何だろう?って考えていたけど、
なるほどね。面白いしサクサク読める。
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山田悠介さんの本はいつも先が気になってすぐ読み終わってしまいます。この本は内容がグロテスクだったので、読み終わって暗い気分になりますが、復讐というテーマを考えるきっかけになりました。
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続きが気になってすぐに読み終わりました。情景が浮かびやすかったですくて、とても面白かったです!大切な人を誰かに殺されて…復讐か裁判か。どちらを選んだ人にも共感できました。残酷でグロめな描写があったり精神的にもキツかったです。足の力が抜ける感じでした。それほど文章に想像させる力があったと思います。苦手な方は控えた方が良いかなと思います…ラストは、やっぱりか笑と、笑ってしまいました。