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みんなのレビュー210件

みんなの評価4.1

評価内訳

206 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

生き生き生きて、死に死に死んで。

2011/08/25 10:39

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語は1950年代の山陰地方、地元の名家赤朽葉家が舞台となって始まる。読み口は何ともおどろおどろしく、世界観も独特な物を感じる。登場人物の様相や奇妙な名前や一種異様な描写から、少々オカルトチックな物を感じてしまうが、それは決してコケ脅しの世界で終始せず、重厚な物語展開と作者の類まれなる筆致ががっちりと支えている。あえて言うなら文豪と言われた作家の作品に感覚が似ているだろうか。例えば芥川龍之介の「鼻」や「羅生門」を彷彿とさせないでもない。そこに独特の世界観やSF的なエッセンスを加えてあると表現したら、この作品のテイストを想像頂けるであろうか。
紅緑村という名の村落に、一人の少女が置き去りにされる。浅黒い肌をしたその少女は「辺境の人」と呼ばれる、山奥に住む人々に置き去りにされたらしい。良心的な夫婦に引き取られたその少女は万葉と名付けられ成長し、やがて村一番の名家、赤朽葉家に嫁ぐことになるのだが。そこで生まれる命、出会う命別れる命。そして去りゆく命、消える命。たくさんの命の物語が展開される。どの命も大変な存在感を持ち輝いて、そしてロウソクの火がふと消えるように、消えて行ってしまう。でもそこから立ち上る白い煙がまた後の世界に影響を及ぼし、命の物語は過去から近代、現代へと親子3代の物語へ連綿と続いていくのだ。そして物語終盤には、悲しいひとごろしのエピソードが、展開される。
非常に読みごたえがあり、最近出会っていなかった感じの文体・物語に読書心をリフレッシュさせられた。本好き物語好きには堪らない一冊ではなかろうか。でも少々読み手を選ぶかもしれない。中学生が「夏休みに読む一冊」にはちょっとオススメ出来ないけれど、どんな本好きもうなずく、力作である事は間違いないと思います。

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2010/10/01 15:07

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2010/10/17 20:35

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2010/10/26 04:44

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