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久々の自前積読本、BOOKOFFで105円で色々狩って来た本の一部。男が悲劇の主人公となる6編の短編集。朝起きた、朝読で読み終えた。書かれた1995年当時の悪女?で、女性が怖くなる「女性不信」に陥るの帯が付いてるが、現在では古くなってしまったなぁ・・・
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はじめて読んだ小池真理子さんの作品。
そして貧弱な私の読書経験のなかで最も私を震え上がらせた一冊。
早く続きが読みたくてたまらない、でも夜は怖くて本を開くことさえできない。
そのため通勤電車の中や、お昼休みに読み進めました。
現実がこうだとは信じたくありませんが、女の怖さを垣間見た気がします。
無知な私はタイトルからエロスを感じたのですが、開いてみると日常に潜み膨らむ殺意をリアルに読者に思い描かせる文章です。
タイトルで私を誘っておいて、内容で震え上がらせた小池さんは私にとっての魔女ですね。笑
また女性の怖さを知ると同時に、男性として殺意を抱く主人公にも共感してしまったので
私の中にもこうした悪意の種があるのだと知りおののいています。
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さすが有名な短編集だけあり、とても楽しめた。
てか、女のってこわ。。
どれもおもしろかったけど、転落と妻の女友達の女は特に怖かった!
男が思うほど女って弱くないし計算高くてずる賢いし自己中。
男喰いの女、は、結局全部妄想で結果的に旦那を殺してしまうけど、思い込みで突っ走る感じも、あぁ女だなぁ。と。
さすがです。
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「女は怖い」がテーマの短編集。スタンダードな悪女もの、ユーモラスなもの、驚きの展開があるものなど、それぞれの話がどれも個性的でしかも全て面白かった!会話にキレがあるのも魅力。大満足。
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小池真理子さんの妻の女友達
波風のない人生を送る夫婦の前に、突然現れた妻の女友達。女流評論家として活躍する彼女の登場が、いつしか平穏な家庭を破滅に追い込む――推理作家協会賞受賞。
菩薩のような女、転落、男喰いの女、妻の女友達、間違った死に場所、セフィニ-終幕-、の短編6作収録。うわああああああ面白い!久しぶりにイヤミス系読んだ(嫌なミステリー)やっぱこういうの好きだなー普通のミステリーじゃ物足りない、女の怖さ…男と女の価値観の差…意外すぎる結末…。どんな嫌な展開になるのwwってニヤけながら読めた。ちなみに本屋でジャケ買い。発行日が1995年で自分が生まれる前の作品とは思えない…。
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さくっと読めます。
集中しちゃえば、数時間で読み終わる方もいるかもしれません。
今作は、短編集です。
《妻の女友達》
《泣かない女》
《悪者は誰?》
《鍵老人》
の4作からなります。
どの短編も短編?って思ってしまうほど内容が濃い。なおかつ、どれも読後感…ゾクッとします。
読んでいて先が気になりましたw
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どの話も面白かった!
まさに、女の方が男よりも一枚上手だということを思い知らされるような話ばかりだった。
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・菩薩のような女
・転落
・男喰いの女
・妻の女友達
・間違った死に場所
・セ・フィニ 終焉
過度の保身・欲から殺意を抱く経緯、破滅して行く男たちの描写は素晴らしい。ただ、内容が暗くて陰険で、読んでいて楽しくないので、もういいやって感じになる。
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サスペンス短編集
本格的な推理物とはまた違う、
心理的な描写が多いなと感じた
悪女達のお話。
中には違うものもあるけど、女はやはり強いんだなって思わされる
全ての話が女性が最終的に「勝利」している、と解説に書いてあってあー!確かに!ってなりました
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誰か、たぶん奥様のおすすめで手に取った本。25年前だからなのか、全体的に古くさい感じで、悪いけれど、こんな本を読んでる場合じゃない! って本を久しぶりに読んだ。
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3.7
→短編集でサクサク読めました。どの話もゾクッとする女の恐さがあり、面白かったです。
個人的には『転落 』と『 間違った死に場所』が印象に残りました。
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タイトルに惹かれ購入した、サスペンス短編集。タイトルから連想する痴情のもつれから収拾がつかなくなっていく系?と思えば、そうではない。若干ではあるが芦沢ミステリー感もあり(イヤミス?)しかしながら、どこかしら品を感じるのは作家の持つ文才が成せる技か?どの話もサラッと読め面白いが、まぁ普通。
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およそ四半世紀振りの再読。
以前よく小池真理子氏の作品は読んでいて、久々に楽しく読み進め痛快な読後感でした。
やはり、ちょっと今の時代には古いかな⁇と感じる描写はありました。
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全体のペース配分を上手く調整してゲームを作っていく先発完投型のピッチャーが長編小説の書き手とするならば、ショートイニングで自分の持ち味を最大限に活かし、チームを勝利へと導くクローザーは短編小説の書き手に例えられるかもしれず、前者と後者とでは、心構えや準備に始まって様々な部分で結構な違いがあるはずだ。そう考えると、数々の優れた長編を手掛ける一方で、短編の名手とも謳われる小池真理子は誠に稀有な才能を有す作家と言っていいのかもしれない
表題作「妻の女友達」は89年に日本推理作家協会賞(短編部門)を受けたもので、エッセイストとして文壇にデビューした著者が、謂わば作家として評価された初めての小説。一見すると何の問題もなさそうな夫婦間に潜む、男の勝手な思い込みと女のしたたかさがシニカルに描かかれる。何となくだが、熟年離婚へ至るケースはこれと似ているような気がしないでもない(ただし、この短編における主人公たちはまだ若い)
個人的に気に入ったのは、傲慢な男との愛人関係に不満を抱く女の取った行動が意外な方向へと進む「間違った死に場所」だ。短い物語のなかで複数の伏線が回収される展開が見事で、ストーリーテリングの巧みさが光る
本書に収められた六編には、いずれも小池真理子の筆致に初々しさが窺え、現在の彼女の作品とは少し異なる趣が感じられた