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重松さんらしい、どこにでもある日常生活の中からの物語。ちょっと切ない、ちょっと笑える、ちょっとほのぼの。
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人生は、楽じゃない。でも、みんな、それぞれの場所で、
精一杯生きてることが、大切なんだと思わせてくれる
短編集。中でも「砲丸ママ」の家族が、大好きです。
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11の短編集ではあるが、いずれも秀逸な作品。
その中でも「メグちゃん危機一髪」「石の女」という2編が気になった。
「メグちゃん危機一髪」は、40歳を過ぎ同期入社の2人のどちらかがリストラ出向となるという話。
そんな事情をよそに、目黒川に出現したアザラシの「メグちゃん」が登場。(当然、多摩川のタマちゃんがモデル)
サラリーマンの悲哀さと、メグちゃん人気で川べりに集まる人間の集団心理のノー天気さの比較がリアリティがある。
「石の女」は結婚16年の41歳の夫婦の物語。この夫婦には子供はいない。
しかし女性友達についた嘘がキッカケとなり、子供がいるという芝居を打つことになるのだ。
実は我が家も結婚して7年目にしてようやく長男が生まれたが、それまでは不妊に悩んだことがある。
カミサンも自分には子供ができないのか・・と真剣に考え、専門医にも通っていた。
世の中には色々な夫婦の形があり、それは「子供がいる・いない」には関係ない。
この物語の夫婦も、この嘘の芝居が契機となり、また絆が深くなっていく・・。
いずれも人生の機微を上手に描いた作品であり、★4つというところ。
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人生は一度きり。
だから、たくさんの人生を読もう。
あー、重松清だなぁ。って納得の11のお話。
どうしよーもないような、まいっちゃうよっていうような
そんなことばっかりなのかな、誰の人生も。
わたしだけじゃなくて、みんなうまくいかないことばかりなんだ。
それでも、ささやかな喜びで笑顔になって、
少しの方向転換で前を向けるようになって、
そうやって、とまどいながらもなんとか
頑張っているんだなぁ。なんて。
重松清の作品を読むといつもいつも、
どうしようもないことが当たり前で、
だからこそ小さな幸せを大いに幸せだとかみしめるのが
凄く大切なんだって、気付かされる。
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芋臭くて最後まで読んでられない
言葉がわざとらしいし、安易なお涙頂戴には怖気が走る
疾走とかナイフとか、もっとひりひりした痛みのある作品のが好き
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どこにでもいる平凡なある人物の、人生の一部を抜粋して物語っている。
数人の人生が取り上げられている。
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読みやすい短編集。
人間性が出ている本。
人生に迷いがあった時、いろんな人生があると気持ちが軽くなる気がしました。
たまに街を歩いていて、この人たちはみんな何をしていて、何を思っているのだろう?
と疑問に思うことがありますが、その一部を垣間見たような感じがします。
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重松さん短編集。
重松さんの作品で初めて少年少女が主人公じゃないものをみたかも。
こういう「昔は少年だった大人」のストーリーのほうが好きかもって思いました。
全部が全部ではないけど、ちゃんと登場人物に歴史が感じられるのは好きだなあ。
今度もっと少年少女っぽくないものも読んで見ます。
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重松清はクオリティが高い。
青酸カリで自殺しようとした女の子の話がよかったな。
でも、全部★5つをつけられるほど、読みたいと思える内容じゃなかった。
飛ばし読みもいくつか・・・
それも短編集のいいところかな・・・
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今回は単純な短編集。
一番よかったのは,表題作の「みぞれ」。
この人の作品でいつもいいなと思うのは,なぜか厳しい父とその子どもとの物語が多い気がする。
例に漏れず,「みぞれ」もそういう感じの内容。
非常に短い小説で,ある人が実家で過ごしたほんの束の間の時間を描写しただけのものなのだが,その内容のほとんどは,主人公の回想で占められていたように思う。その分,とても濃い内容にはなっていたのだと思うけれど。
ところで,重松さんの物語は,なぜか主人公の父親は厳しくて古風な人が多いけれども,一方で,主人公や主人公の同年代の父親たちは,とても優しいおとうさんが多いように思うのである。
僕自身の父親は決して厳しかった訳でもないし,今も生きてはいるけれど,父からの影響はやっぱり大きかったなぁと最近よく思うのである。
それゆえか,なぜか父と子を描く物語は,非常に心打たれてしまうのである。
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前に読んだ話の方が好きだったかな。
話の設定が独特すぎて、、。
夫婦愛とか、
人生前向いて生きてこうとか、
そういうメッセージを感じる作品でした。
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■重松清さんの全作品を感想文にしてブログで挑戦中です。
重松清ファン必見!
http://wwjdkan01.blog68.fc2.com/
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出版社 角川書店
出版年月 2008年7月
あなたに似た人が、ここにいる―。
幼なじみの少女が自殺未遂、戸惑いながら「死」と向き合う高校1年生の少年。
結婚7年目、セッカチな夫に最近うんざりしてきた妻。
子供がいないとつい言えなくて、一芝居うつ羽目に陥った夫婦。
どちらかがリストラされる岐路に立たされた40歳の同期社員。
晩年を迎えた父に、複雑な思いを抱く43歳の息子…。ひたむきな人生を、暖かなまなざしでとらえた11の物語。文庫オリジナル短編集。
十代、二十代、三十代、四十代・・・
いくつになっても人はその時々で、何かを抱え、苦悩する。
年と共にその「何か」は複雑化していく。
十代の自分、二十代の自分、三十代、四十代になった時の自分、
過去・現在・未来のことを考えるきっかけを与えてくれた一冊です。
じわーっと心が温かくなり、泣けてきます。
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ところどころに「日曜日の夕刊」に出ていた登場人物が出てきているのが、私には嬉しいサービスだった。「日曜日の夕刊」は私が初めて読んだ重松さんの作品であり、思い入れがあるからだ。
今回も、相変わらず心がほっこりする話を書いてくれた。
私は特に「石の女」と「望郷波止場」が好きだった。
少し涙が滲んで、心があったかくなり、あぁ私もこの世界でまた生きるんだと思わせてくれる作品だった。
1. 拝啓ノストラダムス様
2. 正義感モバイル
3. 砲丸ママ
4. 電光せっかち
5. 遅霜おりた朝
6. 石の女
7. メグちゃん危機一髪
8. へなちょこ立志篇
9. 望郷波止場
10. ひとしずく
11. みぞれ
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それぞれの話に納得・同感できる部分があって、涙もする一冊でした。短編集って深く入り込めなくて好きじゃないんだけど、じっくり深く読めました。重松清は家族愛・友情のプロだと思います。
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古本屋で見つけた本。
いろんな人の日常が描かれている。
石の女で描かれていた女性がかわいそうだった。