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大好き
2021/10/11 13:54
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投稿者:くまさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編がいくつかのっています。特に菩薩のような女が最高です。悪女系の物語が大好きなので、読むたびにスカッとします。
ひゃー
2021/10/10 19:37
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
女の怖さに震え上がってしまう短編集。いわゆるヒトコワ系に近いミステリーかな。心理描写も細やかだし、小池さんさすがです。
女の怖さ
2016/03/31 14:15
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投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作は推理作家協会賞受賞作。
女性の怖さをひしひしと感じる話ばかりでした。
「女をなめてかかっちゃいけないわ。」
そう思いました。
歪みの罠
2004/11/22 15:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしのきタール - この投稿者のレビュー一覧を見る
「もしもあの時あの場所へ行かなければ」
「なぜその瞬間それを選んだのか」
今まで読んだ小池作品の長編の中に、そんな意味の言葉が
多く使われていたという印象がある。
繰り返される日常の中、事件や事故が起きる時というのは、実際
少しばかりのタイミングのずれや些細な誤解が原因のように
思われることが多いから、どうしてもつい
「もしもあの時」と後悔に胸かきむしったり、
「なぜあの時」と複雑な思いに頭を抱えることになったりする。
だが、もしかするとそんな現実世界に起きる「ずれ」や「ひずみ」よりも
もっと些細で取るに足らないようなことから恐るべき事件や事故を
引き起こし、人を破滅させていくのが小池サスペンスなのかもしれない。
そう思うほどに、この本に収められた6編の中におこる出来事がいつ
我が身のすぐ傍にやってくるものかわからないという恐怖をもたらす。
「妻の女友達」では、日常の営みの中で起きた小さな「ずれ」から
気づかないうちに忍び寄ってきた破滅の時や、原因も思いつかないほど
なのにいつのまにか心に潜んでいた「ひずみ」から起こしてしまう
悲劇的な結末が、それがあまりにも「日常」に沿っていてしかも
その心理描写が的確であるために、わくわくしながら読みつつも
まるで自分が体験したかのような気分になって、リアルに怖くなる。
本人ですら底の見えないような、幾重にも織りこまれた複雑怪奇な
女性の心理を描けば文句なしに面白い小池真理子の本領発揮の
一冊だといえると思います。
女はホントにコワイ
2004/07/04 18:11
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投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集「妻の女友達」小池真理子です。(1)菩薩のような女(2)転落(3)男喰いの女(4)妻の女友達(5)間違った死に場所(6)セ.フィニー 終幕、の6篇が収録されています。どれもが女性の心に潜む悪意の行方を描いています。男性作家が想像や思い込みで書くのと違って女流作家が描いた世界なのだから女性心理はこの通りなのだろうな。…コワイ。(^_^;)
まあ、悪さ比べをすれば、男女とも同じようなものだと思うし、性別で比較をする事もないのだろう。その質に置いても最近の現実社会を見れば、看護婦仲間による連続亭主殺しや男性顔負けの事件や母性本能は何処へと当たり前にまかり通る幼児虐待など枚挙にいとまがない程に同等にありますからね。陰湿そうなイメージがあるように見えても男性だって陰湿はあるし、ホントに違いを探す方が難しくなって来ているのかも知れませんね。まあ、それでも男性から見れば未だに女性には優しさや従順さなどのイメージは消えていませんから、小説で女性心理を目の当たりにするとやはり「コワイ」になってしまいます。マリア様は遠くになりにけり…だ。