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学生時代、全文書写するくらい好きだった。
当たり前のことしか書かれていないような気もするが、当時はとても慰められた。
語り口が好き。
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堕落論。色んな出版社からちょっとずつ中身の違う文庫が出てるけど、とりあえず僕が最初に読んだやつで。うん・・・面白いよ。
「日本文化私観」とか、短いけど何だか心に残っています。
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彼は否定していたんだと思う。そして、否定の先に救いを見出したかった。僕らの文化、うわっつらの礼儀を心から憎んで、その先にある人間そのものとしての美しさ、あるべき姿を探したかったんだと思う。人が目をそむけるところに目をそむけず、人の醜さを全て凝視して飲み込み、そこから人を救う方法を見出す。僕らがいかに目をそむけることに勤勉かを彼は教えてくれる。そして、彼は理想主義者だった。安穏とした日々を憎み、死ぬまで覚悟を持ち続けることを望んだ。それは無理な願いにもかかわらず。また、彼は武士道というような中途半端な生き様を憎んだ。醜くても生にしがみつき、殺すか殺されるかのEdgeで生きる武蔵を好んだ。
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買ってからまったく手をつけていなかった安吾の本。ネパールにてちびちびと読む。ふむ。面白いではないか。
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R25によると最近流行ってるらしいです。流行る前に読んだ事を強調しておきます。堕落どころかカッコイイです。
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うーん、戦後混乱期だたったからありだったのかな?
私にはこじつけっぽく感じて、あんまり素直に納得できなかった。
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言わずと知れた超・有名エッセイ。基本あたしはストーリーより筆力重視なので、エッセイを簡潔に面白く読ませる人の作品にしかお金は出しません(笑)
才能では、いまだにあたしの中で安吾師匠を越える作家はいませんね。
「堕ちよ、堕ちよ。」こんなこと言えるの、師匠だけでしょう。
20歳までに出会うべき!作品。
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大学の時読んで、だらけきった生活もありなんだなと強引に解釈しました。
もう何度めでしょうか読み返すの。「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。」好きなんですよこの一節。
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堕落することが、最も明確で確実な自由の表現でもあるのだと思われる。真面目にやるということは常に誰かに操られている、という視点。戦前・戦後を生きた人だからこその視点。
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坂口安吾の本の中で一番インパクトが強いと思います。高校生の時に読んで猛烈に影響をうけちゃって、今でも影響してる。
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恋愛論の「孤独は、人のふるさとだ。恋愛は、人生の花であります。いかに退屈であろうとも、このほかに花はない」
すばらしいの一言。
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常識的だけれど、そこまではっきりは云えない論を次々に明言する辺り独特なのかも。小気味良い。
06/10/4
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確かに軽いが、力強い。
「人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。」
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人はみな堕落する 聖人なんていう存在は夢の中だけの産物で、牧師やシスターも堕落する しかし、堕落しきった後に救いはあるのだ、と作者は語る 自殺後の太宰治について語っているのが興味深い
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人間臭いと思いました。気取ってない。飾ってない。同意する同意しないは別として泥臭く彼の魂に染み付いた思想だと思う。