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岩国も柳井も平生も出てきます
2021/06/09 00:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
地元なので、いつにも増して熟読。風景を頭に思い起こしながら読み進めました。悲しさと、少しの笑顔と。他も読みたい、浅見光彦シリーズは不滅。
ぼっちゃまもたまにはヤルじゃん
2011/06/29 16:26
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koo± - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々の浅見光彦。先日、作品の舞台である岩国市に大きな仕事を納めたので購読。このシリーズ、忘れた頃に読みたくなる。
なかなかの力作。安芸・宮島の厳島神社や岩国の錦帯橋といった瀬戸内の光景が詩情豊かに記されてある。旅情小説としては一級品。著者自身が浅見シリーズのトップ10に必ず入ると推すのも肯ける。
反面、ミステリとしては相変わらず微妙。義姉・和子に頼まれた些細な人探しから殺人事件へ、果ては政治家がらみの収賄へと発展するのだが、良くも悪くも二昔前の漫画チック。設定は壮大な部類だが、展開の行き当たりばったり感が否めない。元総理なども出てくるワリに政治・社会的な底も浅い。展開としてはスリリングでそれなりに読ませてくれたのだが。
旅情小説としての面白さとミステリとしての凡庸さ。もう潔くミステリの冠脱ぎ捨てればいいじゃんと思ったりもするのだが。そうは問屋が卸さないんだろうけど。
自作解説で断片的なシチュエーションだけ掲げて、後は成り行き任せに書き進めたと記されてある。表題の「箱庭」の意味合いやプロットの不明瞭さなど疑問に思う箇所が多々あるのはそのせいだろう。
ともあれ、なんだかんだとこの大風呂敷を破綻なく畳み上げてしまう豪腕には脱帽。流石はベストセラー作家、筆が安定してます。そして最大の見所は、光彦が警察庁刑事局長の兄・陽一郎に反抗するシーンかな。今回やたらと勇ましくてホレボレ。ぼっちゃまもたまにはヤルじゃん。
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