投稿元:
レビューを見る
痛くて切なくて。でも、こんな青春時代を送りたかったなあと思ってしまう。こういう必然的な出会いって、憧れます。
投稿元:
レビューを見る
最初短編かと思った。この本は痛い。青春時代をとうにすぎたわたしにも。くっきりはっきり思い出した。「一人キライになるごとに、自分の居場所がごりごりと侵食されていく。」「自分の出す毒にやられて自分がよごれて苦しくて死にそうになる。」そうだった。自分がいやで仕方がなかった。ちょっとしたことに一喜一憂して自意識過剰だった。人を好きになる過程がいい。好きが増えていって世界が広がっていく。絵がうまく絡み合っている。高校生くらいの人に一番読んでほしい。
投稿元:
レビューを見る
美術室の匂いとか、教室で親しくない人と机をくっつけるときの違和感とか、誰かが廊下を走る音とか、窓から見下ろすグラウンドとか・・・「学校」という、今から思えばかなり特殊な場所で、自分が得たものは一体何だったのだろう。私は決して学校が好きではなかった。
でも、この小説を読むと「なんだかんだで楽しかったのかな」と思える。
高校生の頃って、自分がどんな人間なのかがなんとなくわかりはじめた気になってつい調子に乗ったりすることがあった。良く言えば、自分と本気で向き合おうと思い始めた大事な時だったのかもしれないけれど。
この物語の主人公のふたりも、まさにそんな時期の真っ只中にいた。学校はだるくてうっとおしくて腹立つことも多いけど、夢中になれるものが一個だけあって、それを守るためになんとか日々をこなしていた。
不器用で素直じゃないふたりが少しずつ心を通わせていくさまがとても心地よい。「セカチュー」とかつまんないのを映画化する暇と金があるなら、この作品につぎ込んだほうがずっと良かったのにとつい思ってしまう。
投稿元:
レビューを見る
なんかね、うまくいきそうなのにうまくいかない感じ。
うまくいかなそうなのにうまくいきそうな感じ。
村田みのりと通ちゃん、
村田みのりと木島悟の関係がすてきだねー。*
投稿元:
レビューを見る
木島と村田の恋愛にほろりときてしまった。読み終わったときにさわやかな気持ちになれた。(h19.12.31)
投稿元:
レビューを見る
この時期とにかく活字が読みたくてまとめて一気に吸収していってたので大事な部分をあまり覚えてない・・・ということはお話自体にはそこまで惹かれてなかったのかもしれないです。そもそも読もうと思ったのは、タイトルに惹かれたからというだけだったし。作品中の女の子のキャラクターがそうだから仕方ないんだけど、セリフでない文までもが乱暴な言葉づかいだったので読んでて心がカピカピしてしまった。
普段は自分もそんなによくないというか、一時期はひどかった・・・。
そういえば、本当に小学校の3・4・5年の頃は相当口の悪い男子ってくらい汚い言葉遣いですぐ人をなじってたけど、そのうちそういう言葉遣いを人がしてるのもムカつくようになって、気づいたら中学校上がった頃には自分がざけんなテメーとか言う方が恥かしいッ思うくらいになってたけど、これが成長ってやつなのかなー?
投稿元:
レビューを見る
中学生のときに途中少し読んで、高校二年のときに図書館で見つけて全部読んだ。
高校生のときに読んでおいてよかったなぁ。心がざわついてドキドキする、十代の大切な心情が丁寧に書かれています。
一生大切にしたい本。
投稿元:
レビューを見る
二人の絵を通して、お互いのことを意識していく過程がすごくドキドキした。
一人称が交互にくるんだけど、他のたとえばクラスメートから見た二人は、また全然印象が違うんだろうなと思う。
ドキドキしたし、絵を見たくなった。
投稿元:
レビューを見る
2008/02/19息継ぎできない、疾走感。
どんな話?どんな話?読み始めはとっつきにくいのに、続きが気になってよくわからないまま、引き込まれてる。高校生の、普通なようでいて、普通でない恋愛。すごく当たり前のように書かれているけれど、私は「彼ら」にはなれない。疎外感と、うらやましさを感じる。
絵を描くって、どんな気持ちなんだろう。絵を描く世界に入ってみたい。佐藤さんは「世界観」を表現するのが非常に上手いんだな。
投稿元:
レビューを見る
めっちゃくちゃ面白かった!!小鳥ちゃんが個人的に好きw名前忘れたけど、主人公の男の子と女の子の関係がすっごくいいなぁと思った。普通にお互いの家行けたり部活応援に行ってみたいとか。男の子の今まで本気になったことがない、っていうのがすごく共感できたなー。あと、読みやすかった(^ω^)この本は買っても損はないと思う。
投稿元:
レビューを見る
短編連作。表題作がとても好き。けど、ちょっと物足りないかなぁ。
「Mのこと」を読んでみたいな。って思った。そして何より、似鳥ちゃんが怖いです。
投稿元:
レビューを見る
この本は、私が大学受験の時にひたすら現代文を何題もこなしているときに巡りあった。
問題文にはもちろん一部しか載せられてなかったけど、一気に引き込まれた。
すぐに本を探して、受験生にも関わらず夢中になって読んだ。笑
そんな経験多々あり。
私にとって現代文の勉強は、読書の本を探す絶好の場所だった。
投稿元:
レビューを見る
初めてこの方の文を読んだのは高校時代の国語の模試で、でした(笑)。
恋の戸惑いとか心の揺れとか、読んでてくすぐったくなる爽やかなお話です。オススメ!
投稿元:
レビューを見る
初めて「読み終えてしまうのが勿体無い」と感じた作品。
主人公は16歳の木島悟と村田みのり。はじめに小5の木島の章と中1のみのりの章、3章からは高校2年で同じクラスになった木島とみのりの物語がはじまり、各々の視点で交互に6章が描かれている。
青春小説の傑作。これは、おすすめ。
投稿元:
レビューを見る
デビュー前の作品らしい。異様に設定が青い。クラスメイトをデッサンするうちに恋に落ちる、ってこれまた青すぎてくらくらしてしまう。