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勿論日本語だし、口語だしでやかりやすい旧約聖書のダイジェスト。面白く、とはいっても変な節をつけてるわけでもなく、話の語り出しが噺家のようで癖がなくてわかりやすい。
著者も作中で語っているが、あくまでダイジェストですべてを解説しているわけではないので、本当に学ぶなら原著を読むべき。だが有名どころの紹介は勿論、各章を記すことの時代背景や狙いなんかを推測も交えながら、そのあたりを解説しているというのはありがたい。私にはこれで十分だろうな。
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分かりやすく、時に冗談を交えて旧約聖書の主要な話が進む。
旧約聖書を読む前に一読しておくと、他の本での理解度が進む。入門の書としてオススメ。
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わかりやすくて、阿刀田さんのエスプリに富んだ部分もあり、最高です。導入本としてはピカイチ。阿刀田さんの本って、おもしろすぎて、逆に他の本がかすんでみえてしまうっていう欠点?があるかも(笑)
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以前読んだ「悪魔のささやき」内で、「コーランの一文にムハンマドはユダヤ教徒やキリスト教徒のことも同じ聖典の民と考え、殺してはならない、そして尊敬と親愛の情を持って接するように説いている」(P184)とあって、知らなかったなと思ったので、読んで見ました。
じっくり読みたい人向けではないですが、ジャンルとしてはエッセイなのかな?旧約聖書内の主だった物語(アブラハム、ヤコブ、モーセ、ダビデ、ソロモン、アダムとイブ等)を簡潔にくだいた書き方で紹介していてとても読みやすく面白かったんですが、嫉妬深く偶像崇拝も許さない神様のようで自分を崇拝しない人間は殲滅。やっぱりかなり怖い。
ヨブ記では”現世利益等見返りを期待して神を崇拝するのは邪であり、たとえ苦悶しか与えられなかったとしても、全知全能の神をただ崇拝し心に抱くこと自体を喜びとしなくてはならない”という解釈があるそうで。これはかなり難しい。たしかにこれこそが清い信仰心なんだろうと思いますが、実行するのは無理だなぁと思いました。
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おもしろいか、と聞かれればおもしろくない。読みやすくしようと自分の話やら、文内劇で「なんとかさんにこの役やってもらおう」などの、無駄が多すぎて逆に読みにくい。こういうのをエッセイという、という感じ?発売がかなり前なので、ネタが古いのも関係あるかと。
ただ、聖書よりは読みやすいだろうから、旧約聖書の内容を知りたい人向け。
創世記はあまり触れられてないのかな?もうちょっと内容があるかと思っていたが、あっさりした感じ。
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キリスト教徒じゃないし、聖書って見るからに難しそうで読む気が起こらないんですが、
これを読むと結構おもしろいエピソードとかあるんだなあって新発見できます。
阿刀田さんの語り口も軽快でさくさく読めます。
「新約聖書〜」の方はまだ読んでないんですが、機会があればこちらも読んでみたいです。
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普通の日本人が旧約聖書についてかるーく解説した本。
非科学的な奇跡についても著者なりの解説を交えている。
ただやはりこのページ数ですべてを語りつくすのは不可能なようだ。
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旧約聖書のうち割と有名どころのエピソードが当時の風土や文化を交えて分りやすく紹介されてる。
「あいやーよ」は未だに覚えてる。これで先頭から4人目まではバッチシ。
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「新約聖書…」の旧約版です(笑)
やはり、
かなり脚本(演出)を交えていますが、根幹である聖書の本質は揺らいでいません。
登場するキャラクターに小説化する故に「色」をつけた、という感じです。
本当に分かりやすくポイントを捉えて、かつ小説チックに読めるので、すんなりと頭の中に溶け込んできます。
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旧約聖書を物語に極めて読みやすくまとめてくれている。
イスラエル・パレスチナ周辺や宗教を知るうえで欠かせない旧約聖書だけどなんかとっつきにくくて今まで放置してきたが、国際情勢を理解する背景となる歴史を理解する上で、旧約聖書は必須なんだと、読んだあとにわかった。
簡易な物語の割には含蓄があり、それと現在までの情勢と結び付けることにより深い洞察が可能になるので、お勧めです。
これを読むとイスラエルの攻撃性、選民思想がなぜかくも固いのかが納得できる。
それに加え、ルーブルに行った時もそうだけど、美術館の絵画を見るときに聖人がきわめて多く出てくるのだけれど背景の理解不足でどういう場面かわからないのはとても悲しいものである。ぜひ一読を。
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旧約聖書に書かれているエピソード群をいくつかのまとまりに整理して、著者なりに解釈を加えた物語として紹介する。宗教書には近づきがたいが、宗教には興味がある方にはおすすめです。
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国による、人の考え方の違いがどこからきているのか?
そんな点も少し分かった気がした本です。
そして、読みやすい。
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「聖書」と言うとどうしても「ギリシャ神話」や「ホメロス」や「古事記」以上に身構えてしまう(やっぱり現代でも信仰者を多く抱えている宗教だという意識があるから・・・・なのかな?) KiKi としては、これまで読んできた「古典に親しもうシリーズ」ではさほど鼻につかなかったくだけた文体やオヤジギャグにちょっと辟易としたのは否めないけれど、そういう点を差し引いてもまあまあ楽しく読むことができたように思います。 何度もチャレンジしているにも関わらず未だに聖書を通読できていないことが一種のトラウマだったけれど、案外エッセンスは頭に入っていることが確認できただけでもよかったかなぁ・・・・・と。 と、同時に聖書を通読できない原因が「唯一絶対の全知全能の神」の物語であることや、ある種イスラエルの民のご都合主義的な記述のせいであること、更にはその神様が案外エゴイストであること(嫉妬深い神様らしい 苦笑)等々を認識できただけでも、この本を読んでみた価値があったように思います(笑)。
(全文はブログにて)
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聖書を知らない私にはわかりやすい入門書でした。どういう切り口で語るかによって、入りやすさが違うんだな~と実感。他のシリーズも読んでみたいです。
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おもしろいし、読みやすいです。
これのおかげで、ダヴィンチコードとかキリスト系の話がすんなり入ってくるようになりました。