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紙の本
☆痛快!☆
2024/04/06 22:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしている坊っちゃん。
父親と死別後、東京の物理学校に入学。卒業後、四国の旧制中学校に数学の教師として赴任。そこで教頭の《赤シャツ》や美術教師の《野だいこ》、数学主任の《山嵐》、英語教師の《うらなり》と出会う。
赴任先で蕎麦屋に入って、天麩羅を4杯頼んだこと、団子を2皿食べたこと、温泉の浴槽で遊泳したことを生徒から冷やかされ、初めての宿直の夜に寄宿生達から手ひどい嫌がらせを受けた坊っちゃん。寄宿生らの処分を訴えるが、《赤シャツ》や他の教員は事なかれ主義から、教師全体の責任としながら、坊っちゃんにその責任を転嫁しようとした。だが、この時に筋を通す処分を主張したのは、仲違い中の《山嵐》だった。
結局、生徒達は坊っちゃんへの謝罪と厳罰を受けることになるが、宿直当日に坊っちゃんも温泉街へ無断外出をしたため、外食店への出入り禁止を言い渡される。
軈て坊っちゃんは、《赤シャツ》が《うらなり》の婚約者であるマドンナへの横恋慕から《うらなり》を左遷したことを知る。彼らを懲らしめるため《山嵐》と策を練るが、《赤シャツ》の陰謀によって《山嵐》が辞職に追い込まれてしまう。坊っちゃんと《山嵐》は、《赤シャツ》の不祥事を暴くための監視を始め、ついに、芸者遊び帰りの《赤シャツ》と腰巾着の《野だいこ》を取り押さえる。《山嵐》と芸者遊びについて詰問し、しらを切る彼らに天誅を加えた。
痛快
電子書籍
☆痛快!☆
2024/04/06 22:45
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしている坊っちゃん。
父親と死別後、東京の物理学校に入学。卒業後、四国の旧制中学校に数学の教師として赴任。そこで教頭の《赤シャツ》や美術教師の《野だいこ》、数学主任の《山嵐》、英語教師の《うらなり》と出会う。
赴任先で蕎麦屋に入って、天麩羅を4杯頼んだこと、団子を2皿食べたこと、温泉の浴槽で遊泳したことを生徒から冷やかされ、初めての宿直の夜に寄宿生達から手ひどい嫌がらせを受けた坊っちゃん。寄宿生らの処分を訴えるが、《赤シャツ》や他の教員は事なかれ主義から、教師全体の責任としながら、坊っちゃんにその責任を転嫁しようとした。だが、この時に筋を通す処分を主張したのは、仲違い中の《山嵐》だった。
結局、生徒達は坊っちゃんへの謝罪と厳罰を受けることになるが、宿直当日に坊っちゃんも温泉街へ無断外出をしたため、外食店への出入り禁止を言い渡される。
軈て坊っちゃんは、《赤シャツ》が《うらなり》の婚約者であるマドンナへの横恋慕から《うらなり》を左遷したことを知る。彼らを懲らしめるため《山嵐》と策を練るが、《赤シャツ》の陰謀によって《山嵐》が辞職に追い込まれてしまう。坊っちゃんと《山嵐》は、《赤シャツ》の不祥事を暴くための監視を始め、ついに、芸者遊び帰りの《赤シャツ》と腰巾着の《野だいこ》を取り押さえる。《山嵐》と芸者遊びについて詰問し、しらを切る彼らに天誅を加えた。
痛快
紙の本
世間にぶつける
2023/04/18 20:04
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投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
もしや、漱石のうっぷん晴らしではないか。そんな思いが浮かぶ。
世の中のあれこれについて、深く考え、悩むのではなく、その場の勢いでぶつかるだけの自然児。自分ではなれはしないが、どこか心の中にあるなりたい自分。
坊ちゃんがくさす相手は、世間に向けた自分自身の顔なのでは。 そんな深読みをしてしまうが、実はこんな作品も書けるんだ、という実験なのかも。書いたはいいが、あまり気に入らずやめたのではないか。そんな気もする。
電子書籍
感想
2020/08/05 08:23
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投稿者:Anaoko - この投稿者のレビュー一覧を見る
「勧善懲悪」。坊っちゃんは、赴任先の田舎町の教育者達の鼻をへしおる。
祝賀会の日、日清(1894)日露(1904)戦争直後の四国の中学校と地方師範学校の生徒同士の対立。露文学に傾倒する教頭。
漱石の二年間のイギリス官費留学(1900~1902)で、「近代化」という概念を学ぶと共にその空虚さを知り、英文学に行き詰まった、という巻末の解説も面白い。露心理学に重きを置く風潮が文学界にあるなか、漱石は欧州で見た美しき理想と反対側の日常を仮想の登場人物で描いた。そんな漱石の思惑が小説にあったとは、今まで気付かなかった。