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2016/04読了。櫻子さんに慣れたせいか、前作より違和感なく読めた。櫻子さんの優しさと意外な必死さが新鮮。2話目が切なくて好きだなあ。ところで、この2人はどうやって知りあったのかな。それはおいおい明らかになるのでしょうか。
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櫻子さん、美しいな…表紙を見ても思いますが、読んでも尚更思います。どれも少し悲しい物語。最後暴かなかった真実は優しさとかそういうんじゃなくて、櫻子さんの価値観というか生き方なのかな、と思わされました。人それぞれ愛情の表現や、感じ方はあって、最初2作は切なくて強く、最後はちょっと怖い…やや狂気。櫻子さんの家族のお話は次くらいに出てくるのでしょうか。楽しみに待とうと思います♪
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文庫書き下ろしでシリーズ第2作
例によって、異常に骨に執着する旧家の美しいお嬢様九条櫻子が、正太郎少年を伴って解剖学の知識で鮮やかに事件を解く物語
第1話「夏に眠る骨」は鍾乳洞近くの崖から転落した白骨死体を発見したが、それは正太郎の同級生の鴻上百合子の行方不明になっていた祖母だった。
第2話「あなたのおうちはどこですか」は未明に裸足で歩いていた幼女を正太郎が保護して自宅を突き止め、殺されていた母親を発見し仮死状態の赤ん坊を救出する。
第3話「」殺されてもいい人は薔子の実家で富豪の東藤家当主の90歳の誕生パーティの夜死んだがその死因を巡ってのひと騒動。
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第二骨は 血まみれの幼女救出
これが一番後味がいい話でした
育児放棄や虐待の疑いがあった母親ですが
最後は いい母親として頑張ったんですね
ほろりとしました
櫻子さんが 赤子の命を救うために
懸命に人工呼吸をするなど
子供好きな一面も見られます
ただ 何かトラウマがあるような
必死の救出でしたけど・・・
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旭川を舞台に、一風変わった骨好き標本士のリケ女と、彼女に憧れる高校生が織りなすミステリー。といっても、謎解きに主を置くのではなく、「人の死」により詳らかになる「生命」「生き様」を暴いていく作品。
短編3本。うち、前2本はアニメーション化され、老婆の夫への豊かな愛情を「絵」と「遺骨」と「風景」とで紐解くものと、貧しい母親の子供に対する愛憎の広い振れ幅を、母親の絶命時の姿勢と子供の傷跡から間接的に描写するものとの2本。
ラス1は未映像化。旭川のドン・ファンへの彼の正妻の憎悪が要となる作品。映像化は難しいか。
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櫻子さんシリーズ二冊目。アニメ化したのをきっかけに二冊目から読むという邪道を行ってしまった。 櫻子さんの趣味はとても素敵だと思っているので、作中で「変だ」とか「良い顔はされない」と書かれているとそうか…と少しさみしい思いをしてみたりした。 話としてはかなりライトなので、さくさく読めると思う。とても軽いので、骨とか自然物へ興味を持つきっかけになればと思った一冊。
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短編集。
「夏に眠る骨」感想
骨をこよなく愛する櫻子さんは、偶然見つけた骨はまるで自分へのプレゼントのように感じるらしい。
警察に連絡しようとする正太郎に、このまま放置してたまに見に来るだけにするからと、連絡を思いとどまるように言い出す始末。
もちろん、ごく普通の高校生である正太郎は聞く耳を持たない。
発見された骨は、正太郎と同じ高校に通う鴻上百合子の祖母のものだった。
残された家族は、自殺したと思われる祖母を思い気を病む。
祖母は何故、発見された場所に行ったのか?
その謎を解き、櫻子さんは祖母が何の目的でその場所へ行ったのかを突き止める。
態度や話し方は独特だけれど、実は優しい面をきちんと持っている櫻子さん。
アメリカの連続ドラマ「BONES」にも骨をこよなく愛する女性キャラクターが登場する。
彼女の場合は学術的に骨を愛しているわけで、櫻子さんとは少し違っているかもしれない。
「BONES」の主人公テンペランス・ブレナンは法人類学者で専門家だけれど、櫻子さんは素人である。
だが、素人とは言っても骨に関する知識は警察官などよりもずっと深い。
愛すべきキャラクターに仕上がっている櫻子さんのシリーズが、これからも楽しみだ。
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似てるなぁータレーランとものすごく。クールな女の人が淡々と解明していく下りとか、ちょっと情けない男がそばにいることだとか、舞台が京都と旭川なくらいで雰囲気だとかことの運びだとかものすごい類似してる小説です。
多分、謎解きはディナーのあとでもかなりの類似小説。
流行りなのかな?
読みやすいけど、忘れやすい、ま、疲れないけど何にも残らないような流れる内容で、そんでもってこの三作品はどれも似たりよったり。
ただ、この櫻子シリーズは舞台が旭川で、札幌にも出入りしたりするので地元感が出るのは読んでて楽しいかなー?
あ、知ってる!知ってる!みたいなね。
それ以外はまぁ、まぁ、似てる。
おんなじやつが書いてるのかな?と、思うほどに類似してます。連続で読んだら飽きそうな一冊でひた。
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テレビドラマ版が面白かったので、これは原作も読まないとね〜\( 'ω')/というわけで、櫻子さんの足下には死体が埋まっている です。ただし、間違って先に2作目を読んでしまうという/( 'ω')\何でや
ドラマから入った私は全て観月ありさとキスマイ藤ヶ谷くんに脳内変換されたので、小説読んだっていうかドラマを文字でもう一回読んだ〜って感じでした\( 'ω')/なんと軽い感想
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「櫻子さんの足下」シリーズの2作目。
今回は、「夏に眠る骨」、「あなたのおうちはどこですか」、「殺されてもいい人」の3編が収録されている。
相変わらずマイペースの櫻子さんと、正太郎クンのコンビ。
コンビといっても、個人的に、櫻子さんの相棒は、も少し大人のほうがよかったかなと思うのだが。
相棒として、櫻子さんに対するグチが多いんじゃないかと。
理解度が足りないんじゃないかしら…と。
そう思うのは、「夏に眠る骨」では、正太郎クンの同じ学校の女子、鴻上百合子の祖母の件で、百合子でさえ、櫻子さんを「優しい人」と表現するが、正太郎クンはその言葉に驚いている。
それに対し、百合子は「優しい言葉だけが、優しさじゃないと思う」と返す。
櫻子さんとちょっと触れ合っただけの百合子でも、分かることを…と思ってしまうのは意地悪だろうか。
このシリーズは、まだまだ続いているので、正太郎クンも成長していくはずだから、きっとその頃は、最強のコンビになっていることだろう。
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キャラクター重視のライトミステリーのような謳われ方をしているけれど、中に出てくる知識類は結構本格的で面白い。
こんなタイトルや表紙にせず、もう少し売り出し方を変えればいいのに。
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前作の「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」と比べ「骨」の登場が少なく、ミステリアスさに少々欠ける。
半分以上が薔子さんの家族の問題を描いた内容に終始しており「骨」とはほど遠い内容である。
従って櫻子さんの活躍も前作より少ない感じがして少々私としては内容的にお物足りなさを感じる一冊だった。
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山で見つけた白骨死体に、容疑者が次々と現れる未だ現役の九十歳の東藤家当主の誕生日パーティ後の死の真相と、くっきりとした櫻子と舘脇のキャラクターと各物語がしっとりと馴染んでいて心地好い。たどたどしく話す迷子のいいちゃんがリアルで可愛かった。懸命に赤ちゃんの蘇生処置をする櫻子が頼もしくて胸に迫った。
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北海道・旭川を舞台に骨マニアの偏屈美女・櫻子さんとグルメな食を愛する高校生・正太郎が遭遇する不思議な事件の数々を描いた異色ミステリの2冊目です。私は密かにいつも美食で正太郎をもてなしてくれる厳しいけど優しい「ばあやさん」が大好きですね。今回は老女の骨の話と迷子の幼女の話と日本のドンファン九十歳当主の死の話ですが著者は平凡なミステリで満足せずに毎回新鮮なサプライズを読者に届けてくれますね。櫻子さんは一見クールな冷たい女だけど一理ある鋭い独自の倫理感の持ち主ですので若い正太郎に大事な本質を学んで欲しいですね。
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久しぶりに櫻子さんシリーズを手に取ってみましたが、やっぱり面白いですね。
高校生なのにやたら精神年齢の高い正太郎くんと、かなり型破りな櫻子さんは見ていて微笑ましいです。
今回の三作は結構重い…というより、切ないお話が多めでした。
どのお話を読んでも分かることですが、やはり女性は強かですね。
すごくカッコいい。
櫻子さんの必死な様子、それでいて優しい様子も見れたため、お腹いっぱいです!