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背景、世界観が好き。それを押し付けられているのに、すんなりと適応している自分に吃驚。流石。ただ、もっと長くてもいいから、もっと読みたかった。
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恩田的SFサスペンス・スペクタクルの下巻。
登場人物がお互いにぶつかりながら、ある一点に集合するサスペンス的展開は面白かったです。
ラストのスペクタクル的展開とエンディングは恩田さんにしても収拾がつかなかったように感じられました。
いっそのことみんな「ソク」になれば、オチとしてはきれいだと思います。
恩田さんの超能力物は「常野物語」のようなお話の方が好きですので、この作品の「おじいさん」にツル先生が少しかぶりました。
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下巻を何とか読了。読書ペース落ちたなぁ…。
そして何というか、恩田さんらしからぬオチのつけ方な気がした。
一杯広げた個性豊かなキャラクター達の退場のさせ方といい、最後の結末といい、何だからしくないような?
みつきといい勇司と言い、最後どこに行ってしまったのでしょう?きちんと出てはいなかったと思うが。。
気に入りのキャラクターだっただけに残念。
そして何よりもやっぱり最後の結末。…そんな結び?正直、この結末にはかなりがっかりです。
そんなわけで、初めて恩田さんにこんな低評価をつける。
恩田さんだからというだけで星3つとかやってましたが、何ていうか、あがっかり感半端なかったので…。
あたしが何か期待しすぎたのかなぁ、恩田さんもどんどん変わっていくのだろうから、昔のスタイルにこだわらずに、それについていけってこと?
難しい。。
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恩田陸っぽい話
ネクロポリスみたいな感じかな
途鎖で起こる在色者達の戦闘、みたいな笑
恩田陸大好きだけど、オチの曖昧さというか
錯乱状態で終わる感じどうにかしてほしいなあ
私の頭が悪いから理解できないだけかもしれないけど
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上巻を読み終えた感想は「これは『新世界より』に対抗するエンタテイメント作品だ!」だったのですが、いかんせん、連載作品だったために広げた風呂敷がきちんと畳めなかったのかな? と。
描き下ろし作品であれば、二倍の厚さになったのではないかと。
終盤の絶壁を転がり落ちる勢い展開は一回読んだだけでは文字を追うのがやっと、読み直してやっと理解。
最近の恩田陸作品は終盤尻すぼみな感じの作品が多くて、ちょっとがっかりな感じはありましたが、なかなか読み応えのある作品でした。
(個人的に「夢違」、「禁じられた楽園」に近い作品だったなあと)
あ、結局研究資料とか、風塵が気づいたこと、実邦の能力とかわからずじまいでしたね。
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あぁ、惜しい、惜しいよ……!!
せめてあともう一冊、いや、もう100ページあれば。
流石に今回は大風呂敷を広げた感がありましたね。
まだ解決していない、真相が分からないままのものがいくつかあって。
終盤まで大変面白く読んでいただけに、本当に惜しいです。
ファンタジーというよりは、軽くホラーな展開でした。
能力者達による、血で血を洗う凄まじい殺戮。鳥肌が立ちました。
特に鹿ボールとか、人間ボールとかね(汗)
屋島風塵が好きでしたね~。
こんなとんでもないご老体がいたら、「師匠!」と呼びたくなるかも(笑)
恩田さん、どこかで続き書いてくれないかなぁ…
あの二人のその後だけでも良いんです。あ~不完全燃焼!
でも世界観が最高に面白かった。。。
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そっか、そう来るのか、と最後まで流れが読めない!
ネタバレ・・・になる気がしますので、どうぞそのおつもりで。
恩田さんの「仏」に対する解釈が面白い、というか、コワい。
あぁ、でもわかるなぁ、慈悲の象徴のような御仏だけど、大きな力を感じるだけにそこには話の通じない何かがあるのでは?と、うん、思ったりもするよね。
むっとする血の臭いがずっとつきまとっていて、恩田さん、タフだなぁ、と・・・。
こんなに人が死ぬ話は勘弁してほしい、と思いながらも、面白かったよねぇ~~と言えたりするのが自分でも不思議です。
ちょっと今はそれしか感想としてまとまらない。
これは時間を置いて、もう一度読まないと、ですね。
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なるほど思いがけない結末。
しかし実邦の気は済んだかもしれないが、私の気が済まない
だってー、なんで子供の意識が黒塚だけにとんできたのか??
風塵先生が二人だけを連れて行った理由は??
それと、長年こもっていた先生がやっと動き出したのに、望んでいた解決方法がこれだったのか??
それとも、こーゆー事は深く考えてはいけないって事なのか???
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図書館にて。
それぞれのキャラクターが際立っていて楽しめた。
でも、ラストがあれか…納得いかない…。
あの残忍な葛城を助けるのか?
男を見る目なさすぎ、実邦。
タミさんが好きだったのでちょっと悔しい。
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途中の盛り上がり方はなかなかよかったんだけど、オチの付け方がこれじゃあ物足りないなぁ。造語の解説も最後までなかったし。小松左京の長編を読み終わったときと同種の徒労を感じました。
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ラストに向けてかなり盛り上がっていたところに、残りページの少なさに不安を感じつつ読了。あれ?終わり?あの人は?あの話は?物語は結末を迎えたがなんともスッキリしないというか…まぁ、これもひとつの物語ということで納得させましたとさ。
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終盤いっきに失速。
あれだけ力のある者たちがひとつの場所を目指して集まった結果がこれかあという、裏切られた感がありました。
もう少し実邦なり誰かひとりでも力とやらを見せつけてからあの展開でもよかったのでは?
まあこれが恩田さんの面白さと言われればそれまでですが。
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下巻の装丁がきれいすぎる、何度も本を閉じて眺めてしまう。
水晶に憑りつかれる男の子の気持ちもなんとなく分かるなぁ。
ものすごい能力者が一点を目指して進んでいきあいまみえた時
一体どうなってしまうのかハラハラしながら読んだが、
ちょっと肩透かし気味だったかな、最近の恩田さんの本は
ラストがいまいちでもったいない感じもするが、
この山の不気味さ、殺人描写のエグさはやはり凄みがあり
十分楽しめたし、怖かった。
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雰囲気とキャラはかっこいいんだが、意外とまとまっていない印象。オチもよくわからなかった。前半の実邦と葛城晃とのバトルも、私怨はともかくとして、潜入捜査であるということを明かせば不要だったのではないかと思うのだが。いや、単に自分が話を理解できていないのかもしれん。
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えええ~~~!!そこで終わり~!?
で、結局あの人はどうなったの?あの姿は何だったの??
先生が連れて行った人達はどこに行ったの?
教えてくれ~。
またしても恩田先生にやられてしまった。
謎だらけ。
でも、良いんです!!(カビラ風)
恩田先生だから良いんです!!
引っ張って引っ張って・・・、唐突に終わる。
これで良いんです!
もう私は多くを望みません。だって恩田作品だもの。
直木賞なんて取れなくったって良いんです!頭ガチガチの審査員に評価されなくたって良いんです!(←しつこい?)
内容について少々。
特殊能力を持った在色者と呼ばれる人たちが、日本とはまた別の途鎖国の山奥に潜むソクをそれぞれの思惑で打倒しようとするお話。
手に汗握る密入国シーン、血なまぐさい決闘シーン、はたまた空を飛んだり天井からぶら下がったり超人的なシーンも盛りだくさん。
これがただのSFではなく恩田ワールドならではの何ともいい難い不思議な雰囲気で包みこまれ、ページをめくる手が止まらない。
間違いなく面白い。
でも正統派ミステリーが好きですっきりと伏線を回収してほしい人には不向きかな。
答えを提示しないのは慣れてるけど、この作品に関しては是非続編を書いてほしいな~。無理だろうな~。