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夏目漱石の小説が好きなのですが、「こころ」はその中でも一番好きだったりします。最初はゆったりとしたペースで進むのに、最後の最後でぐっと深層に迫る。辛くて悲しいけれど、美しい物語だなぁと思っています。また読み返そうかしら。
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今回から少しの間、「学校をきっかけに読んだ・読まされた特集」でもやろうかなと思います。
こんな有名な作品を解説しても、無益でしょう。感想を。最近振り返ってこの作品について考えてみたんですが、厳しいとは思いますが…登場する男性達は、弱くて幾分身勝手で、自己完結的ですよね(人のことを言えた義理ではありませんが)。一番苦しんでるのは、渦中の女性でしょうに。と、ちょっとフェミニストを気取ってみました。ただ、青年時代の葛藤というものは、時として私たちを(悩みの種の大きさにかかわらず)信じられないほどに苦しめます。一歩間違えば命を絶ってしまっていたんじゃないかと思うことだって、なきにしもあらずです。結局生きているんですが、「疾風怒濤の時代」(ゲーテだっけな?)ですし、色んなことに振り回されて、わけがわからなくなることがあります。「19であるっていうのは、そういうものなんだよ」(そういうもの=不安定である)という台詞が最近の小説にありましたが、その通りだと僕は思います。おしまい。
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中国・パキスタン旅行にもって行った唯一の小説。とても面白く読めた。が、上海〜昆明間の電車のなかですでに読みきってしまっていた。「先生」の態度は、僕の今の態度ととても似ているのではないか?
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3部に別れていてどれも興味深いお話しだけど、特に最終章の「先生と遺書」が好き。回想しながら友情と愛情に揺れ動く「先生」の心の闇をリアルに掘り下げていて、それは現代の人でも「わかるわ〜」と共感できる内容。どんな時代でも抱えてるものは一緒なんだ!と目からウロコってしまいました。愛情か?友情か?と自分に問いかけたくなります。明治−昭和初期の文学って読んでみたいけど小難しいイメージ!っていう方は最初に読むと良いかも。
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高校の教科書に載っていて興味があったので全部読んでみた。
「恋は罪悪です」という言葉と、美しい日本語が読み応えあり。昔の話なのにすらすら読めてしまう。漱石の中ではいちばん好き。
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夏に読んだので、詳しくは覚えてないけど、夏目漱石は、さすがお札になった人だと思った。(まだ財布に入ってるよ)人間のこころは人間を殺すことが出来る。そして同じこころで人を愛することも。これはこれからも高校生に読まれる本であって欲しい。
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”昔の小説は、古臭くて読みにくい”
と、この本を読むまでずっと思っていました。しかし、この本はその考えを変えてくれました。
痛いくらいに感じるお互いの想いの交錯、駆け引き。そして、そうすることで生まれる罪悪感。文章で書かれているだけなのに妙にリアルでした。
冒頭の部分だけで、奥深さを感じさせる作品だと思います。
第三部では、涙することもあったくらい、本当に心理描写が細かくて、それこそ、わたし自身の”こころ”に刻み込まれたような感じでした。
夏目漱石さんの本は、これからも読み続けることにしました。
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中学の時に学習してから、強烈に印象に残っていた作品。
大人になってようやく全部読んだけど、なんだか泣きそうになる。
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高校の教科書に載っていた、と思う。中学か?とりあえず、何回も読み返したい小説。小説の内容はもちろんのこと、精密に組み立てられた話の構造がすごい。
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読みやすかったです。
考えたら色々?てなるところ多いけど、
でも、昔の日本的なところがすごく入ってる。
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女子高出身者なら間違いなくハマるこの作品(笑。
恋は罪悪ですよ。
絶対一度は読んでおくべきだと思う。
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よく言う、教科書に載ってる作品ってちゃんとまともに読んだ事なかったんですけど、こころを読んでから食わず嫌いはいけないなーと思いました。凄い面白かった。こころのお陰で、作品に対しての視野が広がった。大好きです。
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絶対矛盾の自己同一を言語化するのがあまりに巧い。やっとこの作品のすごさに驚くことができる程に成った。
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夏目漱石の文章が大スキです。なのでどんな作品もスキなのですが、この真面目なんだか不真面目なんだかの登場人物たちの魅力で抜群にこの作品が大スキです。
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近代文学の代表作。「先生」との出会いから、主人公と家族をめぐる話、そして先生の遺書へと続く。最大のテーマは、頼るものを見失った近代人の孤独感、そしてエゴとエゴのぶつかりあい。何度読んでも思うことは、現代の若者たちの恋愛観とあまりに隔たりがあること(笑)付き合う、別れる、浮気する、略奪愛と言った事は、現代では当たり前(?)の現象だが、この本を読んで本当に感銘を受ける現代人がどれほどいることやら(笑)正直、私も予想していたほどの衝撃は受けなかった。素晴らしい作品であることは間違いないと思うが...。