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事実に基づいたフィクション、という帯に惹かれて衝動買い。しかしなかなか面白かった。
東京大空襲を日本政府は事前に知っていた、山本五十六はアメリカに亡命しようとしていた、真珠湾攻撃はアメリカが事前に知っていたのは知られているが、そのことすらも日本は知っていた、そして最後はなんとチンギスハーンが源義経だった話。これはニヤリとさせられた。清国の清は清和源氏からきている、とか。
この人への興味がわいてきた。次は国境の雪を読んでみよう。
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太平洋戦争にまつわる謎を独自の切り口で検証したノンフィクション。どこまで信用できるかは個人の判断。ただ想像としては面白かった。一番印象に残るのは、山本五十六がアメリカへ亡命するつもりだったということ。ホントならおもしろい。
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太平洋戦争およびノモンハン事件にまつわる史実から意外な真実をあぶり出そうとする作品。すでに人口に膾炙した感もある異説や荒唐無稽と思える部分もあるが、ドキュメンタリー的記述から浮かび上がるそれぞれのエピソードが興味深い。
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太平洋戦争の史実の裏に想像力を掻き立てるものがこれだけあるなんて、、、。最後に義経が出てきたときには OH!だった。作者の取材力と筆力そしてイマジネーションに敬服する。
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事実に基づくフィクションとのことだが、異聞だけあってどこまで信じていいか解らないけど大胆な話ばかりで
興味深く読み進めることができた。
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初読みかと思っていたら『チャイナ・インベイジョン』の著者だった。どうりで史実を踏まえた展開が面白い! そして、それぞれの話題に妙な説得力がある。特に東京大空襲や真珠湾攻撃の真相が本書のとおりだとすると、背筋が寒くなる。史観が変わること請け合いである。「鬼の棲む山」は沖縄住民や下士官の反抗もなく守備隊長の暴虐が止まらない流れがただただ悲しかった。異聞ノモンハン事件の最後のオチ、チンギス・ハーンの墓が日ソ双方にとっての奪還ポイントというのは……(^^;
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この物語は事実に基づいたフィクションである。
そんなまさかな展開に。異聞というに正しく。
ただ、こうももしかして?と思わさせられてしまうと。
太平洋戦争についてはもちろんだが、久米島事件の章は戦争が引き起こす惨劇、人間を狂人にさせる恐ろしさが静かに描かれ、少々読むのが辛かったな。
ノンフィクションノベル。本当に。
先日も春の叙勲が発表されたが、東京大空襲、広島長崎の原爆投下を指揮し、五十万人ともいわれる日本市民を大量虐殺したカーチス・ルメイ将軍に勲一等旭日章大綬章が授与されている...
戦争についての知識が乏しく、改めて知って行くと眺める景色が変わってくるな。
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『下村事件 最後の証言』にあったように、「偽情報とは、まずいずれの情報も必要以上にリアルであること、しかも、一定の"事実"の中に、巧妙に"嘘"をまぎれ込ませる」「プロパガンダの典型的な手法として、決定的な真実の中に、嘘をまぎれ込ませる」って地でいった小説でした。面白かった。