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紙の本
日中戦争・太平洋戦争の前後を、東條周辺の動きをなぞりながら概観する
2021/03/22 09:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:y0a - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿片の話が延々出てくるわけではなく、東條がどのように政治の場に登場し、そして人生を終えていくか、流れを追った本、と言った方がよさそう。もちろん、満州で憲兵のトップとして実力を発揮していた頃の阿片の資金ルートやら、政治家になってからも、同じく阿片が相当の資金源であったことなど、しっかり書かれている。
ネタバレ、という程ではないと思うので書くが、阿片密売については東條個人の問題ではなく、関東軍と満州の行政府とが一体になった、組織的犯罪だったようだ。よくは知らないが、まだ根本的な解明が進んだとは言えない、歴史の暗部なのだろう。
戦争の前後を、東條周辺の動きをなぞりながら、太く歴史を概観するには良い本ではないか。彼を暗殺する計画(実行されなかった)の本気っぷりなど、面白かった。
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