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上巻が星5つ、下巻が星4つというのは、『フロスト』は毎度夢中になって読み始めるが、フロスト警部を追っかけているうちに、こちらもへとへとになるから。フロストほどじゃないけど、睡眠時間も削られるし。下品な悪態もくせになりそう。『フロスト』シリーズあと2冊・・・最後は『フロスト中毒』というのはいかがでしょう。
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もう最高! ただただ面白い!
1995年に原書が出版されて去年翻訳されるまで15年ほど。残り2シリーズはいったいいつになることやら…。でも訳は芹澤恵さんでないと! 外国小説は登場人物が覚え切れない,感情移入が難しい,ジョークが面白くない,とか、最初読んだ小説のおかげで妙な偏見のある私ですが、この人の訳のおかげですんなり読み進めることができたし、さらに面白さ倍増になったんじゃないかと勝手に思っています。私が何年も待ち続けることができる小説の一つです
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いやぁ、面白かったー。上下巻読むのにどんどん加速されて、昨日から雑事の合間をぬうように、ちまちま読んでいたのが、今日は最後にかけてもう一気読み。読んで、満足です! しかし、何とこの後の2作はまだ翻訳されていないんだった・・・芹澤恵(訳者)さん、お願いします、創元社さん、待っています!! 原作読めって? フロスト警部の妙味は、私のしょぼい英語力より、日本語で堪能したいです。警部の直感のひらめきを翻弄する込み入った事件の数々、保身・名誉第一の俗物上司マレットに酷くたたかれ、いつにもまして迷惑な警部代行キャシディが加わり、原作タイトルどおり“ハード”な状況。しかし、その悪口雑言は衰えを知らず、実は、よわきものに心やさしく、物事の本質を失わない、不器用なまでに稀有なその人、フロスト警部の魅力も満載。それにしても、「フロスト“気質(かたぎ)”」とは流石な邦題ですよねぇ。。。そうだ、アンソロジーにもう1作あるのを読もうっと。
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少年誘拐事件を追うフロスト警部。相変わらずのマイペース。でも、確実に事件を解決する。心優しき警部に思わず共感。
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ハロウィーンの時期、デントンでは、子ども受難の事件が起こる〜7歳の少年の死体が発見され、8歳の少年が行方不明に。
誘拐犯からの連絡で必死の捜査が続くが、豪雨の中の捜索も無駄足に。
一方、狂言かと思われた少女誘拐の結末は…?
いやみな上司もたくみに交わし、同僚とはいつの間にか仲よくやっているフロスト警部に満足な読後感。
作者が亡くなったのは惜しまれます。
シリーズ第4弾。1996年の作品。2008年7月発行。
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久々に読むフロストは全然変わってません。
下品で適当で気まぐれなヒューマンです。
おそらく唯一他の刑事よりぬきんでている点である「人を見る目」だけに頼って
計画性ゼロの行き当たりばったり捜査。
もう、カテゴリをミステリから海外小説に変えたろかと思うほどの
非名探偵ぶりなんですが、後半に入ればいつものように、無関係そうだった小さな事件、事件ともいえぬほどの出来事が、
ちびちび解決して全体像ができあがります。
ピクロスみたいな感じ。この感じはやっぱりミステリかな。
キャシディはうざいですが、空回りの張り切り嬢ちゃんはちょっと憎めなくてかわいい。
これ英語で読んだらいっぱい英語の悪口覚えられるんやろな〜
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たまーにしか出ないフロスト。でも絶対におもしろいので裏切られないフロスト。TVドラマのできも相当いいですが、小説版はやっぱり最高です。
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長い長いフロストシリーズ。 上巻だけで結構なボリュームでくたびれると思いきや、読者を引き寄せる展開をここそことちりばめているのでちゃんとついて行ける所がこのシリーズの不思議なところ。
上巻の後半部分から、小さな事件が次々と解決して行き、メインとなる少年誘拐犯へはまだ道のりが有るように見せて、意外なところから意外な事件が解決。
犯人は相当の策士。 フロスト得意の直感が良い処を突いていそうで、いまひとつ解決に繋がらない。行けるっ!と思って取組んだがいつもスカ。 スカったらすかさず、嫌味な警察署長が現れ、お説教を食らうというベタな展開なるも面白い言い訳で逃れてしまうのがフロストらしいところ。
最後にやっと犯人を追い詰め、解決を見たとき、何だか同じ苦労をした同僚みたいな気分で、フロストを称えてしまう。 キャラクター作りがしっかりしているだけあって、身近に感じてしまう不思議な小説である。
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上下巻ということで、前作まで以上に事件が錯綜している。
児童誘拐&殺人事件を皮切りに、次々に舞い込んで来る事件やら事故やら。
泥棒の数ヶ月前の死体、宝飾類盗難事件、誘拐、暴行、身代金の強奪などなど……よくもまあこれだけ事件が起こるもんだ。
それに加えて過去の事件の話までが絡んでくる。
関係者たちも一筋縄ではいかない人たちばかりだし、デントン署の面々も、今回初登場の人たちを含めても相変わらずのノリ。
もちろんフロスト警部もいつもどおり下品でセクハラなんだけど、今回はなんとなく下に愛され、子どもを想ういい感じの人になったかな。
まあ、基本は変わってないけど。
下巻の終盤、残り150ページくらいからの怒涛の展開はすさまじく、ページを繰る手が止まらなかった。
玉突きのように事件が解決(もしくはなかったことに)されていく様は圧巻でした。
それでもかっこいいわけじゃないのがフロスト警部だし、ニヤッとさせてくれるのがフロスト警部。
最後まで、「らしい」展開だった。
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09/3 ★★★★ 推理はずしまくりの名刑事フロストの第四弾。
残りページが少なくなっていくのが惜しいと思うほど面白い
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8月18日読了。解決への糸口も見えなかった複数の事件が詰まり物が取れたかのように流れ出す、後半の爽快感はこのシリーズならでは、だ、が、上下巻だけあり解決まで引っ張る引っ張る。フロストの直感と馬力頼みの捜査はいつにも増してフラフラするが、ハマればこの味がたまらない。フロスト指示の下、ほとんど寝ずにドブさらいなどの荒仕事を黙々と(いや、冗談交じりで)こなすメンバーの信頼感がさりげなく熱い。キャシディとの確執への落着のつけ方は少々後味が悪いが、マレットの使い方でその分チャラにしていいかな。萩原浩の後書きによると、著者の死により当シリーズは後2冊を残すのみとか・・・。残念だが。
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次々と事件が発生し、後に本流に統合されていくという展開が面白い。
但し、若干時代背景が古く、現在では考えにくい展開もあり、古典的な
内容だと思います。
刑事コロンボ的な主人公に愛着がわく作品。
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毎日忙しく、せめて通勤電車では何もかも忘れたい…それには「フロスト」!と選ぶ。人がじゃんじゃん殺されちゃうところが、星がひとつ減る理由(だが殺人事件がないと物語がなりたたない。当たり前だ)。あいかわらず行き当たりばったりで、身勝手なフロスト…でもこの身勝手さが、実は羨ましかったりする。そんな素振りは絶対に見せない、そこに美学すら感じるほど、だが、実は比類なき人情家のフロスト。ああ、今回も満足満足。
それにしても訳者の力量が見事。下手な訳者に当たっていたら、魅力は半減どころではなかったはず。ブラボー。
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待ってましたフロスト警部!!! シリーズ第4弾。
下品で下ネタ好きでだらしなくて、絶対に一緒に働きたくないタイプ。
でも仲間を大切にするし、頭が超キレる。同時発生するいくつもの事件を悩みながら解決していく。
このしっかりとしたストーリー構成。第4弾でも衰えず。素晴らしい
今作ではフロストの悩みがかいま見られてちょっと切なかった。
著者は高齢で、既に亡くなっているそうなので、未訳のものはあと2冊のみだそう。とても残念。
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行方不明者を発見できない中で、新たな未成年者の死体が発見される。さらに、行方不明者を探している時にまた死体を発見する。
次から次へとおこる事件にフロスト刑事の気分も落ち込んでいく。
でも、いくつもの事件がゆっくりと一つになって解決していく。
次の作品も楽しみです