紙の本
リアルすぎる!
2019/05/01 19:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
デビュー作がこれか!とにかくきつい!しんどい!官能<エロという感じ。欲求と欲望のままに書いた感じがします。強烈のひと言につきますね。リアルすぎてドン引きまではいかないけど…まあ、そういうことです。
投稿元:
レビューを見る
京菓子をもう少し美味しそうに書いてほしかった。
なんだかんだ理屈を付けても変態の男の人の在り方が理解不能。
投稿元:
レビューを見る
2013,12,2再読了。
官能然としてるが、ソコに独特の香のようなモノが仕込まれているようで、ただの官能小説とは少々異なっている気がする。
五「散華」中盤から、秀建視点の記述部が入ってくる。ラストの美乃、松ヶ崎を表現するためにだとは思われるが、個人的には、あまりに唐突で…。
これを読んだ後には「英雄、色を好む」と言う言葉を噛みしめる。
政治的、経済的、技術的…etc、力ある者は往々にして、好色であり、フェチストである。
まだまだ、自分程度はただの助平レベルなんだろうな(苦笑)。
投稿元:
レビューを見る
うーん・・・期待した感じではなかったなぁ~。
いかにもな官能小説って読んだことないからよくわからないけど、リアリティの無さが結構笑えるww
期待した和菓子職人という設定とか、あんまり関係なかったような・・・(´ω`)
途中で読み疲れて、飽きて、買い物行っちゃったしw
結局、「花散らし」が一番すんなり読めたかもです。
もっとこう・・・のめり込んで、エロティシズムに浸れるような小説はないものですかねぇ。。。って、逆に、それは官能小説に求めるものではないのかもww
あ、表紙絵は好きです♪
投稿元:
レビューを見る
淫靡。いやらしい。コッテリの中にサッパリ感。大満足。
気鋭の若手和菓子職人の女性が、とある生徒の結婚をきっかけに過去に『仕込まれた』京都の一軒家で…から始まる主に三部作な官能小説。
濡れ場の描写も多いながら、どちらかというと精神的マゾヒズムを丁寧に描いていて、女性向けなイメージ。
中身自体はそこまでねちこくなく、サラッと読める。
また、和菓子、京都、格式…と言ったディテールで『エロスと言うより淫靡』な感じが伝わってくる。
そして全体に漂う団鬼六、Vシネリスペクト感に素直に共感できる。
ある意味『古き良きエロ』感なのかもしれない。
という事で古き良きエロ感に浸りたい夜にオススメ!
投稿元:
レビューを見る
藍川京の「華宴」を思わせる世界観。
ですが私はやっぱり乱交モノは苦手みたいで、最後の「花散らし」という秀建の話はそれなりに読めたので、秀建が主人公のスピンオフ作品「好色入道」も機会があれば読みたいと思います。
蛇足ですが「華宴」の方がまだ現実味がある感じがするし、性描写も様々で変化があり、和文化の交え方にも品があるように思いました。
投稿元:
レビューを見る
この作品が第一回団鬼六賞受賞なんですね、興味津々で読みはじめる。団鬼六っぽい、過激さや過剰さは花房観音の官能小説には不要、その辺りを書かせたらもっと上手な作家さんはいるのだから、
投稿元:
レビューを見る
第一回団鬼六賞大賞受賞作。官能小説を書いたことのない著者がひょんなことから賞を知り、書いて応募した作品が見事な受賞作となったのはまさしく運命だったのでしょう。受賞後、最期の闘病中の氏に何度も女体がかけていないといわれて修正したそうですが、女体を和菓子に例えるなど読んでいて身の置き所がないほどで、ヒグチユウコさんのイラストからは想像がつかないほど、しっかり官能小説で見事に女性や行為を描ききっています。その中にある女性の執着心や開き直り、そして形は違っても女性がみんな隠し持っているであろう強さを堪能しました。
投稿元:
レビューを見る
官能小説初めて読みます。
美乃の裸体を観察するおじ様たちの合いの手に笑ってしまう。書かれるのが乱交SMとか排泄物等の特殊性癖なのでいまいち入り込めなかったかも。
でも妙な説得力があって冷静に考えると突飛なシチュエーションなのにするりと読まされてしまう。最初の生娘から一気に落とされる精神的な描写が丁寧で艶感がすごくあった。しっとりねっとり。
投稿元:
レビューを見る
一気に読みました。文章は読みやすくてイイのですが、読み終わったらお腹いっぱいな感じです。団鬼六賞受賞作品と言う事で手に取りましたが、違う作品も読んでみたい。由芽のその後が気になります。
投稿元:
レビューを見る
和菓子と女体の対比やばい。でもやってる事はアブノーマルな感じでちょっと入ってこなかった。京都行きたくなった。
投稿元:
レビューを見る
和菓子教室を開く美乃は、生徒の由芽が結婚することに嫉妬し、由芽を連れてかつて自分を「仕込んだ」師を訪ねる。
京都の町家の一室で政治、経済、宗教など各界の重鎮たちが女を犯していく。夜な夜な開かれる怪しい会合が京都という舞台に合っている。
「おもろいわ、やっぱりこの京都っちゅう街は、おもろいわ――ばけもんみたいな人間がぎょうさんおって、昔も今もそういう妖怪じみた連中が、この街を、いや、この国を動かしとるんや」(p.215)
「どうせ人間は皆、死ねば地獄に行くんや。極楽など、あるわけがないやろ。いつか地獄に落ちるんなら、生きているうちに鬼になって、己の中の炎を滾らせてすべてを焼き尽くせばええやないか」(p.216)
匂いと院尿に興奮を覚える僧侶の秀建のキャラクターが際立っていて、その秀建の半生を描いた「花散らし」も併録。
投稿元:
レビューを見る
3.5 官能小説。こんな話は実在しないんだろうなと思う。女性が書いていると言うだけでエロい。映像がいかに短絡的なものであるかもわかる物語。
投稿元:
レビューを見る
僕の好きな作家である花房さんの本なので読みたいと思いながらも、結構きつい表現や行為がでてくるとレビューにあったので読まずにいた作品
しかし、友達に借りて、読むことになってしまった、、が
こりゃほんとに良かった
和菓子とおんなの味わいをうまくかけ合わせた表現は、本当に官能的であり、美しくもあった
あと、花房さんの小説よむと京都いくときになんかエロチックな気持ちを抱いてしまうようになるので要注意。
思いの外気持ち悪いと思う場所はなかったし、なによりも最後の団鬼六さんへの思いを綴った「あとがきにかえて」が本当に良かった。良かったしか表せないのはそれをうまく言葉で表現できないから
でも、こんな僕が素晴らしいと思った作品を団鬼六は、「女体が描けてない」という、、恐ろしきや団鬼六、、