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乙一のこれをミステリーというのは抵抗があるが、まあ読み物としては面白い。
毎度毎度同じトリックなのに、引っ掛けられるのが悔しいけど。
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本格ミステリ大賞受賞作品ですな。「夜の章」が前編で「僕の章」が後編という流れのようで。またまたやられちゃいました。まんまと「読み」を外されてしまいましたわ。ミステリ〜☆
この本のあとがきを読んでいてふと思ったけども、気が付けばワシは、サイト開設から既に110冊もの読書感想文を書いていて(中には書いていないのもあるけど)、小学生の頃の読書感想文なんて超適当に、それこそ「あらすじ書き写し」などの定番技を駆使してヒーヒー言いながら文字数を埋めて提出していたのが思い出された。
短文で簡潔に書くのであれば、やってみて大した苦労ではない。読書感想文は、短くてもいいから、沢山の本を読む。そのうち少しずつ、いい本に出会って、もっと思ったことを書きたい、とか、もっとこの気持ちを緻密に表したい、とか、技巧にこだわらず、とにかく伝えたい、みたいに自発的な感情から長文が生まれ、表現力が高まっていけば、それは素晴らしいことであるな、なんて空想してみたり。
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マンガ版GOTHを読んでから原作にも興味を持って買ってみました.
小説だと絵がないので, 現在の一人称が誰なのかわかりづらく, でもそういうのもこの小説の醍醐味かと.
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下巻?
まぁ、下巻ですよね。
「夜の章」でも書きましたが、主人公の冷たさ。けど、それに反して今度はヒロイン(?)ってか「夜」の天然なカンヂと言いますか、可愛らしさがどんどん見えてきました。
その対称なカンヂが良いです。
乙一の世界には、いろいろな殺人が不気味とも取れる理由で行われてますねぇ。
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乙一さんの作品の中でもかなり好きな作品です。GOTHはこっちの「僕の章」の方が面白いなと思いました。最後は見事にはめられましたし(笑)。登場人物も魅力的ですよね。乙一さんファンなら絶対読んどけ!な作品でございます。
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こちらが後編なのに先に読んでしまった。
でもどちらを先に読んでも支障はなかったです。
「声」は、頭が混乱しました。作者にまんまと騙されたってことですね。
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いやぁ、サイコミステリはオモロイやねぇ。
言葉の端々から滲むダークサイドな雰囲気は、読んでると徐々に自分の周りを見えなくさせる。
あまりにも現実からかけ離れると、客観視して読んでしまうのでそういう現象に襲われることはないのだが、この「GOTH」くらいの非日常っぷりは心地よく現実に影響を与えるやね。
何かとサイコな部分が印象的な乙一だと思うのだが、本格ミステリ大賞を受賞したということで、この作品はミステリとしても結構面白い。
どちらかというと、物語に読者が入り込んで、登場人物たちと一緒に考えるという感じではなく、叙述トリックが多用されているところが、ホラーやサイコな感覚を感じさせる所以だろう。
あとがきを読んでいて思ったのだけど、この作者、自主映画を作ったりしているところから考えるに、文章も確かに映画っぽい演出をしている事に気が付く。
場面と登場人物の心情を上手く混ぜての描写に、こっそりとフラグを混ぜ込んだり。
短編集であるこの作品ではあるけれど、主要人物は1冊を通してほぼ(?)一緒であるので、短編シリーズといった方が良いのかな?
どの作品も面白い短編集ってのは、実は少ないんだよね…。
その中のひとつにこの作品は数えて差し支えないね。
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GOTHの後編。リストカット事件が入ってます。
最後の「声」は1回目意味がわからなかったけど2回目でわかりました(読解力無さすぎ)
あとがきが面白いですよね
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私は「僕」という響きに何処となく純粋さや弱さを感じていました。それは決して間違っているとはいえないのでしょうが、少なくともこの作品の「僕」にはそういったものは感じられませんでした。この作品では主人公の名前が出てきません(漫画では出てきましたが/本作品と漫画版は話が多少異なっています)。そこがこの作品の良いところのひとつだと思います。「僕」という一人称の使い方がとても巧いです。森野との関わり合いにも注目
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実を言うと、これは一冊の本で読みました。面白く、そして切ない。そして、奇妙な恐怖を残す作品だと思います。
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GOTHの2章目作品。う〜ん、私は難しい作品は苦手ですね。でも最後はえぇー!!って感じでびっくしました。乙一は最後に何かがぜったいある。
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甘く見てました……。
一年以上前に友人から「絶対あなたの好みだから」と薦められた乙一。
食わず嫌い癖のある上に、天邪鬼な僕は「なんか薄っぺらそう」という印象を拭えず、読まずじまいでした。
たまたま先日、ブックオフで見つけたので気まぐれで購入したんですが……めちゃくちゃ面白れぇ〜!
超ツボ! 超好み!
人の薦めには乗っておいた方が良いと、改めて思いました。
『GOTH』は主人公である「僕」とヒロイン「森野夜」を中心に繰り広げられる、何とも言えない空虚な世界観と、物悲しい雰囲気を醸し出す短編が6作まとめられた、短編集という体裁を取っています。
全作品で主要人物が統一されているため、全体でひとつの物語を形成しているとも言えます。
とにかく序盤の「僕」の心理描写が素晴らしいですね。
冷酷で、かなりズレた価値観を持つ「僕」の異常さを、さも当たり前のように記述することによって生み出される、何とも言えない不気味さが凄く良い味を出してます。
特に、最初の章『暗黒系』での、
僕は彼女が殺される姿を思いながら眠りについた
的な記述が非常に衝撃的でした。
『犬』のミスリードも見事。
まんまとしてやられました。最後まで読み終わった後、正直鳥肌が立ちました……。
が、『犬』のミスリードがあまりにも出来が良く、インパクトがあったせいで「この作者はミスリードを狙っている」という意識を持って、後の作品を読んでしまったせいで、それ以降の章でのミスリードは、非常に警戒してしまいました。
おかげで、ミスリードにひっかかって「えー!? そっちだったの!?」的な楽しさがなくなってしまってちょっと残念。
もっと華麗に騙して欲しかった、というのが正直な感想です。
『記憶』も『リストカット』も『土』も『声』も、まんまと騙されていたら凄く楽しかっただろうなぁ……。
何だか損した気分です。
何だかんだ言って最終的には「正義の味方」な役回りに立つ「僕」の立ち位置や、序盤は非常に妖しく危険な雰囲気を持っていた「夜」が次第に単なる萌えキャラ化していくところとかが、ある意味「甘い」というような印象を与えるものの、とにかく全体として、非常に暗いというか鬱というか救いがないというか、そんな空気を漂わせている作品の中で、そう言った「甘さ」が、清涼剤的な役割を果たしていて、これはこれでアリだなぁ、と思いました。
他の乙一氏の作品も読んでみようかな、という気になりました。
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242ページという薄さなのに、とても読み応えがあって、1冊読むのに珍しく3日も掛かってしまった。
前編で張られてた伏線が活かされているから、「あーこれあそこで書いてあったわ」なんて思って読んでると、また思い込みにやられてしまったり、んもう乙一さん素敵過ぎます。
前編より温かさが感じられて、乙一さんらしい気がする。
読んでて鳥肌が立ったのは、腹の調子が悪かっただけじゃないと思う。。。
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『夜の章』を読み終わった後、すぐに『僕の章』を買いました。
なかなかグロイ話なんだけど切なかったりして、ただグロイだけではないから読めた。
ただ、読んでいるとその光景や臭いまで漂ってきそうなので、食事中は避けてください。
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夜の章もそうだけど
これ友人の推薦というかなんというか
まぁ最近読んだって言ってたから読んでみた。
普段あんま読書なんてしないけど
十二国記以来によみふけってしもうたw
といっても、友人のネタバレがなければ
頭の悪い俺には・・・orz